転売で商品を販売するときには、どのプラットフォームを利用するのかを決めなくてはなりません。
もちろん僕も出店していますしAmazonでの販売が優位との声もありますが、大口出品は月額5,000ほどの料金がかかるため初心者の入り口としては少しハードルが高いところ。
その点、ヤフオクとメルカリなら難しい手続きもなく、登録から出品までその日のうちにできてしまいます。
簡単に出品までできる両者ですが、どうせ売るなら高く売れる方(利益がとりやすい方)に出品したいですよね。
この記事では僕の経験も交えつつ、「どっちが高く売れるの?」といった視点など2つのプラットフォームを様々な角度から比較していきたいと思います。
それぞれの特性を学び、うまく使い分けていきましょう。
2020最新!ヤフオクとメルカリはどっちが売れる?
それでは早速、メルカリとヤフオクはどっちが良いのか、「売れるまでのスピード」と「出品のしやすさ」で比較してみましょう。
売れるまでのスピード
◎メルカリ
〇ヤフオク
「売れた商品の80%は出品から24時間以内」というデータがあるように、出品してから売れるまでのスピードはメルカリの方が早い傾向にあります。
もちろん一概に言えない部分もありますが、出品してから2、3分で売れるということは珍しくありません。
メルカリの売れる早さの理由は主に以下の2点だと考えます。
メルカリの売れる早さが優れている理由
1、アプリからの利用が多い
まずはメルカリを利用する人は圧倒的にスマホから利用する人が多いためです。
ヤフオクの場合はパソコンから利用するユーザーも一定数いますが、メルカリの場合はほとんどのユーザーがスマホから利用しています。
スマホとパソコンのどちらが多く見られているかと考えると明らかにスマホに分がありますよね。
こまめにメルカリをチェックをすることが可能であることによって、出品した商品が購入者の目に留まりやすいという点があります。
2、アプリTOPの「おすすめ」タブが頻繁に更新される
画像の赤枠部分が「おすすめ」タブなのですが、今まで閲覧した商品の情報からおすすめの商品が出品されると、自動的に更新されていくようになっています。
そのおすすめページがアプリを起動すると初めに表示され、さらに新しい商品ほど上に表示されます。この機能により新しく出品された商品が目につきやすいため、そこから購入につながっていく取引も多いでしょう。
平均的に売れるのが早いのはメルカリですが、ヤフオクも即決価格で出品していればすぐに落札されることも。
僕も出品してヤフオクで出品をして10分経たずに売れた経験は何度もあります。
ただ、プラットフォームの特性と勢い的にも、2020年時点ではメルカリの方が早く売れやすいという傾向にあるので、「どうしても早く売り切りたい」と言うような場合はメルカリを使うことも視野に入れてみてください。
出品のしやすさ
◎メルカリ
〇ヤフオク
出品はメルカリの方が簡単にできます。さすがにここは、スマホで初心者でも使いやすいように徹底されていますね。
まずメルカリの場合、アプリを起動してすぐ右下に出品ボタンが表示されますので、出品に迷うことがありません。
その上、GoogleやFacebookのアカウントを持っていればそちらと連携させることもできるので、その場合は会員登録の手間もほとんどかからずに済みます。
出品する際もヤフオクと比べて入力が必要な項目や選択項目が少なく、短時間で出品を完了させることができますね。
商品よっては写真からタイトルやジャンルを自動で選択してくれる機能もあるので、さらに手間が掛からなくなっています。
ということで、今回の記事では「売れるまでのスピード」「出品のしやすさ」の2つで比較をさせていただきました。
以上の点を参考にして、状況に合わせて最適なプラットフォームを選択しましょう!
参考:メルカリに出品説明テンプレート登場|効率化のコツはこれだ!
ヤフオクとメルカリはどっちが高く売れる?
文化の違い
さて、ここからは肝心の「どっちが高く売れるのか?」という点に触れていきましょう。
実際に周りの実践者に確認しても意見が割れるところではありますが、僕の意見としてはヤフオクの方が高く売れる印象があります。
もちろんこれは商品によって異なりますし、メルカリの方が高く売れるものもあるでしょう。
ただ僕がヤフオクの方が高く売れると考える理由の1つに「文化の違い」があります。
メルカリの方が価格が下がりやすい、と言った方がわかりやすいかもしれませんが、メルカリではコメントで値下げ交渉をするのが当たり前になっています。
見方を変えるとそのことを前提であらかじめ高めで設定できれば良いのですが、それが難しい場合はどうしても価格が想定を下回りがちかなと。
参考:【最新版】ヤフオク出品のコツ|高く売る為に写真より大切なこと
ユーザーの年齢層の違い
またユーザーの年齢層が違うことによって、出品されている商品も価格に影響しているのは間違いありません。
傾向として見てみると
ヤフオクのユーザー:30代以上
メルカリのユーザー:10代~20代
と、利用者の割合が大きく異なるんですね。
また、マニア向けの商品はヤフオクで出品されるケースが多く、オークションで入札が競り合うと非常に高額になる場合もあります。
以上の理由から、ヤフオクの方が高く売れるというのが僕の見解です。
ただ商品によっては逆転することも十分にありえるため、年齢層も考慮した上でしっかりとリサーチをして、どちらが良いのかを見極めましょう。
ヤフオクとメルカリはどっちがいい?売ってみた雑感
ここまでヤフオクとメルカリを色々な角度から比較してきましたが、メルカリはここ数年で一気にメジャーになったサービスで、2018年に上場したこともあり勢いがありますね。
初めのころはサービスを大きくするために、ツールや転売業者に関してもある程度は黙認していましたが、上場するにあたって、グレーな手法で稼いでいたアカウントが軒並み凍結されるということもありました。
一方のヤフオクは20年近く運営されており、機能や規約もアップデートを繰り返してきた安定感がある印象です。だからヤフオクは捨てられない…(笑)
よほどのことがない限りはアカウントが凍結されたということもほとんど聞きませんし、そういった企業の特色や背景も提供されるサービスに影響してくるので、上手に付き合っていきたいところです。
また使い分けのコツとしては、商品の特性を考慮して使い分けるのが一番だと思います。
若い人に需要がある商品であればメルカリを利用したり、強い需要がある場合にはヤフオクでオークション形式にするのもひとつでしょう。
どっちでも売れる商品であれば入金サイクルなどを考慮し、自分の環境に合わせて使っていくと良いですね。
転売ビジネスで稼ぐうえでは、複数の販路を持っておくことでリスクヘッジに繋がります。
1つの販路に依存することなく、規約の変更や手数料の改定があった場合でも安定した収益をあげられるように、それぞれの販路の特性を理解しながら上手に使い分けていきましょう!