働き方改革

ビジネスをしよう。マジメに頑張る奴が報われないのはおかしい。


起業してからというもの、クライアントはもちろん、元同僚や学生時代の友人たちからも仕事の相談を受ける機会が増えました。

率先してサボってるわけでもなく、むしろ周りの人よりは頑張っているはず。それなのに一向に満たされていない現実を耳にしたとき、いつも思います。

「マジメに頑張る奴が報われないのはおかしい」と。

ただ世の中を嘆いているだけなのもおかしいから、頑張ってる人に何か届けばと思い、筆を進めていこうと思います。

マジメに頑張る奴が報われないのはおかしい。

ビジネスをしよう。

極論この記事でお伝えしたいのは、この9文字でしかありません。

27歳のとき個人で始めたビジネスをきっかけに人生が明るくなったことがその理由ですが、20数年の間まったく頑張ってこなかったかというとそんなことはなくて。

野球部で甲子園を目指したときもアパレル販売員として百貨店で働いたときも、割とまじめに頑張ってきた方だと思います。朝練は欠かさず行ったし、合コンがあるからと花金を早退したこともありません。

とはいえ「頑張った」って極めて主観性が強いので人並程度にやってきたんだろうな、くらいに思っていただけたら有難いのですけど、「おかしい」と強く感じたのは販売員のときでした。

外資系ブランドへの転職に成功した僕はやる気に満ち溢れて接客に従事していたのですが、ひと月くらい経った頃でしょうか。薄々気付いていた周囲との温度感の差を、如実に体感するようになりました。

例を1つ挙げると、他のスタッフは全然「接客しない」んですよね。

それでも常に館内トップ3には入る人気ブランドだったので「何もしなくても売れる」状況だったのは確かなのですが、面接の際に「御社のホスピタリティーを学びたく!」とか言っていたアレはなんだったんだろう?と。

いやいや、まずバイタリティーでしょう!なんて会話ができるわけもなく、でも「みんなやらないから」を理由にして自分の基準を落とすのも負けた感じがするから嫌で。

「とりあえず1年は頑張る」と決めてやり切った自分は褒めてやりたいですが、迎えた年1回のアプレイザル(評価)では見事に他のスタッフと横並びの結果に終わります。

これには元々そんなに強くない僕のメンタルは、完膚なきまでに叩きのめされました。

「頑張る」ことの尊さを、僕はもう一生語れないような気分になりました。

報われないにも程がある

結果的にそんな出来事がきっかけで副業を探し始めたわけで、皮肉ではなくマジで200%感謝しています。大手の外資でしか経験できないこともたくさんありました。

ただこれって「アパレルだから」とか「外資だから」とか、そんなレベルの話ではないと思うんですよね。

コミュニティーメンバーのYくんも、誰もが羨むであろう大手商社から独立することを決めましたが、その理由は「このままだと自分(個性)が死んでしまうから」でしたし。

日本有数の企業に勤めていた僕の起業家仲間たちが「このままでは人生を頑張れなくなる気がした」と話している光景はもはや珍しくありません。

加えて、こんな事例もあります。

先日うちの仕事を手伝ってくれているスタッフのSくんとジンギスカンを食べに行ったのですが、なんと会社から解雇されたと。

絶品の焼肉を頬張っているときになんちゅう話をしてるんだ?というのは半分冗談として、その理由がなんと「セクハラ」だったんですよ。こんな身近でも本当にあるのか!?と衝撃でした。

しかもよくよく聞いてみると、部下の女性スタッフがSの昇進に嫉妬して新しく入った女子社員に証言させたそうです。

「どこから通ってるの?」という一見普通の会話がセクハラとして成り立つことに疑問を覚えましたが、事実として起きているのでそういうことなんでしょう。

少しだけ補足すると、Sはウチでもたまにミスるし出木杉君タイプの優等生ではありません。でもお願いしたことは真面目にしっかりやってくれるし、彼がいると事務所が明るくなるような、ひと言でいうと「いいヤツ」なんですよね。

職場でも頑張っていただろうに、報われないにも程があると思いました。

もちろん、しんみりするのは柄じゃないのでハイボール片手に笑い飛ばしてきましたけど。

ぶっちゃけ、どうしようもない

こんな感じで、頑張ってる奴が報われない場面というのはそれぞれ形は違えど、あらゆる職場において往々にして起こり得るものなのだと思います。

理不尽が横行していたり、自分への評価が満足のいくものじゃなかったり。報われないエピソードを集めたらキリがないほどに溢れるでしょうが、ぶっちゃけこれはもう仕方ないんじゃないかと。

会社の体制や社風、上司の在り方なんて僕らがどう出来るものでもないし、規模が大きくなればなるほどそれは難しくなります。

仮に僕が社員を採用するとして、僕は多分『キングダム』が好きじゃない人とは仲良くなれないから、そんなフィルターをかけて社員を雇用することは可能です。

でも、そんなのは大手企業では現実的じゃないですよね。

だから会社や上司にエネルギーを費やすのは得策じゃないと個人的には思います。

頑張る奴を笑う空気に負けるな

とはいえ、会社をいきなり辞められる状況じゃないかもしれないし、辞める必要がないかもしれません。

僕は起業してすごく今が楽しいから、雇われない生き方もいいぞ!と伝えたい気持ちは当然ありますが、言ってしまえば別に会社を辞めるか否かはどっちでも良くて、あとから考えたっていいと思います。

ただ、報われない「(過去に)頑張った奴」が多くなると空気が淀んで、「頑張る奴が笑われる」現象がよく起こります。これだけは気を付けてください。負けないでください。

というか、真に受けなくていいです。

僕ががむしゃらに接客してるのを見て「今日も張り切ってるねー」と小ばかにした笑みを浮かべていた先輩スタッフも、多分頑張ったんですよね。そして報われなかった。

だから諦めたのだと思います。心が折れたのだと思います。

そうやって「頑張ること」がコスパの悪い行為に思えて視界が濁る人はたくさんいるし、事実として僕もそうでした。

1年目で心が折れた僕は、そのあと入社してきた後輩スタッフが頑張る姿を見て何となく嫌な気持ちになりました。過去の自分を見ているようでイライラしたことだってあります。

『スラムダンク』の名シーンの1つである三井寿のバスケ部復帰にしても、「本当はやりたいこと」に素直になれずに三井は暴動を起こしましたよね。

本気で生きる人を妬むことで情熱を失った自分を正当化するしかなかったわけですが、「ほんとは頑張りたい人」ってめっちゃ多いと思うんですよ。

だから笑ってくる人たちに合わせて「頑張らない」を選択する必要はまったくありません。「かっこ良くて羨ましいだけ」ですから。

ビジネスをしよう。

長々と書いてきましたが最初にも述べた通り、この記事でお伝えしたいのは「ビジネスをしよう。」です。それ以上でも以下でもありません。

上記では「頑張る奴を笑う風潮」について書きましたが、これも会社で上手くやっていくためというより「個人でビジネスをすると必ず出てくるから」の意味合いが強いです。たくさん嫉妬されてください。

ではなぜ個人でのビジネスをおすすめするかというと、単刀直入に「頑張った奴が報われるから」です。

上司の評価や会社の業績は関係ないし、無論セクハラが原因で解雇されることもありません。

ちなみにSのエピソードをこれほどネタっぽく語れるのもここに起因していて、そもそも彼は今、副業で20万円ほどの収益があるんですよね。僕の仕事を手伝いながらノウハウを盗んで自分で実践するという天才的な動きを見せています。

おそらく今回の件も会社に抗議したら違う結果になったのでしょうが、きっと彼の中には「そこまで言われるならいいや」との想いもあったのだと思います。

副業収入がなかったら、自分でビジネスをしてなかったら。

ダメージは別物になっていたはずですし、その後の就職でも足元を見られたかもしれません。こういった心配がなく「辞める」選択ができたのは単純にいいなと思いました。

10回はラーメンを奢ってもらおうと思います。

先ほどもお伝えした通り、会社で自分の頑張りが報われるか否かはハッキリ言ってわかりません。

ひたすら褒めてくれる上司の言葉で「報われてる」と感じられたら素敵なことですが、そんな崇高な思考はなかった僕は待遇でわかりやすく実感したかったし、報われないと嘆く裏側には「お金」が絡んでいることがほとんどです。

だからこそ、かけた時間や労力がお金になってダイレクトに返ってくる個人のビジネスをしよう。

頑張る自分を潰さないために、報われる場所をつくってあげてください。