物販ビジネスをおこなっていくうえで発送は必要不可欠な業務ですが、この作業はなるべく効率化したいですよね。
特に初心者の方はリサーチに時間を多く割きたいと思いますし、ダイレクトに収益に直結する作業ではないため短時間でサクッと終わらせたいと考えるのも自然だと思います。
ただ、漠然といつもどおりやるのか「しっかり整えるか」で確実に作業効率は変わってくるものです。
現在僕は発送に関しては外注しているのですが、その際におこなっていることも含め、発送の効率化において意識すべきポイントと考え方をお伝えしていきます。
物販ビジネスで発送の効率化をはかりたい方は、ぜひ参考にしていただけたら!
目次
物販の発送を効率化する上でまず考えるべきこと
まず物販ビジネスの効率化を考える上での前提として、現状の把握からおこなっていきましょう。
発送を効率化したい!とは大半の実践者が思っているものの、具体的に自分の何がネックになっているのかを把握できていないケースは少なくありません。
・どのプロセスが効率的じゃないのか?
・仮に効率的でない場合には何が原因なのか?
効率化といっても人それぞれで改善すべきポイントは異なりますし、現在地をわかっていないことには対策をどう練ったらいいかも見えてこないので…!
ただ、とはいえ「人それぞれです」ではこの記事も意味を成さないため(笑)これまで僕が指導してきたコンサル生のケースで一番多かった事例から話を進めたいと思います。
発送の効率が悪くなっている原因として圧倒的に多いのが「そもそもの導線が整理されていない」ことです。
物販の発送を効率化するためには導線を整えよう
発送を効率化するための導線って?
物販ビジネスにおいて発送業務が滞ってしまう原因として、導線が整っていないケースは本当に多いです。
ざっくり言うと効率よく作業できるだけの流れができているかが重要で、たとえばご自宅の近くにあるスーパーを想像してほしいのですが、
- 売り場
- 会計
- 袋詰め
といった流れができていると思うんですよね。買いたいものを選んでレジを済ませ、店を後にするまでの導線が基本的には綺麗に整えられているはずです。
会計のあとに改めて売り場の方にショッピングバッグを取りにいく形だったら、効率が悪すぎて悲劇じゃないですか…!
こう聞くと当たり前に聞こえるかもしれませんが、発送の流れにおいて同様に導線が組めている人は案外少ないものです。
導線の一例
じゃあ具体的に何をしていけば発送の効率化に繋がるのか。上記のような自然な導線を整えてあげることが絶対的に大切だと思います。
これは僕自身も事務所で意識しておこなっていることですし、物販ビジネスで年商3億円以上を販売している起業仲間も発送において一番重視していると話していました。
実際のところ物販ビジネスでの発送において、どんな手順でおこなっていますでしょうか?
自分のやりやすいような配置にするのが一番かと思いますが、参考までに一例を挙げると、
- 売れた商品をピック
- 封筒やダンボールで梱包
- ラベルを貼って発送
のような流れが多いのかなと思います。(先にラベルを印字する人もいますが、やりやすい方で!)
この流れに沿って商品やパソコンを置く場所を考えていくといいよ、と。導線と聞くとハードルが高そうに思えるかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ簡単ですよね!
その上でポイントとして意識したら良いことを2つお伝えします。
発送の導線をつくる上で意識すべき2つのポイント
1、効率化するための保管方法
まず導線をつくるうえで意識したいのが商品の保管です。上記でいう①のプロセスにあたります。
物販ビジネスをスタートした当初、初心者の僕は「仕入れた商品を仕入れっぱなし」みたいな状況が普通にありました。売れてから探しても部屋のどこにあるかわからなかったり、多かれ少なかれ同じような状況だったりしませんか?
いやいやそんなわけないでしょ、という方は素晴らしいのですが、以下のようなことが満たされているとそれだけで発送は効率が良くなると思います。
・一箇所に商品が固めて置いてある
・売れた商品がどこにあるか一瞬でわかる
・発送のサイズごとに分けられている
あちこち行ったり来たりしなくてもいいように商品は一箇所にあるのか。コーヒーだけ飲料売り場にないスーパーは嫌ですよね。
J-POPのCDを扱っていたとして、「あ行」から順番に置かれていればイチイチ探さずに時間が短縮されますし、発送サイズごとに分かれていれば都度「どのサイズかな」と迷うこともありません。
大して時間がかかる作業でもないので、定期的に商品を整頓することもルーティーンに組み込んであげるのがおすすめです!
2、梱包資材もセットで配置
続いて2つ目は補足的な内容になりますが、サイズごとに分けた商品の近くに梱包資材もセットで配置してあげましょう。
たとえばA4サイズの封筒で送れる商品なら、適当なサイズの封筒をそこに置いておく。あるいは60サイズのダンボールで発送する商品だとしても同様です。
人によっては先にまとめて封筒に詰めてしまい、あとはラベルを貼るだけの状況をつくっておく人もいますね。
いずれにしても「梱包資材やハサミなどを取りにいく時間はロスでしかない」ので、商品の近くに置いておくのがおすすめです。
ここまで特に難しいことは何もないかと思いますが、上記をおこなうだけで発送の効率化はかなり進むんじゃないでしょうか。
参考:副業をこれから始める初心者が大事にしてほしい3つの心得
物販の発送はマイルールの設定で効率化しよう
発送日を決めてしまう
最後に、導線以外での効率化についてのポイントを2点お伝えします。
まずは発送日を一律に決めてしまうこと。たとえば毎週、月・水・金で発送するとか、そんなイメージですね。
もちろん毎日マメに発送できる人はそれでいいと思うのですが、副業で物販ビジネスを実践する場合には当然ながら時間との勝負じゃないですか。
だとしたら日々の作業時間の中に
- リサーチ
- 価格改定
- 発送業務
など様々なことが常に混在していると、切り替えのコストが嵩んでしまうんですよね…!
それであれば、ある程度ルールを決めてしまうことも効率化の重要なポイントになると思います。
発送方法を決めておく
また、発送の効率が悪い人には「作業以前に発送方法で毎回悩む」といったケースも見受けられます。
もちろん初心者の頃には、何で送るべきかわからないこともあるでしょうし、色々調べるながら進めるのはまったく問題ありません。
ただ、徐々に大きさ・重さなどの感覚が身について発送方法は固定されてくるはず。そのときにはマイルールとして発送方法を固定してしまうのも有効かと思います。
実際に僕も、サイズによっては一律でクリックポストにしたりしています。
常に最安値を調べるのも悪いことではないですが、さほど差額がないところで時間を浪費するよりはリサーチに当てたほうがトータルではプラスだったりもしますので!
取り扱い商品にもよりますが2、3種類あれば基本的に事足りますし、発送方法を絞るの考え方も取り入れてみるといいかもしれません。
参考:副業の物販ビジネスで月収10万円を稼いだ方法と当時の裏話をまとめてみた
発送の効率化に多少時間をかけるだけで全然違う
物販ビジネスにおける発送の効率化についてお伝えしてきましたが、基本的にはどれもすぐ実践可能なレベルの簡単なことです。
にも関わらずやらない人もいて、その方々の思考としては「時間がもったいない」との気持ちが裏で働いていたりします。というか僕自身がまさにそれだったんですよね(笑)
そんなことに時間かけるくらいならリサーチしたほうが収益になるだろ!って感じで。
だから気持ちはわからないでもない反面、「とりあえず一回整えちゃえばいい」というのが本音です。
一度導線をつくってしまえば、それ以降はさほど手間がかかる作業でもないですし。日々の発送業務が効率よくおこなえることで気分も良くなり、精神的にも健全な状態でビジネスに打ち込むことができます。
物販ビジネスをおこなう上で「発送」は確実に必要なプロセスですので、参考になれば幸いです。