今回のコラムでは、「ビジネスで結果を出す人の共通点」を最近すごく感じているのでそれを書きます。
結論から言うと、波に乗れる人が最強だよね、という話です。
ビジネスを初めて間もない人や、あるいは何か未知のジャンルに挑戦する人は結構みんな「能力の有無」を気にします。ひょっとしたら皆さんも、同じような感覚を経験したことがあるかもしれません。自分はそんなスキルないし…みたいな感情ですね。
でも実際には、能力が高いかどうかは結果にはそんな関係しません。
そんなことよりも素直さであったり、変化への対応力、あるいは速さなんかが絶対的に重要になるんですよね。
それを象徴するような出来事でいうと、お笑い芸人の千鳥っているじゃないですか。
知っている方もいるかもですが千鳥は結成前、ノブが普通に就職したらしいんです。大悟も気を遣って、ノブをお笑いの世界に強引には誘わなかったそうです。
でもあるとき、ノブは大悟と一緒に大阪へ遊びに行ったんだとか。そのときたまたま大悟のナンパが成功して、女の子と朝まで遊べたそうなんですね。
ノブはその日がめっちゃ楽しくて、こんな夢のある世界が!?と衝撃で、その足で地元に戻って会社に辞表を出したそうなんです…!「こんな世界があるならワシも大阪にいきてえ!いくんじゃ!」と、めっちゃ単純な動機でお笑いの世界に足を踏み入れたそうです。
ちなみにナンパ成功は完全なるラッキーパンチで、この日以来、実際に大阪に出てから女の子とオールすることはなかったらしいです(笑)
まさに変化へのスピードというか、アホなくらいの単純な行動ですよね。当時の時点でノブにツッコミの能力があったかどうかは、結果とはまったく関係ないことがわかります。
これはビジネスでも同じようなことが言えると思っていて、たとえば今ってちょうど「新年」という波に乗れるタイミングじゃないですか。
そのときにスッと「よし、今年はやるか」とリスタートを切れる人もいれば、なんだかんだ腰が重かったり去年の失敗をひきずって行動がスタートしない人も普通にいるわけです。
その微差が3ヶ月後、桜が咲く頃には大差になっていくわけですが、果たしてここに「能力」「スペック」は、そこまで関係しているでしょうか?
実際には大して関係なくて、走り出すまでのスピードだったり転んだときいかに早く立ち上がれるか?の方がよほど重要な要素であることは間違いありません。
まあ、ノブほど単純に動けるかというと微妙ではありますけど(笑)成功している人って、チャンスが転がってきたときにスッとその波に乗っていけるセンスに長けているものです。
ということで、もし仮に「自分は能力がそこまで高くない」と思うタイミングがあったとしたら、「大して関係ないことである」と位置づけてあげてください。
それよりも、素直に素早く動くことやラフに方向転換できる柔軟性が大きな武器になるよ!という話でした。