何をやるにしても継続できなかったり活動できない理由として、よく挙げられる原因の1つが「モチベーション」です。
成功できる人はいつもモチベーションが高いと思われるかもしれませんが、実際のところ、僕はモチベーションなんていらないと考えています。
もちろん常にモチベーションを高く保てるに越したことはないかもしれませんが、そもそもモチベーションって長く続くものではないんですよね。
そんな想いからこの記事では、モチベーションはそもそもいらないという話と、それに頼らない仕事効率の上げ方についてお話します。
結果が出ない要因の大きな1つである「モチベーション」の問題はクリアにして先へ進みましょう。
そもそもモチベーションなんていらない
モチベーションは維持できない
セミナーや勉強会に参加した経験のある方ならわかるかもしれませんが、そういった場に参加した際には一時的にものすごくやる気に満ち溢れて、行動したくて仕方がないという気持ちになることが多いです。
コミュニティーのメンバーと会ったり、食事をするなど非日常的な1日を送ることもそうですね。
しかし、いざ自宅へ戻って作業をすると2〜3日はそのモチベーションが持続するものの、そのあとは元通りというケースは少なくありません。
たとえモチベーションが上がったとしても、それを高い状態で維持するのはとても難しいですし、むしろ物理的に持続させることが難しいのが普通だという事実は前提として置いておきましょう。
一瞬だけ上がっても仕方ない
上記で述べたように、外的要因によって一気に上がったモチベーションは低下しやすいものです。
だからといってそういう場が無駄かというとそうではないですが、ビジネスの場合でも一時的に頑張れば良いというものではなく継続して作業をすることが必要ですし、これはスポーツなどにおいてもまったく同じことが言えるでしょう。
1日だけとんでもなく追い込んだトレーニングをしたところで、自分の今後にはさほどインパクトを与えませんよね。
モチベーションが上がったときだけ行動するという姿勢では結果を出すことが難しいのは明らかですので、継続できる方法や考え方についてこの記事が役に立てたら幸いです。
無理なやる気に頼る必要はない
不確かな要素は期待しなくていい
ビジネスをはじめ実生活において不確実な要素というのはたくさんありますが、それらを1つずつ排除していくことが求められます。
たとえば物販ビジネスの場合で言うと「商品がいくらで売れるか」や「いつまでに売りきることが出来るか」ということも、情報やデータを集めることでリスクは激減させることができますし、不確かな要素が多いほどビジネスの安定性に疑問が生じてしまいます。
モチベーションが高い状態ではなく、むしろ逆にモチベーションが低い状態をデフォルトとして考えることも大事なので、不確かなものに期待するよりも日々やるべきことを淡々とやることが出来る能力は非常に価値が高いです。
やる気はボーナスという考え方
もちろんやる気があるに越したことはありませんし、事実としてやる気に満ちているときの方が作業が捗るということも言えます。
ただ繰り返しお伝えしているように、今一つやる気が出ない状況も当然あるわけで、そのふり幅によって作業にムラがありすぎることは結果を出すことにおいて大きな足かせになっていきます。
やる気がある前提で物事を考えるとその通りに進まないことが多いため、あくまでやる気はボーナスという気持ちで淡々とこなしていく意識で取り組んでいきましょう。
やる気は低下したときが勝負
やる気があるときに作業ができるのは当然として「今日はなんかやる気が起きないな…」というときにこそ「決めたことをしっかりやる」というのが重要になります。
というよりも、ここが最も他者との差をつけやすい部分であるといっても過言ではありません。
実際に結果を残す人はモチベーションに関わらずやることをやっていますし、大半の人はやる気の低下を理由に手を止めるからです。
わかりやすいところで言うとイチロー選手の日々の練習やルーティーンは有名で、ホリエモンこと堀江貴文さんも刑務所の中からでも毎週欠かさずメルマガを書いていましたね。
やる気云々といったものに左右されることなく自分で決めたことを何が何でもやり通すという意志は、成功者に共通した特徴だといえるでしょう。
モチベーションがいらない仕事効率の上げ方
時間軸を味方につける
モチベーションに関わらず「ちょっとでもいいからやる」ということを習慣化することで、時間軸を味方につけることができます。
「継続は力なり」という言葉はよく使われる言葉ですし、継続が大事ということは一般的にも昔からよく言われていることですよね。
ビジネスにおいても毎日の小さな積み重ねが後に大きな差を生みますし、面倒だと思っていることでも、いざ始めてみると意外と集中できた、なんてことは往々にして起こり得ますので、「とりあえずパソコンを開く」とか「まずはデスクに座る」など笑ってしまうくらい簡単なアクションを習慣にしていきましょう。
ちなみに、「1.1」を12回掛けるといくつになるかご存知でしょうか?
答えは「2.85」ということで、僕はこの話を聞いたときにものすごくビックリしました(笑)
たったの「0.1」でも、そんな小さな積み重ねでもひと月単位で実践していくと1年後には大きな成果を手にしていることになりますから、時間軸を味方につける考え方をしていくとモチベーションに頼らず行動を続けることができます。
やることを明確にしておく
モチベーションが上がらないときは、やるべきことがぼんやりしていて明確になっていないといったケースも多いです。
イマイチやる気が起きないときには「何をすればいいのか?」を考えることすら面倒だったりもするので、やるべきことを明確にし、さらに1つ1つの作業を細分化して手をつけやすくことで圧倒的に作業がしやすくなります。
そのためにおすすめとしては可視化なのですが、やることをすべて紙やスマホのメモなどに書き出して、1つずつ優先順位をつけていきましょう。
頭の中だけで考えているとごちゃごちゃになって動けなくなりますし、忘れていたことを思い出した瞬間に劇的なモチベーション低下にも繋がるので(笑)、まずはやるべきことを可視化して動きやすい状況をあらかじめつくっておきましょう。
中長期的な目標を掲げる
毎日のように目の前の作業に追われているとそれ以外のことを考えられなくなり、ネガティブな方向に感情が行きがちです。
そういった現象を回避するためにも少し先の中長期的な目標を掲げて、そこから逆算してやることを決めていきましょう。
今自分が取り組んでいることは何のためにやっているのか?どこを目指してやっているのか?といった部分がはっきりしていないと、目先の結果だけが気になり行動できなくなることが増えてしまいます。
たとえば僕のこのブログも、始めた当初はPV(ページビュー)が当たり前に毎日1桁でした。
「これだけ時間をかけているのに1日2人って…俺のこの努力は一体なんなんだ?」
という感情がなかったかと言えば嘘になりますが(笑)最初の段階ではそんなものですし、ここで結果を気にしすぎてやる気がなくなるのって最高にもったいないんですよね。
事実として、もう少しで結果が出るのにそこまで続けられず今までの努力を棒に振る人は非常に多いです。
中長期的な目標も掲げながら、今やっていることが結果に繋がっていくのかということも意識して、日々の作業を行っていきましょう。
まとめ
行動していくことにモチベーションなんていらないという話をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
成功している人は常にモチベーションが高いように感じるものですが、みんながみんなそうということはありませんし、モチベーションを常に高く保とうとしても人間なので当然気分の浮き沈みはあります。
先日、年収1億円を超える起業家仲間と話した際にも「何もやりたくない日なんて普通にあるよね」という話で盛り上がりました(笑)
だからこそ、その低下したときにやるべきことをしっかりできるか否かで結果が大きく変わってくると思いますし、逆にそれさえ出来れば当たり前に成功できる未来が待っているのだとも思います。
実際のところ、さっきまでやる気満々だったのに、ほんの些細な出来事のせいで一気にその日のモチベーションが下がるなんてことは日常茶飯事ですし(ない方が良いのだけど笑)、いちいち自分の気分に振り回されるほど非効率なことはありません。
ぜひ今回の記事で紹介した方法を実践して、モチベーションに頼らず仕事の効率を上げて、どんどん欲しい結果・理想の未来に繋げていっていただけたらと思います。