起業するためにスタートを切ろうとすると、必ずと言っていいほど反対する人が現れるものです。せっかく挑戦しようとしているのに、出鼻をくじかれてゲンナリしてしまいますよね。
ただ、起業家としてはひとつの「あるある」というか、そこで諦める必要はまったくないことはぜひ覚えておいてください。
この記事では起業に反対する人が出てくる理由をチェックしつつ、諦める前にやってほしいおすすめの対処法をお伝えしていきます。
変に気にしすぎずチャレンジを始めるためにも、考え方として参考にしていただけたら!
起業に反対する人は普通にいるもの
起業しようとすると反対する人っていますよね。僕自身も起業したいと思った2014年に、反対や否定的な声が多くて諦めかけました。
マジメな人ほど特に正面から受け取りがちで、自分の可能性を摘んでしまうリスクが高いように感じます。
だからまず前提として「起業に反対する人は普通にいるよ」ということは念頭に置いておきましょう。
部活に入ると厳しくしたがる先輩がいるし、会社の飲み会にいけば説教したがる上司がいますよね。(もちろんいない方が良いのだが)
これらと同じように、ある意味では自然な話だと考えておくとムダに凹まなくても済むんじゃないかなと。
また、起業に反対する人が高確率で出てくる理由も見てみると、案外「まあ、そんなもんか」と冷静に対処できるんじゃないでしょうか。
なぜ起業に反対する人が必ずいるの?
反対する理由①知らない世界だから
起業に反対する人が、なぜチャレンジを阻もうとするのか。
まず1つ目の理由として「知らないから」というのは非常に大きいと思います。
これは起業に限らず何においても似たような側面があって、
・海外旅行に出かける
・都会に引っ越す
なども経験がない人からすると「危ないからやめとけ!」と否定的になりがちですよね?
それこそ「クラブへいく」「ネットで口座を開設する」くらいの話でも同じようなリアクションになったりしますし、基本的に「知らない世界」に反対する人は多いものです。
起業しやすい時代になったと言っても現状、会社に勤めている人が圧倒的に多い日本。起業という未知の世界に踏み込もうとするのを、無意識に止めたくなるのは自然な話かもしれません。
反対する理由②起業が勘違いされてるから
また、そもそも「起業」を勘違いしているケースも珍しくないです。巨額の融資を受けて借金を抱えるところからスタート!みたいなイメージで認識されがちですよね、起業って。
もちろんそういったやり方もある一方で、今の時代だとネットを駆使してもっとライトに起業できるのも事実です。
- 自分は起業の成功が描けている
- 周りは無謀な挑戦だと思ってる
このギャップがある以上、反対する人が出てくるのは仕方ない気もしますね…!
スマホだって当初は「あんなもの要らん!手を出すな!」と揶揄されていたわけで、認識のズレから反対意見が飛んでくるのはよくある話です。
反対する理由③挑戦が羨ましいから
上記2つはどちらかというと「心配」の要素が強い一方で、嫉妬のような感情から反対する人もいます。
あなたが自分の遠くに行ってしまう寂しさというか、チャレンジが羨ましい気持ちから反対する人も少なくないんですよね。
現に僕も昔、会社を辞めて独立した同僚をみて「そんなに甘くないだろ」と思ってしまったことがあります。希望に満ちた彼にどこかで憧れていたものの、何もアクションを起こしていない自分の感情の落とし所がなかったから。
悪気はないけど自分の感情を整理できずに反対する人も一定数いるため、そのような空気を感じた場合には「ほお、羨ましいのな!」とポジティブに受け取っておけば大体OKです!
起業に反対する人が出てきたときおすすめの対処法
説得しなくていい
起業に反対する人の心理をなんとなく把握したところで、続いては対処法についてです。
まず対処法として一番のおすすめは、反対する人に対して正面からやり合わないこと。
- ムリに説得しなくていいし
- 反論する必要もないです
「そういう意見もあるよな」くらいでまず受け取っちゃいましょう。
そもそもの認識がズレている以上、ノーガードで殴り合ってもポジティブな結末は待っていません(笑)
もちろん親やパートナーなど「応援してほしい人」には理解してほしいものですが、起業する前に説き伏せるのは相当にハードルが高いんですよね。
もし応援してほしい人がいる場合には、後述する方法も試してみると良いかと!
起業している人の近くにいる
反対する人がいるのは普通だと頭で理解しつつも、四面楚歌の状態では徐々に「自分がおかしいのか?」なんて考えてしまうものです。
現に僕の起業仲間に話を聞いていても
「自分の考えが甘いのかと思った」
「起業なんて諦めようとした」
といったエピソードは本当に多くて、その荒波に一人で立ち向かうのはシンプルにキツイです。
だからおすすめしたいのは、実際に起業している人の近くにいること。
今の時代ではメルマガをとったりコミュニティに参加することが普通に出来ますから、「なりたい未来側」からの常識を受け取るほうが確実に前向きなテンションでいられると思います。
参考:雇われない生き方が会社より楽しいガチな理由【起業6年目が語る】
起業で成功する根拠をつくる
ここまでお伝えしてきたとおり、「反対する人がいるから諦める」という道を選ぶ必要はありません。
だからまずは、起業で成功できるだけの根拠をつくってしまうのもおすすめです。反対する人を説得するためではなく、自分が自信を持つために。
たとえば僕はネットで起業しましたが、会社を辞める前に
- 個人で稼ぐ体験をする
- その道で成功してる人と繋がる
といったアクションはとっておきました。
会社以外でも稼げることは普通にわかっていたため、反対する人がいても諦めなくて済んだんですよね。
別に大それた行動なんていらないので、「起業しても稼げるな」と思えるくらいの一歩を踏み出しておくと精神的にはかなりラクになりますよ!
参考:起業1年目でも赤字にならないやり方!今の時代の正しい戦略とは?
起業して結果を出しちゃう
最後にそもそもの考え方として、反対する人に対処するのは今じゃないという思考もおすすめです。
というのも、最初は一生懸命に反対していた人も、起業して結果を出してしまうと案外すぐに手のひらを返すんですよね。
「え、そんなに調子いいなら教えてほしいんだけど…」なんて話はよく聞きますし、実際に僕の周りでもそんな反応はたくさんありました。
ハワイに行ったことがなくて反対していた人に「マジで楽しすぎてヤバかったからまた行くわ」と伝えたら急激にハワイ欲が高まっているような感じでしょうか。
先ほどの「根拠をつくる」とも似ていますが、結果を出してしまえば反対意見は簡単にひっくり返せますので安心して進んでいきましょう。
参考:とにかく起業したい人のロードマップ|初心者は何からやればいい?
反対されても起業を諦めなくて大丈夫
起業に反対する人の心理や対処法をお伝えしてきましたが、まず最初に訪れる試練くらいの感覚でもいいかもしれません。
とはいえ僕自身、やったこともないのに否定すんなよ!とムカついた経験もあるんですけど(笑)諦めなくて良かったなと心から思います。
また、反対する人に押されて諦めている人も一定数いるでしょうし、そう考えるとこの壁を超えるだけでライバルは減っているんですよね。
逆にみんなが「それはいいね!」と言ってくる方向って必然的に競争率が高くて、むしろそちのほうが危険な気もしませんか?
現実的には周りに起業している人がいないとか、なかなかリアルに感じにくいかもしれませんが、雇われない生き方は普通に掴めるのでぜひ頑張りたい気持ちを大切にされてくださいね!