仕事の常識を変える

仕事が憂鬱なのは当たり前?転職で解消できない悩みの対処法を考えてみた





日曜日の夜から次の日の仕事が憂鬱。月曜日の朝も体が重くて起きるのがしんどい。

会社員なら誰もが一度は感じたことのある気持ちではないかと思います。

その理由を考えてみると今の仕事を好きになれなかったり、頑張っても給料が上がらないという現実があり、毎日そういう仕事をしていたら憂鬱な気持ちになるのも当たり前ですよね。

気晴らしに転職サイトを見てもこれだという求人がないし、転職したところで今の問題が解決できるとは限らないという状況と対峙している方も多いかと思います。というか、アパレル販売員時代の僕がそうでした。

この記事では、どうすればそういった悩みを解消できるのかについて、具体的な対処法を考えていきたいと思います。

仕事が憂鬱なのは当たり前と言われる理由

頑張っても給与が上がらない

仕事が憂鬱だとしても給料が良ければ何とか気持ちを保てるという側面があるのでしょうが、頑張っても頑張っても給料がなかなか上がらない…というのが切実な現実ですよね。

そうなると頑張って成果を出そうという気持ちも徐々に無くなり、定時までどうにかやり過ごすという思考になってしまいがちです。

元々は頑張る気持ちもあったのに、やる気がなくなるべくしてなくなっている。そんなリアルな現実を突きつけられて、当たり前に憂鬱になっていくケースは珍しくありません。

朝起きるのがつらい

朝起きる瞬間に憂鬱度がMAXになる…という方も多いのではないでしょうか?

早起きして余裕を持って会社に出社すれば、通勤の電車も余裕があるうえに仕事の準備も出来て仕事が捗るということがわかっていても、なかなかそれを実行に移すのは難しいもの。

初めにセットしたアラーム通りに起きるほうが珍しく、スヌーズ機能のお世話になることが多いという方や、予め複数回アラームをセットしている方も多くいますよね。

もれなく僕もその一人でしたが(笑)、やはり気分がドンヨリする要因として早起きは外せません。

満員電車が嫌だ

ただでさえ長い通勤時間、さらには満員電車なんて場合は本当に地獄です。。

スマホを操作するのもままならないという場合もあり、そんなときはただ目的の駅に着くのを待つしかありませんよね。

毎朝の満員電車を想像するだけで嫌気がさすという声はこれまでに何度も耳にしましたし、仕事が憂鬱になる原因のひとつとして考えて間違いないでしょう。

人間関係が煩わしい

仕事内容云々の前に、就業時間後の飲みの誘いや、残業しないで帰ることへの無言の圧力に正直うんざりしているという話はもはや「あるある」です。

以前と比べるとコンプライアンス的に厳しくなったとはいえ、下手に飲みの誘いを断ると付き合いが悪いと言われ、毎日定時で帰ると評価に響くという状況が完全になくなったとは言い難いですよね。

現役サラリーマンの方の悩みとして実際によく耳にするのも事実です。

もちろんそんなストレスとは無縁だという会社もあるのでしょうが、人間関係を理由に憂鬱な想いを抱いている人も少なくありません。

残業が多くて自由な時間がない

働き方革命とテレビなどではよく言われていますが、仕事の量がいきなり減ったり、人がいきなり増えたりすることも基本的にはないため現状はそうそう変わりません。

結果として今までの残業時間と変わらないままであったり、会社に残って仕事をすることができなくなったためにカフェや自宅に持ち帰って仕事をするしかないというケースも。

なんのために働いているのか?と疑問を感じては気が滅入るという悪循環からは何とかして抜け出したいものです。

 

仕事の憂鬱への一般的な対処法

仕事が憂鬱な女性

仕事が憂鬱に感じているときは多くの場合1つの要因だけではなく、上記に挙げたようなことが重なって起きていることが多いです。

そんな憂鬱な仕事を乗り切るために、一般的に効果的と言われている対処法をいくつか紹介したいと思います。

自分へのご褒美を用意する

仕事を頑張った自分にいつもより高いスイーツをプレゼントしたり、このプロジェクトが終わったら欲しかった洋服を買いに行くなど、自分へのご褒美を用意するというのは憂鬱な仕事を乗り切るための1つの方法でしょう。

かといって頻繁に出来ることでもないとも言えるので、節度をもってうまく自分をコントロールしていきたいところです。

愚痴を聞いてもらう

人に自分が思っている不安を話すと頭の中がクリアになり、すっきりした気持ちになるのは誰しも経験があるでしょう。

自分の考えていたことを実際に言葉にすることで解決策が見えてくることもあります。

週末に楽しみな予定を入れる

週末に友人と遊びに出掛けたりフェスに参加の申し込みをするなど、楽しみな予定を入れると日々の憂鬱な仕事も乗り切れるのではないでしょうか。

しかし毎週予定を入れることは難しいので、数ある方法の一つとして考えておきましょう。

有給を使ってリフレッシュする

有給休暇を利用して温泉に行ったり、もしくは家で引きこもって趣味に没頭したりすることでリフレッシュするのも良いですね。

普段と違う環境で仕事のことを忘れるくらい有意義な時間を過ごすことができれば、かなりリラックスの効果は高いでしょう。

大好きな趣味でストレス発散

仕事終わりや休みの日に大好きな趣味に没頭する時間を作ることも、対処法としては効果的です。

小説を読んでその世界観に浸ったり、ときにはカラオケで大声を出してストレス発散というのも良いでしょう。

自分の好きなことに集中することで、仕事のことを考えなくて済むのでいいですね。

 

仕事が憂鬱なときの対処法として、一般的には上記のような方法がよく挙げられているのを耳にしますが、確かに効果的だと思う反面、僕の個人的な見解は別のところにあります。

ここからは独自の見解を記載していきますので、ぜひご確認頂けたらと思います。

 

憂鬱が当たり前なのは働き方を間違っているから

日本では会社組織に属して仕事をすることが当たり前のように思われていて、実際にそうなっている現実がある一方で、この働き方が憂鬱を誘発していることはもはや疑いの余地がありません。

それによって日本経済は成り立っている!という意見はもちろん正しいのでしょうが、冷静に考えて「当たり前に毎日が憂鬱」という状況はどう考えても望ましいとは言えないですし、一度きりの人生の大半を暗い気持ちで過ごすのはもったいないとしか言いようがないです。

ここまでくると、そもそも「働き方」を間違っているのでは?という視点が出てくることに何の不思議もないのですが、いかがでしょうか?

 

そもそも仕事の憂鬱は転職で解消される?

転職先を探す男性

前述のとおり多くの人が今の仕事を憂鬱だと感じている現実を踏まえて、ここで1つだけ疑問を投げかけましょう。

そもそも、今抱えている憂鬱な想いは転職という選択肢によって解消されるのでしょうか?

転職で解消されるのなら別企業へ

もし今自分が抱えている憂鬱な感情が転職することで解消されるのなら、転職を視野に入れて早速動き出すことをおすすめします。

そんなに簡単じゃないというのは重々承知ではあります。ただ、負の感情を抱えたまま何となく今のままの日常を続けていくのは思っている以上に厳しいので。

職場環境、給料などの待遇、勤務地が変わることで解決する問題もありますし、惰性で付き合っていてもお互いに得がないのは恋愛も仕事も一緒かと思います。

転職で解消されないことの方が普通に多い

悩みが転職で解消されるのであればそこまで難しい話ではないと思います。

ただ実際のところ、転職をしても問題が解消されないケースの方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

「以前の職場の方が良かった」といった感情を抱いてしまうなど、転職前と同じように憂鬱な感情を持って働き続けている人は多いですし、転職直後の高揚感とは裏腹に数ヶ月後には同じ状況に元通りということも少なくないのが現状です。

そうなってしまう場合には原因がもっと別のところにあることは明らかで、根本の解決に向かうためにはこういった核の部分に触れていく必要があるのは間違いありません。

仕事とはどうあるべきなのか?当たり前に憂鬱が続いていくような、おかしな現状はすぐに抜け出しましょう。

 

憂鬱でなければ仕事じゃないとか古い

都合よく自分を誤魔化しても続かない

昔ながらの考え方というか「憂鬱でなければ仕事じゃない」なんて都合の良いことが言われていますが、そんな自分を押し殺すような働き方で楽しくなるわけがないし続きません。

なんでもかんでも「好きなことだけやればいい」として逃げるのも違いますが、「オタク」と呼ばれる人たちが一時期と比べて格段に生きやすくなるなど、現代社会では価値観が多様化しています。

言わば自由な働き方が許されている時代と言い換えることができますが、嫌な仕事をいくら続けたところで満足のいく待遇が手に入る可能性は低いですし、古い常識を鵜呑みにして歩いていく必要はまったくありません。

仕事はやらされるものじゃない

個人事業主になって感じるのは、仕事があるのは本当にありがたいということだったりします。

仕事は本来、人から指示されるものでもないし命令されるものでもありませんよね。

そんな受け身なスタンスでは仕事がつまらないと感じて当たり前なのですが、会社員としての仕事は上司や人から指示されたり、頼まれたりするタスクがほとんどであることも事実。

反対に、自発的に考え「こうしたらうまくいくんじゃないか?」ということを試し、失敗しながらも自分が意図した結果を手にすることができたときは最高に楽しいものです。

もちろん仕事をしていく中で楽しいことだけではないですが、少なくとも憂鬱がデフォルトな世界はおかしい。僕はそう思います。

 

憂鬱への根本的な対処法を考えよう

仕事は憂鬱という考え方は古いというお話をしましたが、では具体的にはどういうアクションを起こしていけば良いのか?

ひとつの方法として参考にしてみてください。

自由を手に入れるための働き方とは?

僕は起業という道へ進みましたが、転職であろうと今の会社にそのままお世話になろうと、選択肢がある状況をつくることができれば自由度は一気に増します。

少なくとも仕事が憂鬱だという気持ちを毎日のように感じる生活とは無縁になりますし、朝起きたときに気が重くてしんどいというような感覚も過去のものになります。

選択肢を持つための現代の新しい働き方として、僕は個人でビジネスを持つことをおすすめします。

個人ビジネスは昔ほど難しくない

今はインターネットがとても発達していることもあり、個人でビジネスを始めることの障壁がかなり低くなりました。

「インターネットビジネスで成功して脱サラをした」
「インターネットを使った副業でひと月に100万円稼いでいる」

という事例もそこまで珍しいものではなくなりましたし、仕事の掛け持ちと言えば深夜まで外で働かなければいけないということもありません。

上記のように「脱サラ」「副業月収100万円」というとハードルが一気に上がってしまうため、いきなりそのレベルを目指す必要はまったくないのですが、仮に会社以外の収入が10万円あったとしたら気持ちの持ちようは大きく変わるでしょう。

これは実体験なのですが、副業で初めて月収10万円を突破したとき、職場や上司に対して抱いていた不満が一気になくなりました。

嘘のような本当の話で、自分の不満は「評価されない」こと、すなわち「給料が上がらない」ことが大部分を占めていることに気付いたんですね。

憂鬱から抜け出して人生を明るくするためにはあまりに有効な方法ですので、そんな働き方もぜひ視野に入れてみてください。

 

まとめ

仕事は憂鬱なのが当たり前だなんて、誰が決めたのかわかりませんが本当にもったいないことだと感じます。

すごくありきたりな言葉で恐縮ですが、どんな人でも人生は一度きりです。

その一度きりの人生において大半を占める仕事の時間を、沈んだ気持ちでただやり過ごすのは悲しすぎますよね。

また、転職という手段を試みても言うほど現状が変わらなかったというのは僕自身も経験があることで、やはり根本的な解決を目指すための選択が重要なのだと思い知らされました。

しかし逆に言うと、現実と向き合って着実に一歩ずつ進んでいくことで人生は確実に好転させられることが出来ますし、個人の力でどうにかすることが可能になった現代に生まれた僕たちは本当に運が良いと思います。

自分の人生で一番若いのは年齢に関わらず誰もが「今日」ですから、一番フレッシュなときに人生をより良くするためのスタートを切っていきましょう。

 

 





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