「給料が上がらないから会社を辞める」
実際に行動に移したかは別として、この選択を一度は考えたことがある人は多いのではないでしょうか?
介護士に保育士、公務員やスーパーでのパート…この辺は同級生からリアルな話を聞いたことがあるけど、それこそ契約社員や派遣社員も含めて現状の給料に満足していない人って少なくないですよね。
ただ、会社を辞める理由が「給料が上がらない」ことだとしたら、その前に副業という選択肢も考えてみても良いのではないかと。今日はそんなことを記事にしてみたいと思います。
給料が上がらないから辞めるという背景
給料が上がらないのは幻想じゃない
冒頭では保育士や介護士・公務員などに触れましたが、給料が上がらないのはなぜなのか?
僕も起業してから色んな職種の人とお会いしてきて、色んな理由を耳にしました。
・高卒だから
・工場勤務だから
・契約社員だから
・業績が悪いから
・中途採用だから
・派遣だから
・日本だからw
とても書ききれないのでこの辺にするとして、「給料が上がらない」とひと言にしても上記のように置かれている状況はそれぞれ違うのが現状です。
ただ、「日本だから」を言い出すと終了してしまうにしても、自分ではどうしようない!ということは往々にして起こりますし、実際に年収がアップしていない人が多いのは幻想でも何でもなく事実であることは間違いありません。
昇給しても満足には届かない
とはいえ、なんだかんだ文句を言ったところで結局は自分で選んだ道なわけで、今の会社で昇給しようと考える人は多いです。むしろ圧倒的多数といっても過言ではないですよね。
だからこそ残酷だなと思うのは、仮にMAXで昇給したとしても希望額には届かないという事実。
心のどこかではわかっていながらさすがにこの現実は受け入れられない。
そんなことを意識的に考えているでもなかったけれど、この爆弾を処理する勇気はなくてずっと見えないどこかに置いていた気がします。
いざ直視してみて遭遇したもの
あるとき現実から逃げられないことを悟った僕は、何とかしてポジティブな要素を探そうと思い「給料がMAX上がった瞬間」を想像することにしました。
ちなみに僕が当時勤めていた会社の制度は成果主義という名の相対評価で
A:ものすごく頑張った
B:まあこんなもんでしょう
C:やる気あるの?
さすがにCは何名とは決まっていなかったようだけど反対に、今年の業績が素晴らしくて前年比がいくら良くても全員がAには100%ならないシステム。
それはわかっていながら「Aだったと仮定」して、給料がどこまで上がるのかということをストアマネージャーの上司に聞きました。「これ、最高評価だと何%上がるんですか?」と。
「年収×パーセンテージ」で昇給が計算されていたので確認したところ、これまでの最高が10%。15%以上は役職が付いたときのみだと。年収の10%も上がるのか!と単純な僕は心が躍ったのですが、この数字を冷静に考えてみてください。
インセンティブを含めても確実に年収300万円には届かなかった当時、仮に300万円だったとして最高の待遇をGETした場合、年間30万円のUP。ということは、単月ベースにすると2万5千円になります。
2万5千円の昇給ってめちゃめちゃいい!
めちゃめちゃいいのですが、ここからさらにリアルな現実に思考を進めた僕は呆然としました。「そんなのありかよ」というのが本音だった。
給料がMAXで上がったとした未来
好待遇をGETできる人は確かにいるとのことだけど、どうやら最高10%の判定はこれまでに数人しか例がないらしいと知ります。その事実を時間をかけて噛み砕いたときに思いました。
何千人もいる社員の中から奇跡的な確率で10%の昇給を手にしても、それでも尚、俺は月30万円もらえないのか?
年齢と月収が同じ(30歳=30万円)であれば平均以上だとこの前テレビで見たけど、このままだとそれも叶わない。30代でも30万円に到達しない可能性が高いという事実は、その頃の僕にとっては非常に大きかったんですね。
だってこれから背負うモノが増えることは容易に想像できたし、実際、アラサーになって将来を真剣に考える人も多いのではないでしょうか?
「えーーー、無理じゃん」と。あっけなく現実を見に行く旅は終焉を迎えました。どうりでこれまで直視できなかったはずだ。
給料が上がらないことが問題だったはずなのに、給料が上がったとしてもダメだなんて残酷すぎる。
ツライけどこの現実はまず考えておくべきだと思います。そうすれば、初めから過度に期待しなくて済むから。
参考:収入を倍増するには転職より副業|年収が高い会社なんて探さなくていい
給料が上がらないと辞めるしかない?
昇給でモチベーションは保てない
「給料が安いからモチベーションが上がらない」というのは確かにあり、20人以上いたスタッフのほとんどがこの問題を抱えていたような気がしますが、僕自身もど真ん中だったのでわかります。やりがいも大事だけど、お金がくれる希望もある。
でもそもそもの話、昇給って年に何回もないじゃないですか?
これは20代であろうと30代40代、共通のことだと思います。僕が勤めていた会社ではそのチャンスが与えられるのは年に一度でしたし、ボーナス(なかったけど)を含めたとしても年に数回のこと。
365日のなかで2、3回しか訪れない機会にモチベーションのすべてを委ねるのはものすごく危険な橋を渡っていることになるし、年1回で自分を支えてくれるものはすべてが報われる贅沢なハワイ旅行ほどの恩恵がないと難しいと思います。
自分の手が及ぶ範囲が狭すぎるのも問題
昇給だけに自分のモチベーションを預けるのは非常にリスクが高いということは言うまでもないですよね。
恋人が感動のサプライズを仕掛けてくれる誕生日やクリスマス、記念日にお祭り・イベントと、これならまだ期待できる余地はありそうですが(笑)、働くモチベーションを会社からの給料に預けるのはそもそも自分でどうにかできる範囲が狭すぎます。
人生の時間の大半を占める「仕事」に対してモチベーションは下がるべくして下がっている可能性もあるわけで、ただつまらない人生を送ることになるほどつらいことはない…。
この前、飛行機で隣に乗っていた20代男性二人組が
「4年も働いてるのに昇給しないとか違法だよな」
なんて会話をしていてビックリしたけど……やはり「会社の給料」に自分のすべては託せないですし、給料が上がらないことへの対策は「辞める」だけではないとも思います。
参考:頑張りたいけど不安?そんな状況はチャンスでしかないから強気でいい
辞める前に考えるべき「副業」という選択肢
会社での給料が上がらないことによって「辞める」ということを考える人は多いのですが、その前に考えるべきだと思うのが「副業」です。
実際にネットでの副業を開始したことによって自分の人生が変わった経験から、これはぜひお伝えしたく…!
副業によって幸福度が上がった
実際のところ、僕も会社の給料が上がらないという悩みを持ちながらネットでの副業に取り組み始めたのですけど、このアクションによって人生の幸福度は格段に上がりました。
・夜中のW杯を何も気にせず観られる
・辞めるか辞めないかも自分で選べる
こういったことが出来るようになったのは副業に着手したからではあるものの、 会社を辞める以外の選択肢を当時の僕は持っていなかったんですよね。
そう考えると、給料が上がらないときの対処法も時代の流れと共に変わってきたのだなと。
ひと昔前であれば辞めるというアクションしかなかっただろうし、転職すると言ってもそれが受け入れられるような空気じゃなかったとも聞きます。
辞める前に考えられる道が複数あるのは、想像以上に大きいコトだと僕は思います。
参考:ネット副業で月収10万円は本当に稼げると知って体感した変化7つ
会社の給料に頼り切りじゃなくていい
「給料が上がらないから辞めたい」と思ったときに「そんなのどこへ行っても変わらない」という現実に行き着いて打ちひしがれたことがあるのは僕だけではないと思います。
それも事実かもしれないけれど、ただ、今って自分で収入を得るという働き方も可能な時代ですし、現に僕がネットでビジネスを始めた頃よりも格段に副業という手段がメジャーになっているのは間違いありません。
別に会社を辞めるのは後で考えるとしても副業をオススメする理由はここにもあって、
・自分の手で稼げる
・ビビらずに休める
会社での評価を気にせず堂々と休んでいる副業の人も、僕の周りには普通に存在しているんですね。
会社なんてテキトーにやろうゼ!という考え方はちょっと違う気がするけど一方で
「もらえる給料に期待しすぎない」
「給料が上がらないことに落胆しない」
そんな割り切りも必要だと思っています。
会社の給料に頼りきりの体制を少しずつ変えていくためのツールは十分に揃っている時代なので、副業という選択肢も検討してみてください。
給料が上がらないから辞めるのは自由
この記事では「副業」をおすすめしましたが、給料が上がらないときの選択肢は複数存在しているべきだと思うんですね。
極論、会社を辞めるも辞めないも自由に選べる状態をつくってしまうことを優先するという考え方もあって良いですし、お金の問題さえクリアにしてしまえば「あれ?辞める必要ないかも?」との結論に行き着く人も実際に少なくありません。
僕自身が独立した身でもありますので、会社を辞める必要はない!ということを頑なに伝えたいわけではなく、自分の身の振り方はいくらでも選べるということ。
給料が上がらないことを理由に辞めるのは自由ですが、会社という枠にとらわれすぎない生き方というものを模索してみることも有効な一手かと思います。
月収15万円⇒月収500万円
僕は現在、物販ビジネスで起業したのち法人も設立して「仕事が楽しくて仕方がない…!」という数年前では考えられなかったような毎日を送っています。
会社に雇われなくなり、月収500万円という世界も経験しました。
ただ、手取り15万円だったアパレル販売員時代から何もかも上手くいったかというと決してそんな天才肌ではなく…。
むしろ遠回りした僕ですが、この生き方を掴めたのは「最速で稼げる物販ノウハウにより副業収入で本業を余裕で超せた」からです。この事実によって一気に視野が広がりました。
人からの評価ばかり気にしたり、漠然と将来への不安を抱えたりせず、自信を持って生きていくために「主導権を自分で持てる道」を選ぶこともできた。
そうやって今は、「誰か」に依存することもなく「何か」に怯えることもない、強い大人に一歩近づけた気がしています。
「人生を変える」なんて1ミリも信じたことがなかったけど、30歳を目の前にしてスキルも人脈もゼロの状態からの起業は実際に可能でした。
よかったらぜひ、プロフィールをご覧になってみてくださいね!
こちらです。