こんばんは、井上直哉です。
コミュニティのメンバーや読者の方から
「新しいチャレンジをするときの原動力って何でしょうか?」
といった内容の質問を定期的にいただきます。
結論からいうと大切な要素の1つとして
■本音を誤魔化さない力
は欠かせないと思うので、今日はそんな話をしますね!
チャレンジ精神を根こそぎ潰さないためにぜひ押さえておいてほしいポイントです。
そもそもの話。
世の中には2種類の人がいます。
俺か、俺以外か。
ではなくて、、、
・肯定的な人
・否定的な人
物事を受け取るときの反応は大きく2つに分かれると思うんですね。
もちろんこれは「自分は100%こっち!」みたいな極端な話ではなくて、時と場合によって変わるのが普通です。
誰しもが双方の感情を経験しているはずです。
そのなかで極めて否定的なリアクションをとりやすいのが「未知の領域=知らないジャンル」に関する話のとき。
知らないとか、やったことないってだけで人は簡単に否定的な反応をとってしまうものです。
・ハワイへ行きたい!
→危ないからやめとけ
・東京の大学に行きたい!
→危ないからやめとけ
・Macにしてみたい!
→いいからWindowsだ!!
みたいな条件反射で、知らないから、だけで拒絶するケースは珍しくありません。
上記の例はさすがに頑固オヤジ感が強いですが、
「知らない」
「やったことない」
といった分野に対して慎重になるのは人の性質として自然な話ですよね。
ただ、
「知らないジャンルを否定する生き方」
はマジでメリットがないです。
ビジネス(あるいは人生)において自分の可能性をごっそり潰してしまうから。
そもそも自分が知っている範囲なんて世の中でみたらごく一部じゃないですか。
「ほぼ知らんこと」の方が圧倒的に多いわけで、ここを拒否しちゃうと人生めちゃくちゃハード。
まだ見ぬ世界に希望を抱くことすら許されなくなってしまいます。
たとえばよく、
「タワマンも高級車も興味ないです」
という主張を見かけます。
僕も以前はそんなことを思っていたし、それぞれの価値観なのでこの考え方も1つです。
一方で、
■え、それ本気で言ってる?
とも今では思うんですよね。
だってほとんどの人が以前の僕のように体験もせず知らないままに「興味ない」で片付けちゃってるわけで。
実際どうなんだろう、その世界は??という好奇心くらいあった方が自然な気がしませんか…!
これは実体験なんですけど、東京にコピーライターの友人がいて彼の家に泊めてもらったことがあります。
品川にあるマンションの高層階で、エレベーターで30数階まで上がりました。
(記憶が曖昧でもっと上だったかもしれません)
その部屋に入ったとき、正面でドーン!!と待っている窓から見える景色がかなり衝撃だったんですよね。
地上の光がぜんぶ小さく見えて、街を一望できる感じで。
こんな見晴らしのいい場所で仕事したらそりゃコピーもすげえの書けるわ!
という、めちゃくちゃ雑で失礼な感想をそのまま口に出してしまいました。
※景色だけでコピーは書けません
また、起業家の先輩と先日話したときにもこんなエピソードを聞きました。
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表参道に『よろにく』って焼肉屋があるんだけど、行ったことなかったんだよね。
商社マンとか芸能人御用達のお店で予約も全然とれない人気だし、なんか斜に構えて敬遠しちゃって。
でも今だと(外食が減っていて)普通に予約がとれるから試しに行ってみたの。
そしたらハンパなくおいしくて、今までの自分の思考が残念すぎたことに気付いたよ…
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一度も行ったことがないくせに「叙々苑とかは別に好きじゃない」なんて言っていた自分を思い出して、妙に「わかるわ…」と納得してしまいました。
こんな感じで、知らないからなんとなく拒絶しちゃった。
みたいな経験は1つや2つありませんか?
もちろん何に価値を感じるかは人それぞれで、高けりゃいいわけじゃないのは言うまでもありません。
VUITTONよりユニクロが好きでもいいです、好みだから。
でも「本当はほしいもの」を濁すのはめちゃくちゃもったいないし、「いらない」ってポーズを取った瞬間、当然それは手に入らなくなってしまいます。
だから、新しいチャレンジにおいては特に、
■本音に正直に動いたほうが健全じゃない?
と思うんですよね。
それこそ、ビジネスを頑張る動機は千差万別です。
・会社を辞めたい
・いい家に引っ越したい
・高級焼肉店にいってみたい
・本気で打ち込めるものがほしい
挙げれば無数にあるだろうし、モテたい!みたいな感情だっていいです。
でもどんなステージにおいても「まだ見ぬ世界」に一歩踏み出すわけじゃないですか。
知らないし体験したことがないから目指すわけで、興味や好奇心だけあればそれでいいんじゃないかと!
知らないから否定、のスタンスでは手に入るはずのものも掴めません。
正直なところ、僕も叙々苑を拒絶したようにビジネスに対しても斜に構えた時期があります。
「ネットで稼げるとか本当かよ」
「自分の収入を自分で決められるとかありえん!」
みたいな価値観で生きていて、この世界に対する興味を押し殺そうとしました。
だけど結果として、個人で稼ぐ生き方への憧れを捨てられず、
「その世界の景色をみたい」
「俺もそっちに行きたい!」
とストレートな欲を受け入れるところからすべてが始まったのは間違いありません。
むしろそれだけでも雇われずに生きていけたり、月商1000万円を超えるような初体験もすることが出来ました。
本気出せばもっとやれるのに…なんて思いながら毎日過ごすこともなくなり、
「本音を誤魔化さない力」
は絶大なスキルだとガチで思います。
ということで
モチベーションに悩んだり、挑戦に臆病になってしまうときには正直に!ってことを大事にしていきましょう。
コミュニティやコンサルで案外多いのがこういうパターンです。
メンバー
「家族のために頑張ります」
僕
「○○さん、本当は会社辞めたいんですよね?」
メンバー
「…はい。実はそっちの願望が強いです、、!」
そして結果が格段に変わっていく…!
といった流れは言わばあるあるで、馬力がぜんぜん違ってくるんですよね。
シンプルに欲で動いたほうが力も湧いてくるものだと思いますし、駆け出しの原動力としてぜひ大事にみてください。
それではまた!