インターネットを使って個人でビジネスが持ちやすくなった今の時代、起業や独立を考える人も多くなっています。
僕も2014年からビジネスをはじめ、こうしてブログやメルマガなどで発信しているためネット起業に関する相談をいただく機会も増えましたが、時々「後悔していることはありますか?」といった質問を受けるんですね。
起業してからのほうが人生が圧倒的に楽しいので「んー、ないですね!」と答えてきた一方で「いや待てよ、1つあるわ」と。
もしこれから起業を考えるのであれば知らなきゃ損だと思うので、ぜひこの1つだけは覚えておいてください!
ネットで起業して後悔していることが1つだけある
ネット起業で会社を辞めてから数年が経ちますが、後悔していることが1つだけあります。
結論から言うと「会社に勤めていた頃の葛藤や不安をもっと残しておけばよかった」ということです。
ブログなどの媒体で記事として残しておけたらベストですが、メモ帳や日記などでもまったく問題ありません。
- 憂鬱だった朝の感情
- 抱えていた不満
- 将来への不安
- 連休が明けるときの絶望
- 経済的な苦しさ
など、いざ起業してから思い出そうといしても難しいものばかりで、「なぜ記録しておかなかったんだ…」と割とガチで後悔しています。
交際当時あんなに嫌いだった恋人の話を、いざ別れてしまうと「いい人だった」と語る人がいますが似たような感じでしょうか。苦い思い出も今の幸福度が高いと美化されてしまうんですよね、良くも悪くも。
じゃあなぜ記録しておかないと後悔してしまうのか?
シンプルに1つだけ覚えておくと良いと思います。
起業してから後悔しないための豆知識
起業家の仕事はざっくりいうと「価値を生み出して」「売る」ことですよね。
有形商品をつくるにしてもスキルやサービスなどの無形商品にしても、価値あるものを販売して売上を立てることになります。
その際に「自分の経験(成功までのプロセス)は価値になる」、つまり売れるわけです。これを残しておかないのはあまりに損だなと…!
<例えば…>
ダイエット系の商品にはなぜビフォーアフターの画像があるか?
・痩せた後の画像だけ見せる
・痩せるまでの過程を見せる
ユーザーは後者(プロセス)に共感して購入する。
逆にアフターだけ見せれられても「で?」っていう。あるいは自伝なんかも基本的には人生の歩み=成功までのプロセスが書かれていますよね。(逆にいうとそれだけ)
お笑い芸人のピース・又吉さんも「もし売れなかったら、売れない芸人のリアルを売ろうと思っていた」といった旨の発言をしていましたが、これも現実を記録しておかないと後悔するパターンでしょう。
多くの人は起業する際、成功したGOALを求めます。
誰だってそうだし当然といえば当然ですが、成功するまでのプロセス=ストーリーにこそ価値があることは覚えておくといいですね!
特に起業する人って世間的には希少な部類なので、現在の葛藤やこれから成功するまでのプロセスは記録しておくと後に大きな価値になると思います。
参考:ネット起業は経験を売るのがおすすめ|知っておくべきメリットとは
起業の後悔が1つしかない理由
起業前にすることはやった
ここまで起業して後悔していることについて書いてきましたが、「本当に後悔ってそれだけ?」と思われる方もいるかもしれません。
誇張なく他に見当たらないのが本音ではありつつ、後悔がほぼない理由は「起業前にすること」は案外やったからかな?とも感じます。
たとえばネット起業でよく言われているかもしれませんが
- クレジットカードをつくる
- 収入源をつくっておく
- ローンや融資が必要なら検討
などなど。あるいは会社で使える有給を消化させてもらうことなんかもそうでしょうか。僕の場合、ローンなどは必要なかったですが、このあたりは起業前にやりました。
逆に、人脈をつくるとか勉強するとか、最低1年分の生活費を貯めておくといった、俗に言う「起業の心得」的なものはほぼ何もしていません。というか1年分の生活費なんて貯めれる状態を待っていたら今もたぶん起業できていないと思います(笑)
ただ「給料じゃなく自分で収入をつくれる状態」で会社を辞めたのは、後悔しない理由として何よりも大きかったので、思い立って辞める前に体制を整えてみるといいんじゃないでしょうか。
参考:副業の物販ビジネスで月収10万円を稼いだ方法と当時の裏話をまとめてみた
後悔は表裏一体
また、よく言われがちな「起業して後悔したこと」が自分に当てはまらなかったのもあります。
たとえば、起業したら安定しないのでは?と不安に思う人がいます。気持ちはわかるし起業前の僕ももちろん考えたのですが「会社にいたら安定な時代でもない」わけで、仮に起業しない道を選択してもそっちで後悔していたかもしれません。
あるいは「起業したら休めない」と言われる一方で、実際に起業してわかったのは「成功している人ほどちゃんと休んでる」んですよね。もちろん最初はある程度、頑張らなきゃいけないですけど、いつまでも働き詰めかといえば全然そんなことはありません。
この現実を知らないまま生きていたら、目の当たりにしたときの後悔がハンパなかったんじゃないかと本気で思います。
こんな感じで表裏一体というか、他人が後悔することを自分も同じように感じるとは限りません。
やった後悔よりやらない後悔、みたいなことはよく言われますが、「自分が何に一番後悔を感じそうか?」を優先して考えてみるといいんじゃないでしょうか…!
個人的にはネットで起業するって本当にいいことづくめなので、1つのケーススタディとして受け取っていただけたら幸いです。
くれぐれも、今の記録を忘れて後悔だけはしないように!