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目標を目標で終わらせないための絶対条件





こんばんは、井上直哉です。

年越しが近づいてきて、やっぱりこの時期は新しい目標を立てよう!という空気が強いですよね。

同時に、

1年なにも達成できず終わっちゃった…なんて今年を振り返っている人も少なくないんじゃないでしょうか。

 

現に僕も、昔は達成するどころか1ヶ月もしたらすぐ忘れちゃってましたし(笑)

今年の正月に立てた目標は覚えてすらいない、という方もぶっちゃけ多いはずです。

 

難しいですよね、年始の決意をやり遂げるって。

 

ただ、年始に立てた目標を達成できないとメンタルがやられてしまうのも確かなので、今日は「ただの目標で終わらせないためのポイント」について書きます。

 

無駄に心を折られないための引き出しとして、頭の片隅に置いておいていただけたら嬉しいです!

 

さっそくですが最近読んだ本に、「人は正解を言われると怒る」とありました。

図星を突かれると激昂するようなイメージでしょうか。

ラーメンを食べている人に対してだから痩せないんだよ君は、と言ってしまうと「うるせーわかってるわ!」となる感じ。

ラーメンは大好きなので気持ちはわかります。

 

正しいことだと頭ではわかっていつつ、人は現実的なことからは目を背けておきたい生き物だそうです。

 

これに近い話でいうと先日、Shrink(シュリンク)というマンガを読んだんですね。

精神科医の主人公と、患者のやりとりが描かれている物語。

 

普段読まないテイスト&実際にありそうな話ばかりなので個人的には面白かったです。

 

で、そのなかで患者さんの大半はこう言います。

 

「自分は精神科なんてかかるほどひどくない!」

 

皆さんどうでしょう。

仮に「精神科を受診してみてください」と言われたら、どんなテンションで受け取るでしょう?

 

たぶん上記のように、「自分はそんなんじゃない!」みたいに思ってしまうかもしれないですよね。

 

うちも以前、叔父が精神科医を受診することがあって、まさにそんな反応でした。

こんなところに来させるなんて!と、ものすごい剣幕で怒っていました。

 

一方で、

精神科って症状が重いイメージだけが先行しているものの、アメリカでは3人に1人が精神疾患を持っているそうです。

これは日本の約10倍の数字ですが、アメリカのほうが日本より10倍も患っている人が多いの?マジ??って疑問に思いませんか…!

 

これは物語の中でも扱われていて、日本は明らかに

受診者の数=現実と向き合っている人

が少ないだけなんですよね。

 

実際にマンガのなかでも、「足を運んでみたら精神的に解放された」といったストーリーがたくさん出てきます。

然るべきアクションをとれば比較的ラクに解放に向かうのに、反射的に逃避することを選んでしまう。

 

おそらくこんな事例はたくさんあるはずです。

ちょっとカゼっぽいときにも病院に行ったら現実になるから行かない。

ちょっと身体が重くなってきた気がしても、体重計に乗ると太ったことに凹むから乗らない。

似たような経験がある方も少なくないんじゃないでしょうか。

 

で、

これらの話から何が言いたいかというと

 

「現実を把握できているか?」

がマジで重要だということです。

 

人は基本的に未来のことを考えます。

そのほうがラクだし楽しいので。

だから現実はすぐに置き去りになるんですよね。

 

ただ、

自分の立ち位置を知らずして対策もありません。

 

自分の今の精神状態がわかっていれば、体重が増えたことを自覚できていれば。

どうやって対処していくか?はすべて、現実を把握して初めて考えられる話です。

 

現在地がわからないカーナビがマジで無意味なように、自分が今どこにいるのか?は絶対に正確に押さえておく必要があるってことですね!

 

おし。

長い前段はさておき、ここからが本題です。

 

ここまではすべて忘れてもいいので今日1つだけ覚えておいてほしいことがあります。

結論からいうと

 

■目標設定は「現在地」が命

だということです。

 

冒頭でもお話したとおり年末年始には目標を考える人が多くて、それ自体はめっちゃいいと思います。

来年こそは、なんて実現しねえよ!w  みたいな風潮もあるけど無視でいきましょう。

わかりやすいタイミングでもっかいアクセルを踏んじゃったほうが前に進めるから。

 

ただ、そのときには絶対に「現在地」を込みで考えるといいです。

 

これがめちゃくちゃ大事で、目標設定というとゴールにフォーカスされて

来年こそは会社を辞めます!

2021年は100万円稼ぎます!

みたいなテンションになりがちじゃないですか。

 

結構壮大なテーマを掲げるものの、現実とのギャップを前にして失速するケースは珍しくありません。

 

だからこそ

「現在地の把握」

ですね!

 

もし今年できなかったことがあるならそれはなぜ出来なかったのか?

なにがネックになっているのか?


この辺の問題がいきなり年明けから解消される!

なんてことが起きたらそれほど幸せなことはないですが普通にありえません(笑)

 

だからあらかじめ現実を可視化しておくこと。

気持ちよく2021年のスタートを切るために、この数日でやってみることをおすすめします。

 

たとえば「時間がなくて進まなかった」のであれば原因をバーっと書き出してみるといいです。

 

・会社で残業を請け負いすぎた
・昼休みを芸能ニュースで浪費した
・なんだかんだ毎週飲みに行った
・家でマンガを読みすぎた
・パソコンが重たくて萎える日が多い

こうやって書いてみると、それぞれのアクションがなんとなく見えるじゃないですか。

だとしたら、

出てきた問題を潰すにはどんな方法があるか?をセットで考えて1つずつクリアにしていく。

 

超地味だけど結局のところ、未来に置いた目標を達成するためには確実になにかしらの「壁」が存在するわけで。

 

その壁(現実)をすっ飛ばして

来年こそは気合い入れて頑張ります!!!!

みたいな結論に着地しちゃったら、ほぼ100%に近い確率で目標が宙ぶらりんになってしまいます。

 

基本的に

・未来には華があって
・現実はいつだって超地味

です。

 

だから後者が置き去りになるのはある意味必然なんですけど。スタート地点なしに走り出せないので、ここはぜひ意識してみるといいですね!

 

余談ですが、

先日久々に会った甥っ子が僕に向かって「ホームランを打ちたいから教えて!」と言ってきたんですよ。

そのときのやりとりがこんな感じでした。

 


「おし、やるか!任せろ」

甥っ子
「じゃあ向こうから投げて!」


「オッケー、まず構えてみ」

甥っ子
「こーい!」


「!!!」

 

いや、剣道のように正面をむいて構えてるんですね。

強そうだから男としてはいいのかもだけど、野球をするときのそれではないわけです。

 

だから甥っ子にホームランを打たせるためには

・バットの持ち方と構え
・どうやって振るものなのか

からスタートしなければいけないし、さらに言うと

・そもそもホームランって何よ?

ってことも理解できていませんでした。

 

まさに「現在地」をわかっていないと、指導も上達もへったくれもないよなと!

何をするにもまず今の位置を知るのが第一だと、あらためて実感した次第です。

 

こんな感じで、子どもの事例だとわかりやすいように、ビジネスでも同じようなことが言えると思います。

 

今のレベルにあった上達の仕方、やるべきことが存在しているということ。

 

物販を始めて間もない段階でやるべきは将来に組織化できるかを心配することではないし、ブログなど発信をスタートした段階でコピーライティングなんて気にしても仕方ないです。

 

反対に、

ビジネスをこれから始めるステージでも、現在地がわかっている人は急上昇しやすいのも事実で。

ゼロから結果を出す人はシンプルに、ゼロから結果を出すためのアクションを実行しています。

 

そうやって10万円、30万円、100万円、、

と収益が伸びていくことを考えると、今の立ち位置が見えているのはマジで強いなと。

 

だから2021年に向けて心を燃やすなら、

今の仕事でなにが不満or不安なのか、本当は欲しいものに蓋をしていないか?

などの内面的なものも含めて、年末にスッキリと洗い出してみるといいですね!

 

ということで、

・現在地を把握した上で
・アクションを考えていく

目標設定をする際には「現在地」を絶対条件としてぜひ取り入れてみてください。

ビビるほど地道ではありつつ、無理な目標で心を折られないための最善策だと思います。

 

それではまた!

 

PS

僕が主宰しているコミュニティ『天幕』で先日書いたコラムのリアクションが上々でした。

サラッと読める内容なので、年末年始で時間があるときにでもどうぞ!

もしもあなたが銀座のクラブで働いていたら

 

ではでは!





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