転売で稼ぐことを考えると「情報収集」が肝になるのは間違いありません。というより、転売においては情報が収入に直結する事例も珍しくないため、情報を上手に活用することによって利益を残しやすくなると言っても過言ではないでしょう。
ただひと言に「情報収集」と言っても具体的に何をするべきかが不明確であったりもするので、この記事では稼げる情報を探すおすすめの方法と注意点に加え、得た情報を最大限に活かす考え方をお伝えします。
こういった小さなコツが勝負を分けたりもするので、効率的に稼ぐための一手として、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
転売ビジネスで稼ぐには情報収集が肝心
利益が大きくなるポイントの1つ
転売で高利益の販売が成立する要素の1つに「タイミング」というものがあります。
どんな商品にせよ、いつまでもプレミア価格で推移することは基本的にないですし、
・電気ストーブ
・扇風機
・かき氷機
などの季節商品が高く売れやすいのもその典型的な例ですよね。
たとえばミスチルがライブツアーを行うときには、過去のライブDVDやアルバムが飛ぶように売れるということもよくある現象で、予習したいファンもいれば、初めてライブへ参戦して心を鷲掴みにされた人たちが多くいるであろうことは想像に難くありません。
また突発的なもので言うと、テレビでキムタクが着ていたジャケットが一気に高値になったり、あるいはインフルエンサーがインスタグラムで紹介した商品が品薄になり、それを機に価格が上昇するということも頻繁に起こっています。
タイミング次第で利益が大幅に変わること、そしてベストなタイミングを掴むためには情報が不可欠だということは前提として置いておきましょう。
トレンドがわかる
まず「タイミング」についてお伝えしましたが、上記からもわかるように「トレンド=旬」を掴んでおくことは収益と大きく関係してきます。
これは単にトレンドの波に乗って収益を上げるという考え方だけでなく、「あえて乗らない」という選択も知識があるからこその判断になりますよね?
まあそうやって逆説的にとらえなくても、トレンドを掴むことで稼ぎやすくなるいということは転売に限らず言えることですから、情報収集が上手な人とそうでない人では同じことをやっても結果に差が生じます。
・知ってるけどやらない
・知らないから出来ない
この2つに関しては似て非なるものだと思いますし、後者の選択ばかりでは人生が好転していく理由もないですよね…。
余談ですが、なにか始めようとするときに足りないのも勇気ではなく「情報」だと言われています。広義でいうと情報はビジネスだけに止まらず、人生に影響を与えるといっても過言ではないかもしれませんね。
参考:人生のチャンスを逃す人の特徴|行動できないのは勇気の問題じゃない
転売ビジネスの情報収集におすすめの方法
ビジネスを実践する上での情報の重要性について触れたところで、ではどこから情報収集したら良いのか?という点について、おすすめの方法をお伝えさせてください。
主に利用している媒体は3つです。
あらゆるSNSが現存する中で、情報が一番早いと言われているのがTwitterです。
当然ですが情報は鮮度が命。極端な話、昨日有益だった情報も次の日にはまったく意味のないものに変わってしまうこともありますので、「早さ」というのは欠かせないポイントです。
またTwitterの検索には、Yahoo!のリアルタイム検索がかなり重宝します。
・Twitterにログインする必要がない
・常に最新情報を検索することができる
・最新のキーワードがランキング形式で表示される
といった優良サービスで、スマートフォンではアプリをダウンロードするのも良いですね。僕は基本的にスマホアプリでチェックしています。
具体的な手法として、転売情報を探したいときは「尼」「プレ値」「売り切れ」などのキーワードがおすすめ。
※「尼」はAmazon、「プレ値」はプレミア価格のことを意味します
試しに「尼」「プレ値」で検索をしてみると、以下のような情報が見つかりました。
ほんの一例ではありますが、こういった情報が即見つけられるのがツイッターです。使い方次第でかなり有効な情報収集ツールになりますので、ぜひお試しを。
Yahoo!ニュース
多くのユーザーが訪れるヤフーニュースですが、トップページに表示される速報は他のサービスと比べてもやはり鮮度が高いです。
ヤフーニュースもリアルタイム検索と同様にアプリがありますから、アプリの通知機能で速報をすぐに受け取れる設定にしておくことで最新情報を見逃すことなくチェックできますね。
TwitterなどのSNSでは話題にならないようなジャンルのニュースもあったり、幅広い情報を扱っているのもヤフーニュースの特徴。アンテナを立ててこまめにチェックしてみましょう。
テレビ
「テレビはもうオワコン」というようなことを言う人が世の中に多くなっている現代社会ですが、なんだかんだ言ってもテレビの影響力は絶大です。
具体的な番組名を少しだけ挙げると
マツコの知らない世界
アメトーク
ヒルナンデス
などは鉄板で、番組で取り上げられた商品が品薄になるということも頻繁に起きている事実からも影響力の大きさを感じます。
今では大ヒットしているマンガ「キングダム」は僕も大好きですが、アメトークをきっかけにファンになった人もかなり多いですしね。(案の定、高値になったけど…!)
使い分けが重要
上記3つのどれが良いかと言われたら一番利用頻度が高いのはTwitterではあるものの、テレビがきっかけになることも珍しくありません。
「ドラマで○○が着ていた服」
「テレビで話題になったダイエット食品」
「アイドルの○○がおすすめしていた化粧品」
など、面白いほどに相場が動きます(笑)
常にチェックできる利便性を考えるとテレビが劣るようにも映りますが、どれも並行してチェックして自分がやりやすい方法を選定していくというのも1つですね。
ちなみに肌感覚ではありますが、あえて優劣をつけるとしたらこんな感じかなと。
スピード | 影響力 | |
◎ | △ | |
Yahoo!ニュース | ○ | ○ |
テレビ | △ | ◎ |
実際に僕はTwitterを一番利用してますし、バズったときの影響力はかなりのものなので侮ることはできませんが、社会的な影響からいうとあながち間違ってはいないんじゃないように思います。
ただ、人によってはインスタグラムを一番に利用している人もいますし、この辺りは時代の流れと共に変わっていくのは間違いないでしょう。
自分が触れられる媒体もライフスタイルによって違う上にそれぞれのメディア特性といったこともあるので、1つのメディアだけでなく複数の視点を持っていくということも意識してみていただけたら!
転売ビジネスの情報収集でトレンドを扱う注意点
受け取っている人数
トレンド情報を受け取る際、どの程度の人数が同じ情報にアクセスしているかは必ず考えるようにしましょう。
当然ではありますが、多くの人数がキャッチするような情報の場合はライバルが急増することは簡単に想像がつきますよね?
たとえばブログなどでプレミア価格の商品が発信されている場合。インターネットにアクセスできるすべての人が閲覧可能なため、誰でもその情報を受け取ることができます。
「誰でも見られる」ということはそれだけ多くの人に情報が回りやすいということになり、出品者急増や価格の急落に繋がる可能性が高いので注意するようにしましょう。
参考:転売で売れ残りゼロは可能|無駄なリスクなんて背負わなくていい
出遅れたら無理をしない
前述のようなプレミア商品情報を上げるブログやメルマガなどで配信されてくるトレンド情報は旬が過ぎていたり、すでに大半の商品が回収されたあとだったりと今から仕入れても間に合わない(高値がつかない)ということが多いです。
僕も初心者の頃にはそういった情報を血眼になって追ったことがありましたが……
・すでに下火になっている
・今から探しても買えない
大半がこのいずれかのパターンで、無駄な時間を費やしてしまった経験があります。
実際に情報をキャッチしていると「仕入れないともったいない!」という気持ちが働いたりもしてしまうものですが、結局のところ買っても利益がとれない商品であれば意味がないし、「商品を仕入れる」が目的になった転売ビジネスは基本的にうまくいきません。
僕も店舗仕入れをしていた頃に「坊主(仕入れ0)は嫌だからとりあえず仕入れよう」と思って仕入れたことが何度もあったのですが、そういった商品は必ずと言っていいほど利益が出ない状態で残ります。。
出遅れたと思ったら無理をせず「仕入れない勇気」をもって判断するようにしましょう。
参考:転売メルマガの「コレ売れました」系の情報は無視していいと思う3つの理由
1つの情報で最大限稼ぐための考え方
抽象化して次に活かす
稼げそうな商品情報を受け取ると「その1つの商品」だけを追いかけてしまいがちですが、そうなる必要はまったくありません。
むしろこのタイミングで重要なことは
・なぜその商品が売れるのか?
・同じような商品はどんなもの?
など、利益が生まれる理由や要素を抽象化する考え方なんですね。
1つの商品はなくなってしまうと今後仕入れることが出来なくなりますが、一方で「傾向」や「理由」など抽象化した要素は今後も、あるいは他のジャンルへも転用が可能になります。
たとえば、安室奈美恵や西野カナなど、女性アーティストの特典付き初回限定盤CDがプレミア価格になっているという情報を得たとして。
そこから「初回限定盤」という要素を抜き出してリサーチすることで別の利益がでる商品を見つけたり、「特典付きの商品が熱い」という仮説を立ててリサーチすることで、さらに他の商品をみつけることも可能ですよね。
抽象化することで他の事象に応用することも容易になりますから、1つの商品名に固執してそれだけを追うのではなく、要素を上手く抜き出す訓練を常日頃から意識していきましょう。
周辺に目を向ける
「抽象化する」の補足的な意味合いも兼ねますが、商品単体を見るのではなく、それをヒントとしていかに広げていくかを考える癖をつけましょう。
掴んだ1つの情報から「キーワード」で広げたり「ジャンル」で広げたり、いくらでもリサーチを広範囲にしていくことができます。
実際に僕が転売ビジネスを指導する際にも、初心者の時期にヒントにするものの1つとして「トレンド」は意識することを推奨しているのですが、それはトレンドで稼いでほしいわけではなく「その周り」だけで十分に稼げるということを戦略的に取り入れているんですね。
この際「トレンド」というのはヒントを得るための要素にすぎませんから、情報に振り回される必要もまったくありません。
転売以外のビジネスでもよく言われる「模倣」や「ずらし」も同じことだと思っていて、こうして周辺へ広げていくことさえできれば稼ぎのタネに困ることはありませんから。
一人でリサーチをしていると視野がどんどん狭くなっていきますので、売れている商品の周辺へ目を向けてみることもすごくオススメです。
参考:ヤフオクアプリの出品方法|稼げる仕入れのリサーチノウハウも公開!
時間軸を大事にする
受け取った情報が今すぐ使えないものだとしても、その情報が無駄だったと決めつけることは絶対に避けましょう。むしろ、それでいいと思うくらいでちょうど良くて。
というのも、今の収益に繋がらなかったとしてもビジネスはこの先も続くわけで、新商品のリリースや関連イベントなどが今後開催されることも十分にありますから、今回の情報を活かせる場面はいくらでも訪れます。
さらに、キャッチした情報をもとにしてメルマガを登録したり、ブログをブックマークしておくなどして情報を受け取るための仕組みをつくったりといったアクションも効果的ですよね。
重要なのは「今だけでなく未来もちゃんと見る」ということだと思います。繰り返しになりますが、今月や来月でビジネスを終えるわけでは決してありませんので。
参考:ネット副業で月収10万円は本当に稼げると知って体感した変化7つ
転売の情報収集は「未来」で活かす意識も
転売の情報収集に関してお伝えしてきましたが、旬を掴む意識を持っているだけでも稼ぐことができるのが転売ビジネスのメリットと言えます。わかりやすく利益に直結するため、「トレンドせどり」で生計を立てている人も実在します。
ただ僕の想いとしては情報を未来で活かす考え方も大事だと思っていて、その方が安定感が出てくるし応用力もつくので結果的にビジネスは大きくなっていくんですよね。
プレミア価格になるヒット商品は定期的に出てくるものの、言い方を変えると定期的に消えます。
つまり1つの商品だけで利益を上げ続けるってかなり難しくて、それであれば掴んだ情報をしっかりと自分のデータベースに蓄積したうえで未来に活かしていく。
そんな考え方を選択していった方がより確実にスキルアップに繋がると思います。
即効性が高い方法として利益は有難く頂戴しながら、未来へ活かす情報収集の視点も忘れずに実践していきましょう。