仕事の常識を変える

百貨店の仕事がきつい3つの瞬間と、ストレスを溜めない対処法





百貨店で仕事をしていて、華やかさの一方で「きつい」と感じることも少なくないですよね。

以前インポートの紳士で販売をして店長職も経験しましたが、買う側で見ていた世界とは全然違ったことを記憶しています。

当たり前と言えば当たり前なのだけど、実際に店頭に立ってみないとわからないこともあるものです…!

この記事では百貨店の仕事がきついと感じた瞬間と、その対処法についてお伝えしていきますので、参考になるものがあれば幸いです。

百貨店で仕事をして特にきついと感じた3つの瞬間

百貨店のテナントで使うラック

1、尋常じゃなく閑散としている

まず百貨店で仕事をしていて一番きつかったのは、フロアが閑散としているときです。

時間帯、あるいは時期によって、お客さんが全然いない…という状況は昨今の百貨店において珍しくないのではないでしょうか。

そんな状況を知ってか知らずか、営業から電話がかかってきて言われるのは

「今日はどんな感じ?」
「お客さんは呼ばないと来ないよ」
「もっと電話でアポとらないと」

といった内容でした。

「お客さんは来ない。呼ぶものだ。」なんて言われたら、今であれば名コピーのように感じられるかもしれません。

ただ当時の僕はそんな余裕はなくて、毎日同じこと言ってんなよとしか思えなかったんですよね。マジできついなこれは、と。

昨日のロープレの成果はいつ出るのだろう?なんて思いながら今日もロープレをやったりして、売上を考えて胃が痛くなったのは1日や2日ではありませんでした。

プロ野球選手は3割打てば一流と言われていますが、百貨店のアパレル販売員は少なくとも5割を求められていた気がします。

2、他店顧客の無茶ぶり

8年ほどショップ店員として働くなかで色んなファッションビルを経験しましたが、百貨店は求められている接客の質がダントツで高かったです。

これは僕が勤めていたお店が十数万円のスーツを扱うブランドだったのも多少あるかもしれません。ただ、周りのお店のスタッフさんと話していて、そんなに価格帯では変わらない印象でしたね。

百貨店で買い物をしていることがステータスになっていたりもするので当然といえば当然なのですが。気難しい(非常識な)顧客が多かったのも事実ではあります。

たとえば、「○○(他店)でVIPだから」と、お直しの割引やプレセール適用など過度なサービスを要求してくる人とか。

向かいのラーメン屋で常連だから、卵とチャーシューをつけて大盛りね。って普通におかしいですよね。クセがすごい。

邪険にすることも出来ないしきついな、と感じる出来事は何度もありました。友人の恋人に頼まれごとをしてるような、なんとも微妙な感じで。

3、田舎的な雰囲気が出てる

百貨店って販売員の中でも特に勤続年数が長い人が多いと思います。

これは僕も勤めてみて感じましたが、スタッフが定着しない店舗って顧客もリピートしないんですよね。だからスタッフの年齢層も高くなりがちではあります。

もちろん場所にもフロアにもよるのですけど、僕が初めて立った百貨店は老舗だったので田舎的な閉塞感みたいなものをひしひしと感じました。

具体的に言うと、挨拶してもめちゃくちゃ素気なかったり。お客さんと話しているときの態度はどこへやら。

今思えば23歳の年齢で店長だったので、普通に「生意気そうだな」と思われるのもわかります。

ただあまりに馴染みにくくて、本気できついと感じたこともありました。

逆にウザいくらい話し掛けにいって2ヶ月くらいである程度フランクになれたんですけど、人間関係って店舗内だけでなくテナント同士でも大変なもんだなと思ったことを記憶しています。

百貨店のきつい仕事でストレスを溜めない対処法

百貨店の仕事

1、やるべきことに全力を尽くす

閑散期がきついのはどの店舗・職種でも一緒かと思いますが、今やるべきことに目を向けるのがすごく大事だと思っています。

たとえば店内のレイアウトを変えたり、顧客へのアプローチや入店客への接客など、「ただ暇してる時間」をなくして出来ることをやる。

その出来ることに全力を注いだら、変に気にしすぎて落ち込んでも仕方ないと思うんですよ。

実際のところ、一時期、上司や営業のプレッシャーに負けて病みそうになったときがありました。数字が付いてこない仕事はやっぱりきついです。

だけど正直、やるべきことをやる以外に店頭で出来ることってないんですよね…!

もちろん初めからすべてを百貨店の集客のせいにするのもいかがなものかと思いますが、一方ですべてを背負い過ぎてストレスを蓄積させるのも違うんじゃないでしょうか。

これは独立後も仕事をするうえで大事にしている考え方なので、百貨店のきつい閑散期を経験するのは割と悪くないかもしれません。

2、未来への投資だと心得る

他店の顧客による無茶ぶり対応に関して、難しいのは「百貨店としては」買い回りしてもらうのは嬉しいんですよね。

テナントが各々で売上予算と戦っているように、フロアも予算達成に向けて色々と施策を考えています。

となると、マニュアル通りの対応だけでは凌げないというか。きついとは思いつつも、時に柔軟な対応が必要だと個人的には思います。

・お直し代に融通をきかせる
・駐車場のスタンプは上手くやる
・何かとフロア長のせいにする

3つ目は半分冗談だとして、ガチガチのルールの中だけで提案するのは誰もハッピーにならないよなと。

程度問題は当然ありますが、他店顧客への対応は回り回って自店に戻ってくることも多いですしね!

長期的な視点でとらえるだけでストレスも軽減されますし、対処もグッと楽になると思います。

3、初めだけで腐らない

他店スタッフが随分とドライだったとして、うわ何この人。それでも販売員かよ。と思ったりする気持ちはわかります。事実として、接客時の態度と全然違う販売員は少なくありません。

ただ、単に緊張しているだけとか人見知りなだけのパターンもあるんですよね。だから最初によそ者扱いされたとしても、気にするに値しません。

きついのは初めだけだし、見方を変えると、他の人たちも最初は新参者だったわけです。

おそらく塩対応を受けた時点でへそを曲げて「別に仲良くならなくていい」みたいに人間関係の構築を放棄している人も多いじゃないですか。

だったらそこで普通にしているだけで価値になるというか。

百貨店は特に、周りのテナントと助け合えた方が圧倒的に有利だと思いますし、初めはそんなものだと思いながら「挨拶だけ」しっかりしていると、空気感が徐々に変化していきますのでぜひ!

百貨店の仕事は独特のキツさがある

アパレル販売員としての仕事できつい面と言えば、立ち仕事や拘束時間、ひたすら畳み続けるなどキリがないほどあると思います。

それは百貨店でも一緒ではありますが、百貨店はやや毛色が違ったなと振り返ってみて感じます。

顧客もスタッフも長い人がたくさんいますし、きついと感じる局面も少なくないかもしれません。

だからこそ、上手く躱しつつ仕事をしていけると、過度にストレスを溜めることなく働けるんじゃないかなと!

百貨店の仕事がきつくて辛いとき、何かしら参考にしていだけたら幸いです。





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