起業したいと考えたとき、「未経験だけど大丈夫かな」との不安が頭をよぎることもあると思います。どんなチャレンジでも未経験分野だとちょっと尻込みしてしまいますよね。
そもそも起業の方法なんて学校では習わないですし、僕自身もまさに経験ゼロの初心者からスタートしたため気持ちはめっちゃわかります。
ただ実際に起業してコンサルタントとしても200名以上の方を指導させていただく中で、未経験のほうが成功しやすい現実にも気づいたんですよね。
この記事ではその理由を大きく3つに分けてお伝えします。
結論、未経験の個人こそ起業によるチャンスは大きいと思うので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
起業は未経験が成功しやすい理由①手段の選択
稼ぎやすい方法を選べるかが成功の鍵
起業は未経験の方が成功しやすい理由としてまず挙げたいのが、手段の選択についてです。
ざっくり言うと起業は「収益を上げること」が1つの目的になりますよね。ボランティアではないので当然。そう考えるとシンプルに、稼ぎやすい方法を選ぶことが成功の確率を高めるじゃないですか。
にも関わらず、起業の経験があったり知識に自信があったりする人ほど「自分がやりたいこと」を優先しがちです。
- 僕はこの分野で成功したいんだ
- 私は◯◯以外やりたくない
など、手段にこだわる傾向にあります。
もちろん自分のやりたいことはあっていいですが、必ずしもそれが稼ぎやすい=成功しやすい方法ではないケースも往々にしてあるわけで。自ら難易度を高くして、越えられないハードルを前にして失敗することは珍しくありません。
未経験の「不安」はアドバンテージ
一方で未経験の場合は、起業においてスタート段階の選択が容易です。
未経験だからと不安になる人が多いものの、その感情って使いようによっては健全だと思うんですよね。なぜなら「不安があるからこそ」ストレートに成功しやすい方法を選べるから。
やりたいことや手段にこだわって失敗する人たちとは反対に、稼ぎやすい方法を選んで起業のスタートを切れるのは未経験者の大きな武器です。
・ネットを利用しての個人起業
・オンラインで出来るビジネスモデル
たとえば上記は今の時代の起業において成功しやすい方法でしょうし、未経験からでも十分に戦える分野になるんじゃないかと!
成功しやすい方法でビジネスを軌道に乗せてしまえば「やりたいこと」なんて後からいくらでも出来るため、未経験で手段の足かせがないことは起業の大きなアドバンテージになります。
起業は未経験が成功しやすい理由②素直は最強
未経験の分野で自分の解釈はいらない
続いて2つ目の理由は、素直さという武器を持っていることです。
未経験の分野においては基本的に、自分の実力やセンスだけでは戦えないじゃないですか。誰かの知識や経験から学ぶのが普通で、起業も例外ではありません。
そんな状況下において「素直に耳を傾けられる」ってそれだけで武器になるんですよね!
たとえば以下の2人だと、どちらが成功しそうでしょうか?
<Aさん>
学んだことをそのまま行動に移す。
<Bさん>
学んだことに自分の解釈を加える。
もしかしたら、アレンジを加えるBさんのほうが上手くいきそうに感じるかもしれません。
ただ前述のとおり、未経験の分野において自分の解釈ほどアテにならないものもないです。
成功する人ほど素直にやる
ちなみに、先ほどの例を料理に置き換えて考えてみるとこんな感じです。
●レシピには「醤油を大さじ2杯」とある
<Aさん>
言われたとおり醤油を大さじ2杯いれる
<Bさん>
目分量で入れたり他の調味料を使ったりする
自分の解釈でアレンジを加えるBさんが必ず失敗するとも限りませんが、きっとAさんのほうが成功しやすいですよね?以前なにかの番組で女優の北川景子さんが「絶対に料理で失敗しない」と言っていて、その理由は「全部レシピどおりやるから」でした。
これは起業の分野においても一緒で、成功する人ほど素直にやるものです。そして、未経験の人は素直さを持っていることが多いです。
本やネットで調べる。コンサルや講座で学ぶ。いずれにしても「自分でねじ曲げてしまった時点で成功とは遠ざかる」と思っておくくらいのテンションでちょうどいいかと!
起業未経験ゆえに理解できないことも時にはあるでしょうが(僕も当然ありましたが)、ムダにアレンジを加えないほうが成功しやすいのは間違いありません。
起業は未経験が成功しやすい理由③経験こそ価値
起業は国民のほとんどが未経験
さて最後に3つ目の理由をお伝えします。ラストは「経験が価値になる」こと。
これは未経験からスタートする際にぜひ覚えておいてほしくて、初めて何かをやるときってあなたの取り組みすべてが価値になるんですよね。成功しても失敗しても、全部です。
特に起業の分野においては国民の大半が「未経験」じゃないですか?(起業活動の認知度を示す「起業浸透率」が日本では17.1%で、主要49カ国中47位だそうです※つまり超低い)
一方で今の時代、
- 会社の給料だけでは心もとない
- ネットが使えるためハードルが低い
といった理由から起業にチャレンジしたい人は増えているわけです。
チャンレンジするとき人は「成功」「失敗」の両面を知りたくて情報収集するため、未経験からのスタートは価値提供にうってつけだということです…!
未経験からの道のりは「売れる」
また、未経験から起業した経験はそのまま「商品」になります。売れるんですよね。
経験が売れるってあまりピンと来ないかもしれませんが、
・喧嘩別れした元カレと復縁した方法
・SNSで絡まれて泥沼化した
・ダイエットでリバウンドした失敗体験
みたいな商品は普通にあります。「自伝」なんかもまさに経験でしかありません。
上記はすべて「希少だから」売れるわけですが(ただの一般人の自伝は売れないですよね笑)、その流れでいうと起業の分野は挑戦する人の母数が圧倒的に少ないじゃないですか。
すなわちレアな経験が手に入るわけで、未経験で挑むには可能性がめちゃくちゃデカイと思います。
リアルタイムでの体験や葛藤って未経験の人にしか語れないですし、ゼロからの起業は案外プラス要素が多いってことを頭に入れておくと前向きになりやすいのでおすすめです。
ゼロからの個人こそ起業に挑戦しようぜ
起業は未経験のほうが成功しやすいとお伝えしてきました。未経験は本当に大きなメリットだと思いますし、「仮に経験者だとしても新しい分野では初心者」の心づもりで挑むのが大事だとも感じます。
そもそも全員が最初は初心者だ!と言ってしまえば元も子もないとは思いつつ、経験がないことはまったくハンデにならないのは事実なんですよね…!
特に今の時代は個人で起業するハードルがすごく下がっていますし、いきなり会社を辞めて巨額の資金を借り入れする…みたいな大げさなスタートをする必要もありません。
その一方ででっかい可能性が待っているからこそ、ガンガンいこうぜ!というテンションも大切にしつつ挑戦していけるといいんじゃないでしょうか。
これから起業を考えるあなたに、何かしら伝わるものがあれば嬉しいです!