転売の情報を得るためにメルマガを読んでいると「コレ売れました」と商品を公開してくれることがあるじゃないですか。
初心者の頃はアレがもう嬉しくて嬉しくて待ちわびていたわけですが(笑)今思えば無視しても良かったなと…。
情報発信者となったからわかることも多分にあるので、この記事では転売系の発信者が売れた商品を公開する心理も踏まえて、それを無視していいと思う3つの理由について書いていきます。
情報に振り回されるのではなく、情報を活かせるビジネスマンになるための考え方についてもお話していきますので、ぜひ参考にしていただけたら!
なぜ転売メルマガで売れた商品を公開するのか?
反応がとれやすい
まず単刀直入に、売れた商品を公開するのは読者の反応がとれやすいです。
実際に転売ビジネスで稼いでいる人がどんな商品を売っているのか?は気になるものですし、特に初心者の時期にはどんなものが売れるのかイメージできないという状態の方も多いため、具体的な商品を上げるのは確かに需要がありますよね。
発信者側からしてもクリックが多かったり反応が多いと嬉しい側面は当然あるため、「自分の情報にはこんなに価値がある」と感じたい人も少なくありません。
有益な情報っぽく見える
確かに売れた商品を流すと有益な情報のように見えますし、読者の中にはそれを期待している人がいるというのは事実として考えて間違いないでしょう。
単にその商品を仕入れて販売すれば同じように売れると読者としては感じますし、わかりやすく「有益」だと認識してもらえる狙いがありますよね。
また、仕入目的ではなく興味本位の読者に対しても一定の満足を与える手段なのだと思います。
転売メルマガの商品紹介は無視していい理由
情報として意味がないとはまったく思わないのですが、一部では「転売メルマガ=商品紹介」といった認識がなされていて、それは違うよなと。
受信する側としても気にしすぎなくていいと僕は思うので、その理由について深掘りしていきます。
旬が過ぎていることが大半
リアルな実情として、メルマガなどで公開されている商品はすでに旬が去っている商品が大半を占めます。
もちろんそうでないものもあるのでしょうが、これまでの経験から見た傾向として。
・廃盤品
・限定品
をはじめ、すでに売り切れていて仕入れが出来ない商品であったり、季節もので時期的に遅く、今から仕入れても来シーズンまで待たなくてはいけないといったことも往々にして起こり得ます。
ブログなどでも「これからこのキーワードで記事を書くよ!」なんて自分が攻める場所をいちいち公開しないですしね…。
価格競争で負のスパイラル
商品を公開したのが影響力のある発信者であるほど、何千・何万と読者がいるため、たくさんの人が同じ情報を受け取っていることになります。
全員が全員実践するわけではないですが、そもそも母数が多いため多くの人が同じ商品を仕入れて販売に踏み切ることから、価格競争になるのは必至です。
キャッシュフローを考えると早く売り抜きたい…といった状況でも、出品者が多くて値下がりを続ける一方という状況も普通に起こるため、利益がしっかり残せるような戦い方をしていく必要がありますよね。
転売ビジネスにおいて価格競争を嘆く人は少なくないのですが、自らその状況を招いているともいえるので…。
参考:転売は付加価値で稼ぐ|簡単な価値提供で高利益を生み出す方法とは
仮に稼げても地力はつかない
一番最後の理由が一番強いのですが、たとえ運良くその商品で利益が出せたとしても、それは自分のスキルにはならないんですよね。
釣りに行った際に魚を貰っても一時的なものでしかなくて、釣り方を覚えることにこそ意味があるじゃないですか?
定期的においしい情報が送られてくる保証もないですし、そもそも個人で稼げる力を身に付けるために転売ビジネスに着手するのに目的が逸脱しています。
そうやって売れる商品を追うことよりも、売れる商品を自分で見つけるスキルの方がよほど大事ですので、商品情報に振り回されることは絶対に避けるべきだと思います。
参考:国内転売のリサーチ方法|初心者でも稼げるおすすめの手法とは?
転売メルマガの有効活用法
転売メルマガの商品公開に振り回される必要はないとお伝えしてきましたが、それでも気になるという場合には以下のようなことを心掛けてみるのがおすすめです。
エッセンスを抜き取る
メルマガで公開された商品単体ではなく、その情報をもとにして
・ジャンル
・仕入先
・仕入れた理由
など、この商品情報をヒントに少し抽象度を上げてみましょう。
すでに述べましたが公開された商品そのものは価格競争必至ですから、その土俵で戦うよりも上記のような要素を抜き取った上で「場所をズラす」視点を持ってリサーチを行う方が間違いなく有効です。
別の言い方をすると「抽象化する」ということになりますが、この考え方は転売だけでなくビジネス全般に活かせるスキルなので、ぜひ意識的におこなっていきましょう。
公開後の動向を分析する
商品が公開されたことによって出品者が急増、その後は価格競争の一途をたどる…
そんな状況に自分が巻き込まれることは避けたいところですが、その後の値動きを分析するなど客観的に学べる要素はとても多いです。
よくあるケースとしては以下のようなものがあります。
・出品者急増
↓
・売り切りたい出品者も増える
↓
・価格が一気に下がる
↓
・出品者減と同時に価格も上昇
こういった傾向を掴んでおくと売り時の勉強にもなりますし、価格が下がった時点でそれを仕入れておくだけで利益に繋がるようなことも。
データの見方も一つではないため色々な角度で分析ができるとそれだけ幅が広がりますから、複数の視点を持つためにも「分析」というプロセスは心掛けていきましょう。
参考: ヤフオク転売はAmazon仕入も熱い|狙い目と稼げるロジックを解説
まとめ
メルマガやブログで公開されている商品情報ばかり追っていても、自身のスキルは磨かれません。自分が初心者の頃にやってしまった過ちでもありますが(笑)それが稼ぐための近道だと思っていたらむしろ反対で。
実際のところ、転売ビジネスを始めるときには
「自分の力で稼ぎたい」
「給料以外で収入を得たい」
というような思いを持っていたのではないでしょうか?
だとしたら自力で売れる商品を見つけるスキル持つ必要がありますし、発信者の紹介している商品ばかり追っていても、その先で理想の未来を掴める可能性は正直かなり低いです。
転売メルマガの商品情報に踊らされることなく、自分のチカラを着実に磨いていきましょう。
月収15万円⇒月収500万円
僕は現在、物販ビジネスで起業したのち法人も設立して「仕事が楽しくて仕方がない…!」という数年前では考えられなかったような毎日を送っています。
会社に雇われなくなり、月収500万円という世界も経験しました。
ただ、手取り15万円だったアパレル販売員時代から何もかも上手くいったかというと決してそんな天才肌ではなく…。
むしろ遠回りした僕ですが、この生き方を掴めたのは「最速で稼げる物販ノウハウにより副業収入で本業を余裕で超せた」からです。この事実によって一気に視野が広がりました。
人からの評価ばかり気にしたり、漠然と将来への不安を抱えたりせず、自信を持って生きていくために「主導権を自分で持てる道」を選ぶこともできた。
そうやって今は、「誰か」に依存することもなく「何か」に怯えることもない、強い大人に一歩近づけた気がしています。
「人生を変える」なんて1ミリも信じたことがなかったけど、30歳を目の前にしてスキルも人脈もゼロの状態からの起業は実際に可能でした。
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