ヤフオクを利用していると不当評価を受けた人が少なくないのが現状ですが、削除の方法がないわけではないのでそれも含め、落ち着いて適切な対応をしたいところです。
実際にヤフオクでのトラブルには不当評価に関するものも多く、「非常に悪い」の評価が増えてくると売上に響いてくることも考えられるため、削除の方法とその対策はあらかじめ知っておくべきですよね。
アカウントを守るためには必要なことですので、いざというときのために報復なども想定して記事にしていきたいと思います。
ヤフオクの不当評価とは
不当評価を受ける理由
ヤフオクで不当評価と呼ばれるものは基本的に報復であることがほとんどです。
いわゆる「仕返し」的な行為だと思って頂けるとわかりやすいでしょうか?
実際に不当評価を受けるケースとして一番多いのが、購入者から取引連絡がないなど連絡がとれない場面。
この際「落札者都合での削除」を行った場合に落札者の方には自動的に「非常に悪い」の評価が付くわけですが、その自動評価に対して不満を感じた落札者が出品者へ悪い評価をつけるという流れです。
一度も連絡が来ていないにも関わらず、どういうこと?と、煮え切らない想いを抱えることは否定しませんが、基本的に不当評価はこのパターンがほとんどです。
報復評価をつける側の思考
上記のように不当評価は、システム上の都合で自動的についてしまう悪い評価に対する報復評価の場合が多いのですが、なぜそんなことになってしまうのか?
報復評価をつける人の視点で考えてみると、「大事にしていたアカウントなのに!」など被害者意識が強いのでしょうね…。
こちらも過度なマイルールを押し付けているなら考えなければいけませんが、落ち度がない場合には当然、防ぎたいものであることは間違いありません。
次からはそんな不当評価がついてしまった場合の対応方法について書いていきます。
不当評価を防ぐ落札者削除の事前準備
削除の前に落札者に警告をする
落札者と連絡が取れない場合、本来はあちらに責任があるようなケースでも、いきなり落札者の削除を行ってしまうのは避けましょう。
販売の機会損失になるため、すぐに再出品したい気持ちもあるのですが、相対的に考えると後々トラブルになる方が面倒です。
なのでまずは不当評価を防止するために、取引ナビと連絡掲示板の両方で警告のメッセージを送りましょう。
取引ナビだけでは不当評価を受けた場合に運営側で削除をしてもらえない可能性が高くなるため、連絡掲示板にもメッセージを残すことをおすすめします。
掲示板であれば当人同士でなくとも内容の確認ができますので、しっかり対応している証拠を残すためにも必ず掲示板でも連絡すると良いですね。
落札者都合でのキャンセル方法
取引ナビ・連絡掲示板で警告を送っても返信がない場合には、落札者都合でのキャンセルを行いましょう。
手順は次の通りで、非常に簡単に済ませることができます。
手順1、ヤフオクにログインし、マイ・オークションの「出品終了分」を表示します。
手順2 落札されたオークションの一覧から、削除したいオークションの商品名をクリックします。
手順3 「落札者一覧」に落札者のYahoo! JAPAN IDが表示されていることを確認します。
削除したい落札者の「落札者を削除する理由」で、「落札者都合」を選択します。
補欠落札者がいる場合は「削除後補欠を繰り上げる」のチェックボックスが表示されますので、繰り上げをしない場合はチェックを外します。
補欠落札者が落札する場合、落札価格は補欠落札者の最高入札額になります。
手順4[削除]ボタンを押します。確認ページが表示されるので、内容を確認します。
「この落札者をブラックリストに登録する」にチェックを入れると、削除と同時に、当該落札者と「その同一人物が使っていると推測されるYahoo! JAPAN ID」をブラックリストに登録できます。
いたずらなどは避けたいので、僕は落札者都合で削除したユーザーはブラックリストに登録しています。
手順5 [落札者を削除する]ボタンを押します。落札者が削除され、「取り消された落札者一覧」に削除した落札者が表示されます。
落札者都合の削除が完了すると落札手数料は請求されなくなり、相手には自動で「非常に悪い」の評価がつきます。
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ヤフオク不当評価を削除する方法
落札者へ変更を依頼
肝心の不当評価の削除方法ですが、まず、ヤフオクの評価はあとから変更することが可能です。
変更前の評価やコメントは履歴として残るものの総合評価には最新の評価が反映しますので、まずはダメ元で変更依頼をしてみましょう。
その取引限りでアカウントを捨てている新規ユーザーのような場合は連絡がない可能性も高いですが、継続して利用しているアカウントであれば話し合いで解決できるケースもあります。
入札トラブル申告制度から削除を依頼
とはいえ実際のところ、報復評価をしてくる落札者は話が通じない場合も多いため、返信がない場合はこちらの「入札トラブル申告制度」を利用しましょう。
入札トラブル申告制度
申告手順は下記の通りです。
手順1 いたずら入札トラブル申告制度のサイトに入る。
まずは申告を行うために下記のページに進んでください。
手順2 規約を確認し、「いたずら入札申告制度を利用します」をクリックします。
手順3 内容を確認し、「次へ」をクリックします。
手順4 必要事項を入力し、「次へ」をクリックします。
手順5 内容を確認して、問題が無ければ確定をさせて依頼は完了です。
あとはヤフオクの運営側で審査を行い、連絡が来るのを待ちます。
2、3日で連絡が来ることは珍しいですし100%削除が確定するわけではないのですが、僕の周りでも申請を受け入れられた事例は幾つもあります。
少し長く感じるかと思いますが(笑)、気にしすぎることなく気長に待ちましょう。
ヤフオクの不当評価への対策
不当評価が付いてしまうと「入札トラブル申告制度」から削除を依頼する必要があり、前述の通り100%削除できるとも限りません。
そのため不当評価が付くのは事前に防ぎたいところですし、万が一ついてしまったとしてもなるべくその後のアカウント運営に影響が無いようにしたいですよね。
事前にできる対策と、もし付いてしまった場合の対策をそれぞれ見ていきましょう。
落札者情報を事前に確認する
評価が著しく低かったりコメントを確認して悪い落札者ということが判断できれば、入札の取り消しを行うことができるので、不当評価を事前に防ぐことができます。
評価探偵というサービスに入札者のヤフーIDを入力すれば、対象のヤフーIDの評価を50件分見ることができますので、ぜひ活用していきましょう。
ここで真っ赤な落札者は要注意人物と考えて良いのですが、このサイトでは色んな悪い評価の理由も見ることが出来ますので、参考にしてご自身のアカウント運営に活かしていくという考え方も1つだと思います。
ブラックリストへ登録
ブラックリストに登録することで、登録したユーザーからの入札、質問、値下げ交渉を拒否することができます。
落札者削除を行った際に登録することもできますので、トラブル防止対策としてこちらも有効に利用していきましょう。
報復評価へのコメント
意外と重要になるのがこちら。削除の依頼を行っても、残念なことに評価が削除されないケースはありえます。
こちらに落ち度がない場合などは憤りを感じてしまうかもしれませんが、そのように万が一、悪い評価が残ってしまったときには当該評価へのコメントをしっかりと残しておきましょう。
ヤフオクユーザーも不当評価を理解している方は多いですから、「ああ、事故だね」程度に受け取ってくださるケースも多々あります。
コメントでのやりとりで人柄が見えたりもしますから、メッセージを残す際は感情的になったり、怒ったりするのはNGです。
他の利用者の方が見たときのために残しておくものなので、客観的な事実を書くことを意識してください。
真摯な対応をしている出品者だということがわかれば、さほどマイナスの影響はありませんのでご安心を。
まとめ
ヤフオクを利用していての雑感として、落札者の方はほとんど良い方ばかりですが、中には今回の記事で書いたように不当評価や報復などのいたずら行為を仕掛けてくるユーザーもいます。
そして残念なことに、精一杯の対応をして削除依頼をしても、評価が残ってしまう可能性も0ではありません。
おかしいだろう?と思うことも実際にあるものの、これに関してはヤフオクだけでなく、Amazonやメルカリといった他のプラットフォームでも一緒ですね。
ただ実際のところ、取引数が増えてくれば悪い評価が1つ入った程度では、売上にはあまり影響はありません。
僕も初めて悪い評価が入ったときには「この世の終わり」くらい取り乱しましたが(笑)、しっかりとコメントを残しておいたこともあり、その1つの評価により売上が急落するなんてことはまったくありませんでした。
それにドライな思考でビジネスライクに言うと「悪い評価0」を目指すのが仕事というわけでもないので、不当な評価を受けたとしてもそこに気持ちや時間を使い過ぎることなく、今後の売上を上げていくためにどうするかというところに気持ちを切り替えることが大事になってきます。
不当評価を受けた際には上記の削除方法を参考に出来ることを最大限おこない、そのあとは自分のコントロールできることに集中して取り組んでいきましょう。