昨日の記事には数名の方からメッセージをいただきました。
多分だけど暗黙知になっていたというか、実は気になっていた方も多いと思うんですよね。
受け手としての思考しかなかった、というお話しが幾つかあったなかで、特に気になったのはこんなメッセージでした。
・今年になって小さなコミュニティーを運営した
・そのときに感じるものがたくさんあった
・今まで当たり前のように受け取っていたことを反省した
・これ以降、参加する側としての姿勢も変わった
ボリュームがあったので要点だけ抜粋しましたが、Mさん、ありがとうございました。
セミナーなんかも自分が登壇して感じることがあるし、こういう感覚は大事だなと再確認させていただきました。
よく「新しいことに挑戦しよう」と言うじゃないですか?
これって色んな意味を含んでいると思っているんですけど、その中から2つ、今日はお伝えさせてください。
定期的に初心者に立ち戻る人は強い
転売を始めて、飛び上がるほど嬉しかった初めての売上。
Amazonから届いたメールの意味さえわからなくて何か不具合があったかと不安になったけど、売れたとわかったときには初めての喜びがありました。
誰にも頼ることなく自分で稼げた実感からそれをもっと味わいたい気持ちがこみ上げてきて、飽きかけていたリサーチも自然と熱が入った。
利益で言ったら200円もなかったんですけどね 笑
「静かにしろい…」という三井寿のスリーポイントほど美しいものじゃないけど、とんでもなく疲れて心が折れかけていても、商品がひとつ売れるたびに甦るような感覚でした。
でもあんなに嬉しかったはずなのに、売れるのが当たり前のようになってくると忘れる。
一発目の感動って長続きしないんですよね。
1点だったのが1日1万円になり、また次は5万円になりそれが10万円になり…
もちろん売上が立つのは重要なことだけど、言い方は悪いけど「それだけ」というか。
なにかを始めない限り、最初の一撃の感動は来ません。
だから、新しいことは大事だ。
半ば無理矢理あの感覚を味わうことが出来る。
正直、初心に返ると言ったところで難しいじゃないですか?
もう何年も物販をやっている人が今日売れた商品に対して初めてのときほど喜べったってムリ。
それは俳優の世界です 笑
だからわかりやすく何かに挑戦するのが一番よくて、Mさんのコミュニティーの例もすごく気持ちがわかります。
今、僕が1日の作業で一番時間をかけているのってこのブログなんですけど、一銭も発生していないくせに日々いろんな喜びがあるんですよ。
そりゃあしんどいときもあるけど(というか大半だw)それでも楽しさを感じながら進められているのは「慣れていないから」だと思います。
自分の小さな一歩に敏感になれる。
先ほどは商品が売れたときの話をしましたが
・アカウントの登録が済んだとき
・出品が完了したとき
・商品の梱包方法がわかったとき
こんな些細なことでも最初は嬉しかったですし、定期的にこの感覚を身体に入れてあげるのは絶対に大切。
というのと、特に僕が思い浮かべる「優れた指導者」って常になにか新しいことをやっていますし、だからこそ初心者やこれから階段を上る人に優しくできるんだと思います。
ステージは違えどまた別のことで初心を体感していれば、そのときの気持ちがわかるから。
自分が出来ることばかりやっていると高飛車になる。
そういう意味では、打たれまくっている僕は今めちゃめちゃ優しいです 笑
定期的に「初心者になる」のは、自分のためだけじゃないと実感しております。
実践したことしか強く伝わらない
もう1つの要素がやはり「説得力」です。
たとえば「新しい挑戦は大事だ」と声をかけてもらったとして
・初心者だったのが数年前
・今も何かにチャレンジしている
どちらの指導者の言葉が響くかって考えるまでもありません。
独立するときなんかを思い返してもいろんな人から反対の意見がたくさんあったけど、そのなかに自営業の人は誰もいませんでした。
じゃあアドバイスすんじゃねえよ、という話ではなく、あくまで説得力の話。
いろんな意見は、自分の本音と向き合うきっかけをくれた。
たとえば海外旅行でイタリアに行くとして実際に行ったことがある人に話を聞きたいし、それが最近であればあるほど嬉しいですよね?
「ナポリの方は治安が悪いよ」というアドバイスひとつにしても全然違ってくるし、「フィレンツェよりもベネチアよりもローマ」と言われても「おお…!」となる 笑
そう考えると色んなことをたくさん経験をしている人って自然と言葉に力が宿るというか、すごく強力な武器を身に付けていることになりますよね。
慣れていることの方が圧倒的に労力を要さないから、新しいことを始めるってどうしてもちょっと億劫だけど、思っている以上にもたらすメリットは大きいのだと思います。
余談ですが最近読んだ本で「自分ができていないことは説得力が半減する」というような記載があって。
まあそうだよな~と思いながらいたんですけど、あることを思い浮かべたときにこれって結構致命的なんじゃないかと感じました。
というのも、親が自分の子どもに対して「楽しい人生を送ってほしい」という感情を抱くのは当然だと思うのですが、仮に上の話に当てはめて考えると「今を楽しめていない自分の言葉」って超弱いことになるじゃないですか?
宿題早くやりなさい!とか言いながら自分も提出書類が遅れている程度だったらまだ可愛いけど。
今の自分の状態ってすごく大切だと感じた次第です。
ネットビジネスやりましょう!
本気で頑張ると楽しいですよ!
とか言いながら自分がそうでないとまったく伝わらないことも再認識したので、ビジネスを楽しみながら本気で頑張っていこうと思います。
ではでは!