朝起きて自身の事務所で仕事をすることが当たり前のようになってきた個人事業主5年生ですが、振り返ってみると個人でビジネスを始めた動機ってものすごくシンプルだったように思います。
「仕事がつまらないまま30歳になりたくない」と強く想ったこと。言ってみれば、僕が頑張れた理由なんてそんなものだったなと。
仕事がつまらないということはすなわち退屈な人生を意味すると思ったし、それは自分が10代の頃に描いた30歳とはあまりにもかけ離れていました。
たぶん同じように感じている20代も多いと思うので、仕事に対する「つまらない」を消して楽しい人生を歩き出した道のりを赤裸々に書いていきたいと思います。
思い描いてた30歳の理想像
バリバリ仕事をしている
高校生くらいのときでしょうか。10代の頃に漠然と思い浮かべていた「30歳になった自分」はバリバリ仕事をしていて、いわゆる「デキる男」だったように思います。
働き盛りの時期に「うち(会社)のエースは俺だ!」と言わんばかりの勢いで、毎日があっという間に過ぎていくような。
いつかドラマで見た俳優の小栗旬さんがロールモデルになっていた当時の自分は、なんて無垢で幸せなヤツだったんだろう。
経済的に余裕がある
もちろん今を生きる(はずの)30歳の自分は、経済的にも豊かでした。
高級スーツに身を包んでアウディーに乗って出勤する。笑えるくらいベタではありますが、その程度の想像力しかなかったことも何となく可愛げがあるというか。
でもその頃も今も、理想像に「余裕」というキーワードが出てくるのは変わりません。
余裕がない大人はたくさん見てきたし、何なら自分もそこに片足突っ込んでることを自覚していたからこその感情だと思う。
好きな人に囲まれている
振り返るとこれが一番現実的には難しかったんじゃないかと思うのですが、理想の自分は好きな人に囲まれて毎日を送っていました。
何かを押し付けられるのではなく自発的に各々の仕事を進めて、互いに尊敬の念を持って世の中に評価されるような仕事をして…。
まあ、理想を描くだけならタダなので許していただきたいです。「いやいや、どんだけ?」と思われてもいい。
でも年の離れたカッコイイ従兄弟の影響なのかドラマに魅せられたからなのか、よくわからないけれど当時の僕は確かに「30歳」に憧れを抱いていました。
だからこそ現実との差に絶望したんだと思います。
一生実現しないであろうことを、一応そう理解しているくせに頭のどこかで期待している自分が、なんとも情けなくて哀れんだことを記憶しています。
仕事がつまらない30歳になるのが恐かった
描いた30歳とのギャップに落胆していた27歳の僕は、まもなく訪れるそのときが恐くて仕方がありませんでした。
思い返してみると、いろんな感情が交錯していたような気がします。
ダサいと思われるんじゃないか
自分が憧れを抱くような生き方をしている人が実在している一方で、まったくと言っていいほど想像上の30歳とかけ離れている自分。
「10代の子たちが見たときにどう思うんだろう?」
「自分はどう映るんだろう?」
ということを考え込んでしまったときもありました。
別に特定の「誰か」がいたわけでもないけれど、たぶん「当時の自分」という架空の人物が頭の中にずっと存在していたのだと思います。
高校生の自分がこのまま30歳になった自分を見たときにどう思うんだろう、とか。
あるいは「仕事楽しい?」と近所の子どもに聞かれたときに間髪入れず「つまらないよ」と答えるのってどうなんだろう、とか。
「ダサい大人」のレッテルを貼られるのはどうしても嫌だったんですよね。一銭にもならないれど、そんなちっぽけなプライドは持っていて良かったと思う。
ダサいと思っちゃうんじゃないか
周囲の人たちから「ダサイ大人」だと思われたくないのと同時に、自分自身がそんな30歳を受け入れられないような気もしていました。というか、こっちの感情の方が圧倒的に強かったかもしれません。
毎朝ため息をつきながら出勤して、8時間もつまらないと思いながら仕事をこなすって…。
しかも仮にこれがハタチくらいのときだったらまだ楽観的に考えられたと思うんですよ。あと10年もあるしどうにかなるだろう~!と。
だけどいわゆる「アラサー」と呼ばれる20代後半ではすべてがリアルすぎたんですよね。このまま行けば間違いなく絶望が待っているわけで、今まで決して遊び惚けて生きてきたわけでもないのにそんな仕打ちってありますか?
自分のことをダサイと思うような生き方をしていて「幸せ」とか「充実」とかあるはずがないし、「ダサイ」の定義は人それぞれだろうけど僕にとって仕事がつまらない大人はそれにドンピシャ当てはまってた。
目の前に見えている30歳は恐かったです、普通に。
イキイキした人生にならないんじゃないか
周りに一人はいないでしょうか。仕事なんて割り切ってやりゃあいんだよ!と言う人。
善し悪しは別として、こういう考え方ができる人が僕はすごく羨ましかったんですよね。人生の大半の時間を捧げる「仕事」というものに対して、そこまで逞しい思考で立ち向かうことが僕はできなかった。
今も考え方は変わらないのですが、仕事がつまらない人生をイキイキと過ごせる気がどうしてもしないんです。
毎日何かしら憂鬱な気分になる
週に5回は会社に行く
そのために電車に揺られる
日々の生活と密接に関係している「仕事」というものを人生と切り離して考えることは自分には出来なくて。
実際にアパレル販売員時代を思い返すと単に割り切って趣味を楽しんでいる人もいたし、これはもう性格的な面もあるでしょう。
ただ仕事を重く考える自分としては、つまらないことがこの先も毎日襲ってくる未来を想像すると本当に息が詰まる想いでした。
同じような気持ちを抱いている大半の30代が、この気持ちに蓋をしていると知ったのはもう少しあとの話だった。
仕事から「つまらない」を消した3STEP
仕事がつまらないまま大台を迎えることに恐れを抱いた、当時の僕と同じような想いがあるとしたら、絶対にそのままにしないことをオススメします。
後悔の念に駆られても遅いし、僕にとっては分岐点が30歳だっただけで、極論、年齢とかあまり関係ないとも思います。25歳でも35歳でもいい。
「仕事=つまらない」という世に蔓延る公式を打ち破った3つのステップをお伝えしますので、ぜひこれからの参考にしてみてください。
自分次第をキーワードにした
まず第一に考えてみていただきたいのが「なぜ仕事がつまらないのか?」ということです。
結論から言うと僕は「やってもやらなくても一緒」というような風潮が嫌で嫌で、それに対して理不尽だといつも感じていました。いくら個人売上を頑張っても気楽にやってるその他大勢と一緒なんてありえないぞ、と。
これは営業職の方なんかも同じような想いを抱いたことが絶対にあるはずです。
だからすべてが自分に返ってくる個人でのビジネスがハマったんですね。月収30万円を達成したら、そのまま30万円が自分の収入になるって凄い…!これほどやる気が出るものはありませんでした。
仮に「今の仕事がつまらないから転職だ!」と動いたとしても結局は同じような理不尽にぶち当たっていたでしょうし、会社を辞める辞めないに関わらず「自分次第のビジネス」を持つことはマジで効果が大きいと思います。
仕事がつまらなくなってしまった人も、最初は頑張ってみたものの報われずに闇落ちした人がきっとたくさんいるはずなので。
お金を軸に考えた
仕事が楽しいと言うと一般的には
「やりがい」
「好きなこと」
などリア充的な精神面にフォーカスされがちですが僕は違いました。
というのも「お金」を優先してビジネスを始めた結果、収入が増える喜びと共に仕事=人生が楽しくなっていったんですね。
これ、大半の人は逆を言うと思います。楽しいことをやるから収入もついてくるんだ!と。
そんな考え方も真理だとは思う一方で、仮にめちゃくちゃ楽しい仕事をしていたとしても、経済的な悩みが解消されなかったら普通に辛いことを僕は経験しています。楽しいだけでいいならアパレルも辞めなかったし、そんな簡単じゃない。
だから「楽しそう」とかは二の次で「お金になること」で物販ビジネスを選んだのですけど、大正解だったと思っています。
「稼げる」の後に「楽しい」が付いてくる選択肢もあって良いぞ…!
嬉しいことを増やした
最後は単純に「喜べる瞬間」を増やしたこと。
上司に褒められるとかクライアントに感謝されるとか、自分の頑張りが時間やお金として還元されるとか。こういった瞬間がもっと多くなれば、仕事がつまらないなんて感じる人は激減するんじゃないかとも感じます。
上司こそいないものの個人ビジネスではいわゆる「お客様の声」もダイレクトに受け取れるわけで、なんというか「ありがとう」の破壊力って最強だなと思うわけですよ。感謝してもらえる仕事がつまらない理由がないというか。
また、ビジネスをスタートするときって言わばド素人が新しいことを始めるわけですから、はっきり言って最初は何も出来ません。普段どれだけイキがっていても笑えるくらいに無力です。
だからこそ、出来ることが増える度に喜びも付いてきてくれますし、自分の成長を直に感じることが出来るって単純に嬉しいんですよね。
これは親しい起業家仲間たちもよく口にしていて本当にその通りだと思うのですけど、仕事がつまらないと感じていたときって「去年と比べて自分は何が出来るようになった?」という問いに明確なものが持てませんでした。
思うに「つまらない」というひと言にも色んな要素で構成されていて、その1つである、成長していない自分に対する「不安」によって常に自分が追い込まれていたのだなと。
今まではつまらなくなる道しか知らなかったんだなと、真剣に思います。
最後に
仕事がつまらないと感じている人は少なくないと思うのですが、ぶっちゃけそのままでも生きてはいけると思います。実際に僕も、当時もしビジネスを始めなかったとしても命まで奪われるわけではありませんでした。
だからこそ思うのですけど、僕たちはただ呼吸をするために生きているわけじゃないんですよね。
自分を責めたり後悔したりしながら、なにかを諦めて本音に蓋をしている。それを「人生」と呼ぶのだとしたらあまりに寂しすぎると思います。
自信や充実感・生きがいのようなものは仕事から得られる側面も大きいですし、「仕事」が「つまらない」という感情と「=」で結ばれるのが当たり前のような古い常識の中で生きなくたっていい。
退屈そうに過ごしている今を「あの頃」といえるような未来を、自分の手でつくっていきましょう。
月収15万円⇒月収500万円
僕は現在、物販ビジネスで起業したのち法人も設立して「仕事が楽しくて仕方がない…!」という数年前では考えられなかったような毎日を送っています。
会社に雇われなくなり、月収500万円という世界も経験しました。
この生き方を掴めたのは「最速で稼げる物販ノウハウにより副業収入で本業を余裕で超せた」からです。
「人生を変える」なんて1ミリも信じたことがなかったけど、30歳を目の前にしてスキルも人脈もゼロの状態からの起業は実際に可能でした。
よかったらぜひ、プロフィールをご覧になってみてくださいね!
こちらです。