多分同じような疑問を抱いている人も多いような気がするので、今日はこのテーマでブログを書いていきたいと思います。
起業家はなぜ、やたらと「仲間」の重要性を発信するのか。
ちなみに副業を始めた頃の僕は、いやいや、そうやっておけばサービスが売れやすいだけでしょ?と、異様な角度から物事を見ていました。めっちゃ嫌悪感を抱いていました。
そんな経験も踏まえて書いていきますので、なんとなく楽しんでいただけたら。
人間関係から解放されるのが起業じゃないの?
僕が副業を始めた2014年頃にはすでに起業している人がたくさんいました。人生を謳歌しているようで、羨ましく、そして妬ましく思いました。そんな起業家たちは例外なく、しきりに「仲間」の重要性を発信していました。
ぶっちゃけ、僕には意味がわかりませんでした。
余計なしがらみから解放されてひとりで生活していけるのが起業家最大のメリットじゃないのか?
会社の評価が理由でこじれる人間関係に、心底疲れ果てていたからです。一匹狼に憧れるような、ムリして悪ぶる中学生のような感覚もどこかに残っていたのかもしれません。
加えて、田舎から札幌に出てきて服屋で働き始めたときの苦い思い出も色濃く残っていました。
店頭で接客をしていて、目がクリっとした同世代のモデル系女子からメールアドレスを渡された23の春。
「一緒に料理教室いかない?」という急展開に「おおお!都会はこんなことが普通にあんのか?!!」と舞い上がってみたら、ネットワークビジネスの勧誘だったあの春。
おせち料理をつくったのは、後にも先にもあれっきりな気がします。
そんな背景もあり「仲間」とか言われると引きずり込まれるようなイメージを持っていた僕ですが、自分が起業家となった今では、当時の疑問に答えることができます。
ぶっちゃけ、ひとりは寂しいし退屈である
なぜ起業家が仲間を欲しがるのか。結論から言うと、寂しいし退屈だからです。
もちろんビジネス初心者にとっては「その方が成功しやすい」とか「リアルを知れる」とか多大なメリットがあることは言うまでもありません。
ただ、どれだけ正当な理屈を当て込んでカッコつけたとしても、僕から言わせれば「寂しいし退屈だから」に帰結します。
ひとりで365日を過ごすとか、確実に超つまらないですから。
参考までにアパレル販売員として働いていた会社を辞めた当時の話をすると、「誰とも会話をしない」という日が普通に起こりました。
僕は物販ビジネスを実践していて店舗に仕入れへ行っていましたが、その際にレジでクレジットカードの決済方法を聞かれ「2回で」というひと言だけを発する日が普通に続きました。
なるほど、これが自由か…!!!
なんて想いは一切なくて、意味もなく元同僚に電話をかけたことを記憶しています。
「うん、ボチボチやってるよー」とか言っている一方で「めっちゃ寂しいんですけど!」と思っていたことは当時はまだ言えず。
起業家をWikipediaで調べたときに「寂しがり屋」と出てもおかしくないんじゃないだろうかと思います。
好きな人とだけ付き合える世界は存在する
とまあ、「寂しくて退屈だ」という前提が僕には確立されているわけなのですが、単純に「好きな人とだけ付き合える」という世界があることも初めて知りました。
これは結構カルチャーショックというか、僕らは人生において基本的には「人」を選べずに歩いてきたと思うんです。
親から始まり幼稚園や学校の担任、クラスにいる同級生もそうだし、就職した会社の上司や同僚も。自ら選択した経験って意外と多くありませんでした。
ゆえに、クラスや同僚にはイマイチ気が合わない人って必ずいましたよね…?
これは万人に共通することだと思うのですけど、起業してしまうとそれが無いんです。学生時代で言うと、好きなサークルの中で好きな人とだけ一緒にいられるというか。
そうなると、人といることも楽しくなるわけで「人間関係=ストレス」という既存の当たり前から外れます。
また、めっちゃ爆笑した番組があれば誰かに教えたくなるように、人は楽しいことを共有(発信)したくなるので、そう考えると起業家が仲間に触れる機会が増えるのも合点がいくのではないかと思っている次第です。
ひとりになって思うこと
個人でビジネスを始める人の動機として「誰とも関わらずに完結したい」という潜在意識も少なからずありますし、煩わしい人間関係から解放されたい願望は珍しくありません。
実際に僕もそのような想いがありましたし、起業家仲間と話していても「嫌な人と顔を合わせなくて良いメリット」は頻繁に耳にします。
服部平次とばかりいつも会っているコナンの生活はなんて素晴らしいんだろう…と思っていたけど、それと同様の現実があることには本当にありがたいものです。また、ひとりになりたいときは普通にそれが叶うから、前提が違ってきているということも当然感じてはいます。
ただやっぱり勘違いしてはいけないのは「ひとりになる=コミュニケーションの放棄」ではないということ。
会社を辞めたことを機に、ひとりの世界に籠もり周囲との繋がりを遮断する人もいるのは確かです。僕みたいな寂しがりでなければそんな時期があるのも悪くないのでしょう。
でも「人間関係とか面倒くせえから俺に関わらないでもらえる?」みたいなスタンスで成功している人って見たことないんですよね。僕の知る起業家は、ひとりの時間も大切にしながら周りとの調和を楽しんでいる人ばかりです。
まあ、だからお互いに心地良い関係性でいられるのでしょうけど。
コミュニケーションがない世界ほど、空虚で無機質なものはないのではないでしょうか。
「一人」と「独り」は違う
現状の嫌な人間関係から抜け出すために頑張るのは良くても、「人との繋がり」自体を拒むのはもったいない。
もしあの頃に戻れるとしたら自分にそんなアドバイスをしてあげたいと思いますが、「一人」は最高だと思います。気の赴くままに自由な時間を過ごしたらいいし、それは人にとって大切な時間だと思います。
多くの人が指している「ひとり」は、おそらくこっちでしょう。
一方で「独り」は普通に心細いし寂しいんですよね。
そんな自覚はなかったけど、起業家たちが発する「仲間」に嫌悪感を抱いていたのは、本当の自分の居場所がないような不安がどこかにあったからだと思います。
仲の良い友人も同僚もいたけど「お金の悩み」を包み隠さず話すことができたのは副業を始めてからだったし、きっと孤独感はあったのだと思います。
それにどんな優れた人であっても「すべてを兼ね備えていて一人で生きていける人」なんていないわけで。
ビジネスを大きくしていく、あるいは人生を面白くしていくために仲間が欲しいのは、言わば人として当たり前なんじゃないかとも感じている次第です。
一番言いたかったこと
この記事を読んで「なるほど、起業家は寂しがりなのか」と感じていただけたら本望なのですけど、もう1つだけ言わせてもらえるとしたら、仲間っていいものだよ、と。
特にビジネスって一生続けていくものなので、そこを共通点としていけるのは本当に最高なんですよね。元来であればデリケートゾーンだったお金の話は当たり前になるし、価値観が近い人たちの中で過ごす日々は学びと刺激に溢れています。
ビジネスに限らず「コミュニティーの時代」がこれから加速していくのは間違いないですし、ぜひ直感を信じて「輪」の中に飛び込んでいってみてください。
「おいおい、それって自分の退屈回避じゃないのか?」と言われたら、迷わず「YES」と答えます。
ご飯はみんなで食べた方が美味しいように、ビジネスも誰かと一緒にやった方が楽しいですから。
月収15万円⇒月収500万円
僕は現在、物販ビジネスで起業したのち法人も設立して「仕事が楽しくて仕方がない…!」という数年前では考えられなかったような毎日を送っています。
会社に雇われなくなり、月収500万円という世界も経験しました。
この生き方を掴めたのは「最速で稼げる物販ノウハウにより副業収入で本業を余裕で超せた」からです。
「人生を変える」なんて1ミリも信じたことがなかったけど、30歳を目の前にしてスキルも人脈もゼロの状態からの起業は実際に可能でした。
よかったらぜひ、プロフィールをご覧になってみてくださいね!
こちらです。