不用品販売や在庫処分、もちろん販路の一つとしても利用者の多いヤフオクですが、少しでも高く売りたいというのは全ての出品者に共通している気持ちですよね。
しかし出品しても入札が少なかったり、なかなか思うような金額で落札されず、やきもきしている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、ヤフオクで実際に行っている商品を高く売るための手法やコツを詳しく書いていきます。
僕が試行錯誤を繰り返した中で効果があったものを中心に紹介していきますので、ぜひ取り入れて売上アップにつなげていただければと思います。
目次
高く売れるヤフオク出品のコツとは?
魅力的に映る出品をすることがすべて
まず具体的な話に移る前に、これからお話するテクニックは商品の魅力を最大限に伝えるためのものだということをお伝えしたいと思います。
写真の撮り方や商品説明文の書き方なども、言わばすべてが商品を魅力的に魅せるための施策です。
商品の価値を最大限に感じてもらうことができれば高値で落札してもらうことができますが、極端な話、商品自体の価値が乏しいにも関わらずテクニックだけを磨いても高く売ることは出来ません。
出品においては商品の価値を伝えるということを常に意識していきましょう。
誰に売るのかをイメージしよう
ヤフオクに限った話でないですが、誰に売るのかをしっかりイメージすることはビジネスにおいて大切なことの一つです。
マーケティング用語でもよく「ペルソナ」という言葉を耳にするように、ターゲットを明確に描くことがビジネスにおいては非常に重要になりますよね。
もちろんヤフオクの出品においても、ターゲットによって写真の撮り方や商品説明文を書くときの内容も変わってきますので、出品前にあらかじめ想定しておく必要があります。
商品の価値をしっかりと伝えるためにも、ターゲットとする属性を明確にイメージすることは大切にしていきましょう。
高く売れるヤフオク出品のコツ【写真編】
背景で差別化
まず写真を撮る前に、自分が出品しようとしている商品をヤフオクで検索して「出品画像にはどんな背景がよく使われているのか?」というのを見てみましょう。
床や畳みの上で撮っているものは見栄えが良くないですが基本的には白か黒がベーシックで多く、最近ではお洒落な背景(壁紙やタオルなどでOK)も高く落札されている傾向があります。
売れている出品者をモデリングするところから始めていって、徐々にオリジナリティーを出していくことで差別化をはかることが出来ます。
ルイヴィトンなどの高級バッグが雑に絨毯の上に置かれていたら購買意欲は失われるでしょうし、商品が映えるということが一番重要なのでそこを意識していきましょう。
配置と角度を考える
写真を撮影するときに光が反射していたり、薄暗くて商品が見にくいというのはNGだと思ってください。
光が反射しない角度を考えたり、撮るときにカメラやスマホ側で明るさを調節することで、特別な道具を使わずに明るい写真を撮ることができます。
iPhoneの場合はピントを合わせたい部分を長押しして、指を上に動かしていくことで明るくすることが出来ます。(画像参照)
「写真はなんでもいい」という方もいますが第一印象は商品の印象を大きく左右するため、ひと手間かける価値は十分にあるかと思います。
特徴が伝わる枚数で
ヤフオクでは最大10枚の写真を載せることができますが、商品の特徴がしっかりと伝わればOK。基本的には3枚もあれば十分です。
キズがある場合はキズの程度がわかるような写真、美品の場合は綺麗さが伝わるような写真も載せるようにし、商品の状態や特徴がより伝わるように配慮しましょう。
高く売るヤフオク出品のコツ【期間編】
終了時間はターゲットに合わせる
基本的には土日祝の22時前後に設定すると終了間際の閲覧が増えるため、駆け込みでの入札が増えて高値になりやすかったり売れやすい傾向があります。
これは一般的な事例として覚えておくと良いのですが、終了時間についてはターゲットによって柔軟に変更していくことが必要です。
たとえばコスメ系や子供服など主婦に売りたい商品の場合は平日の12~13時に設定をしたり、マニア向けの商品は終了時間を土日祝の22時より遅めに設定したりと、ターゲットの生活リズムをイメージすることがとても重要になります。
出品期間は短めに設定
ヤフオクでは終了までの時間が長い商品よりも短い商品の方が検索されたときに上位に表示される傾向があるため、出品期間は極力短めに設定するのもコツの1つです。
残り時間が短い方が、今を逃すと手に入らないかもという気持ちに訴えかけることもできるので効果的です。
ただ、オークション形式の場合は期間を長めにとった方が目につきやすいため、その辺りは出品の仕方にも応じて臨機応変に使い分けていきましょう。
高く売るヤフオク出品のコツ【タイトル編】
検索需要のあるキーワードをチョイス
オークションサイトでは検索にHITしないことには自分の出品している商品がユーザーの目に留まらないため、確実に検索需要に当て込んでいくことが必要になります。
そのため出品タイトルを考える上で一番重要なことは、検索されやすい単語・必要事項をできるだけキーワードとして盛り込むことです。
ここで意識することは自分が商品を探すときに入力する可能性があるキーワードを想像することで、具体的には以下のような要素があります。
・商品名
・ブランド名
・型番
・色
・サイズ
・英語表記
・カタカナ表記
こういったものが想定できますが、あらゆるキーワードを想像してタイトルに入れていきます。
空白が余る場合などは「いつ、誰が何の目的で使うか」などの背景を考えてみたり、「★」や「■」などの記号を駆使して目立つように工夫するのもひとつです。
また、「ビックバン」と「ビッグバン」のように、略語や間違えやすい単語など検索される可能性があるワードも入れておくと効果がありますので、余裕がある場合にはこういった単語も含めておいて損はないでしょう。
半角スペースを大事に
そしてタイトルを決めるときに注意したいのが、スペースを開けずにキーワードを連続させてしまうと検索にHITしない場合があるということです。
例えば下記の「新品」と「サンプル」というキーワードを入れる場合は、2つのキーワードの間にスペースを入れる必要があります。
例 ○:新品 サンプル ×:新品サンプル
ただ連続で打ち込んでしまうと認識されないこともあるので、さほど手間がかかることでもないですし細かく単語で区切って入力することもコツの1つですね!
発送方法などの強みを
最後に、安い発送方法が選択できる場合は発送方法や送料を書いておくと良いでしょう。
特に同一商品を出品しているライバルが業者である場合は補償がない安い発送は選べないことも多いため、とにかく安く購入したいユーザーには効果があります。
たとえば以下のような文言を追加すると目に留まりやすいかと思います。
<クリックポスト164円発送可>
<定形郵便80円対応可>
もちろん送料をこちらで負担する場合には「送料無料」ということも謳えるので、そういった要素がある場合にはドンドン盛り込んでいきましょう。
失敗しないヤフオク出品のコツも紹介!
オークションより即決出品
出品するときは基本的に即決出品で出品するのですが、僕が思う即決出品のメリットは以下の2つです。
自分の希望する価格で販売できる
オークションで出品する場合、自分が売りたい価格まで競り上がらずに終了してしまうことが非常に多くあります。
実際にリサーチで商品の相場を確認してみるとわかりやすいですが、落札価格が安い場合はオークション形式で出品している場合がほとんど。
もちろん商品にもよるものの、即決で出品して価格調整をしていく方が売上の見込みは立てやすいとも思います。
オークションの終了を待つ必要が無い
即決出品している場合は入札した時点で落札が確定しますので、オークションの終了時間を待っていられないというユーザーにも購入してもらえるチャンスが高くなります。
出品者としてもオークションの終了期間を待つよりも売上が早く入金されますので、お互いにメリットがあるとも言えますね。
参考:物販で売上が悪い時を乗り切る方法|臆病風に吹かれなければ勝てる
最低落札価格は使わない
最低落札価格の設定は、文字通り自分の最低希望価格を下回った場合には落札が成立しないシステムです。
出品者にとってみれば最低限の価格が保障されるため安心できる機能である一方、入札者にとってはギリギリの金額の入札が出来ない場合が多く、邪魔な設定に感じられてしまいます。
最低落札価格を設定しているかどうかも検索結果から確認ができてしまうため、毎回設定をしているとそのうち出品している商品自体見られなくなる可能性も。
せっかく安く購入できたと思ったら最低落札価格が設けられていたとなると非常に鬱陶しく思われますから、できだけ即決価格で設定をするようにし、オークションで出品する際は最低落札価格を設定しなくても売れる価格を見込むのがコツといえます。
参考:ネット副業で月収10万円は本当に稼げると知って体感した変化7つ
ヤフオク出品のコツで一番重要なのは説明文
写真よりも重要度が高い
ヤフオク出品のコツとしては大部分が「写真」に関する情報になっています。
もちろん僕も写真が大事ということに異論はないのですが、個人的には写真よりも商品説明文の方がより重要ではないかと思っています。
飲食店にたとえるとわかりやすいかと思いますが、外観が綺麗なお店に入ったものの料理がおいしくなかったり、接客がイマイチだったらもう一度行きたいとは思わないですよね?
写真をいくら綺麗に撮ったとしても、説明文でしっかりと商品の魅力を伝えることが出来なければ購入に至らない場合が多いですし、購入に繋がるような説明文を書くことは商品を高く売る上で必要不可欠であることは間違いありません。
一番簡単な差別化
説明文については多くの出品者が時間短縮や効率化のために、コピペで出来るようにしている場合がほとんどです。
もちろんそれも大事ですが、他の出品者がコピペをしていることをあえて注力して工夫していくことで、ユーザーに寄り添った説明文を書くことができます。
具体的にどのような内容を書くのが効果的なのかを次の項目で見ていきましょう。
ヤフオク出品で魅力的な説明文を書くためのコツ
商品の状態
新品なのか中古品なのか、中古品だとしたら傷の有無はどうなのか、そういった情報は購入の判断に大きな影響を及ぼします。
写真を見るときにもその情報があるかないかで見え方が変わってくる場合もありますので、自分が購入するときに気にするポイントなども入れながら、できるだけ詳しく書くのがコツです。
保管状況
商品の保管状況を気にするユーザーも多いため、どういう状態で保管しているのかも説明文には記載するようにしましょう。
喫煙者がいないことやペットがいないことなども含め、どのような点に気をつけて保管をしていたかなども書いておくと、商品のページを閲覧している方に良い印象を与えられる可能性が高くなります。
使用頻度
たとえば洋服などであれば、どれくらいの頻度で着用していたのか等は気になるポイントですよね。
カバンもどれくらい使っていたのかで使用感が変わってくるため気になる方が多いですし、状態に関わる部分はしっかりと記載することで購入率のアップだけでなくクレームなどの予防としても働きます。
購入経路や時期
いつどこで購入したのかというのも、ユーザーにとっては重要な情報です。
発売から時間が経っていても、正規のルートで購入していて時間があまり経過していない場合など、購入を考えている人にとっては商品の状態にも期待が持てますよね。
出品の動機
なぜ出品するのか?ということも説明文に記載しておくと安心感を与えることができます。
「もう使わなくなったため」とか「必要なくなったので」というような理由で出品している人もいますので、他の人も参考にしてみるにも良いと思います。
そのストーリーが訴えかけるものも大きいため、ぜひ考えてみてください。
付加情報
販売するにあたってターゲットを事前に決めているので、その人が欲しくなるような情報が加えてあるとベターです。
たとえば限定商品であるということだったり、本であれば初版であったりや発売日などの情報があってもいいかもしれません。
説明文は写真では伝わらないことを伝えるという役割があるためそこを意識していくことと、自分が購入するときに気になるポイントをイメージして書くことが魅力的な説明文を書くコツです。
他にもあるヤフオク出品のコツとは?
発送方法と送料をわかりやすく明記
商品が高額になるほど発送方法を気にするお客様は多くなりますし、ヤフオクでは購入者の方が送料を負担するケースが多いため、送料がいくら掛かるかについて気にする人も多いです。
送料込みでの価格がすぐにわかれば購入に対するハードルが1つ減りますので、簡潔にわかりやすく書くことを意識していきましょう。
付加価値を付ける
おまけがついていたり無料でラッピングをしてくれたりなど、独自の付加価値があると購入に繋がりやすくなる場合もあります。
付加価値のコツについてはこちらの記事でも詳しく書いていますので、ぜひ確認してみてください。
参考:転売は付加価値で稼ぐ|簡単な価値提供で高利益を生み出す方法とは
ヤフオクはコツさえ掴めば高く売れる
ここまでヤフオクで商品を高く売るために、実際に工夫していることや意識してるコツを各項目ごとに紹介してきました。
上記のことに取り組んでいくことで高く売れるケースが増えていくと思いますので、ぜひ簡単なとこからでも実践してみてください。
基本的に、ヤフオクで高く売るコツとしては写真がすべてだと言われていますが、個人的には説明文が果たす役割が非常に大きいと思いますし、多くの出品者がテンプレートを使っているなかで、そこに取り組むことが差別化として一番わかりやすい方法だと考えています。
結局のところ、商品を高く売るのに一番重要なことは小手先のテクニックではなく、相手(お客様)のことをどれだけ考えられるかということ。
それは転売に限った話ではないですし、すべてのビジネスに通じる普遍的かつ最新の思考と言えるでしょう。
誰に売るのか?その人は何を求めているのか?どうしたら喜んでくれるのか?など、そういったことを突き詰めていくことは結果を出していくために必要不可欠なことでもあります。
しっかりとお客様をイメージしてどうやったら購入してもらえるかを考えながら、ヤフオクを楽しんで販売していきましょう。