仕事も恋愛も趣味も、なかなか思うようにいかずに気持ちがどん底まで沈むと「人生やり直したい」と思ったりしますよね。多かれ少なかれ、そんな想いを抱いた経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
特に20代のときって絶妙に難しくて「20代で人生は決まる」と言われたり「若いうちはたくさん失敗しろ」と言われたり。大人たちは好き勝手うるさいです(笑)
僕が起業したのも20代でしたし、とにかく色んな意味で大事な時期だったなと振り返ってみて思いますが、やり直したいときに過去を捨てる必要はまったくなくて。
全部捨ててやり直したい!みたいな風になりがちだけど、リセットなんて考えなくていいと言える根拠もこの記事でお伝えしてきたいと思います。
なぜ20代でやり直したいと願うのか?
失敗したと日々痛感するから
まだ20年そこそこしか生きてないだろうと大人たちは言うかもしれませんが、若い世代もそんなに楽観的に生きていられるわけじゃないというか。
特に会社に勤めているとき、色んな想いが出ては消えてを繰り返していました。
「この道を選んだのは本当に正解だったのか?」
「あの頃に戻れるのなら絶対に違う選択をする」
こんな感情が頭をよぎって、自分が失敗してしまったような感覚に苛まれることは僕もありましたし、そんな真っ直ぐに誰もが成功するわけではないですから、やり直したいという想いは言わば「当たり前のこと」ともいえます。
将来に希望が持てないから
ぶっちゃけ「人生やり直したい」と思う背景って、ドラマのような大きな何かを背負っているケースばかりではないと思います。
ただ今がつまらなかったり、将来を考えたときに気持ちがどんよりしてみたり。このまま向こう数十年を過ごすことを考えると、どうしても気が重くなったりすることもあるでしょう。
というか、そっちの方が圧倒的に多いと思っているのですが「この道の先に明るい未来がある」と感じられていたら、やり直したいなんて感情は浮かんでこないんですよね。
実際のところ起業してからも「しんどいこと」は当然あるものの、そのすべてが自分の将来にダイレクトに繋がっているから頑張れるという側面は大いにあります。
10歳年上の上司が酒を煽って愚痴大会を広げている姿を見たあの日、とんでもない不安と焦燥感に襲われたことは多分一生忘れないと思う。
今のままじゃヤバイと思うから
上記と少し似ているのですが、20代のときって「若いヤツ」として扱われる一方で、人生のターニングポイントとなるような出来事が本当に多いんですよ。
- 結婚
- 転職
- マイホーム
などはほんの一例で、とにかく一生涯に関わるようなことがたくさんあります。
加えて、世間一般でいう「定年」まではまだ30年以上あるわけで、漠然と将来に対しての不安を煽られる場面もめちゃくちゃ多いです。
「このままで俺の将来は大丈夫なんだろうか」という想いが当時の僕は常に頭の片隅にありましたし、同じような感情を抱いている20代は多いんじゃないでしょうか…?
次第に「こんなはずじゃなかったのに!」とも思い始めて考えることすら面倒になり、出来ることならもう一度やり直したいという終着駅に着くのはすごく自然な流れだとも感じます。
人生やり直したいあなたに伝えたいこと
ぶっちゃけリセットとかない
やり直したいという感情を抱くと「リセットしたい」という想いに駆られたりもしますが、まず現実として。
人生にリセットボタンはありません。
そんなこと言われなくてもわかってるわ!といわれそうだけど、マジでないんですよ。ここがドラクエとの大きな違いです。
だからそんな100%起こり得ないことを期待するのは野暮なので、僕たちが考えるべきは「今の状態からどうしていくか」のみだと思うんですね。
人はどうしても過去の失敗やカッコ悪い面を隠したかったりするものですが、「リセットがない」というのは大きなメリットになりますし、まったく悲観する必要がないという点は後述したいと思います。
高校デビュー的な感覚でいい
過去を清算したいと考える人が多いのは事実で、その想い自体は特に悪いものでもないと個人的に思います。「人生やり直したい」と考えるときってゼロから綺麗に再出発したくもなるものです。
ただそこで1つ問題なのは、リセットがないにも関わらず、人間どこかで「区切り」はつけたくなるんですよ。
- 1週間
- 1ヶ月
- 1年 etc…
どうしてもそういったタイミングで「気を新たに!」みたいな感じでスタートしたくなる。
だから全部ゼロからやり直したいと考えるのも無理はないと思うのですけど、そもそも「ゼロ」という概念自体が極めて主観でしかありません。
「貯金が尽きたら」とか「大好きな人にフラれたら」とか、各々の考え方次第でいつでもゼロの状態にはなれるんですよね。
だったら「高校デビュー」のような感覚で「今日から」新しい自分でスタートしてしまう。
それこそ理想を演じるようなイメージで勝手に新しいスタートラインに立ってしまう方がよほど即効性があるので、ぜひ今すぐお試しを。
周囲との摩擦は織り込み済みで
高校デビューのような感覚でやり直しのスタートを切ると、必ずといっていいほどこれまでとは違った空気を感じることになります。もっと具体的に言うと、それは主に「周囲の目」だと思う。
ちなみに僕はアパレル販売員時代、それこそ人生を一新したくて副業を始めたのですけど、一気にシフトチェンジして「個人ビジネス」を最優先したので会社との摩擦は当然ありました。
おいおい、急にどうした?みたいな感は確かにあったものの、残業を普通に笑顔で断っていたので無理もないでしょう。(もちろん勤務時間内はしっかり働きました)
あるいは鼻で笑われたり心ない言葉を浴びたりするかもしれませんが、そんな多少の摩擦は織り込み済みでまったく問題ないし、言い方を変えるとそれって新しいスタートが認知された証拠とも言えるわけで。
「理想の自分ならどうするか?」だけを考えて前進するのみですね。
大丈夫、そっちの世界にもわかり合える友は必ずいます。
世間の見方なんてすぐに変わる
やり直したい気持ちでいる人に対して「過去のリセットなんてないよ」というのもどうかとは思ったのですが、結局はこれに尽きるというか。世間(周囲)の自分を見る目なんてすぐに変わりますし、むしろアドバンテージになったりもします。
たとえば就職活動が上手くいかず、何度も内定がとれず落ち込んで「人生やり直したい」と思ったとして。
その一瞬だけを切り取れば「失敗して恥ずかしい」ような気持ちになるかもしれませんが、1年後2年後に成功していれば簡単に逆転できる上に、辛かった体験を乗り越えて成功を手にしている人に人間は惹かれます。
そして、同じような境遇で悩んだり凹んだりする人って絶対に自分だけじゃないから「光」になれるんですよね。
「20代はたくさん失敗しろ!」と無責任に言い放つ大人は多かったけど、ここまでしっかり噛み砕いて伝えてもらえたら若かりし頃の僕も、もう少しは素直に受け取れたように思う。
また、起業したときは「無理だって!」と笑った人たちが今では「教えてほしい」と言っているわけで、つくづく手の平ってすぐに返るものなのだと感じている次第です。
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やり直したい20代におすすめの2STEP
最後に、人生やり直したいあなたにおすすめの方法を。
多分ですがここだけでも膨らませると1万文字以上を書けそうなので、端的に2STEPにしてお伝えします。やや極論チックになることはご理解いただけたら…!
1、個人でビジネスを持つ
まず1つ目が個人でビジネスを持つということ。
インターネットがこれほど普及したことによって、個人でビジネスを行うハードルは一気に低くなりました。実際に僕のコミュニティーにも20代のメンバーはたくさんいますし、ひと昔前と比べると圧倒的に「個」で戦いやすくなっているのは間違いありません。
ちなみになぜ個人ビジネスが良いかというと「圧倒的にリターンが大きいから」で、自分の手で稼げるようになると収入がダイレクトに入るだけでなく会社や組織に依存する必要もなくなります。
つまり、会社に勤めるか否かを「選べるようになる」ということ。
別に全員が独立したら良いとは思いませんが、会社に籍を置くことを選択肢の1つとして考えられる精神的余裕は人生においてかなり大きなメリットであると確信しています。
さらに、そのプロセスの中で自信やスキルといった今後の人生で大いに役立つものまで手に入るので、自身の可能性を広げるためにも本当におすすめです。
参考:副業に物販をおすすめする7つの理由|初心者が最初にやるべきことは?
2、成功させて発信する
僕もインターネットを利用した物販ビジネスで起業しました。きっかけはいわゆる「転売」ですね。
広義では「ネットビジネス」ということになるのですけど、ネットビジネスはやるべきことをやってさえいれば普通に成功します。少なくとも、経験もスキルもないアパレル販売員が雇われない生き方を手に入れていることは事実としてお伝えすることが出来ます。
人生やり直すくらいの意気込みがあれば自然と結果は付いてくるので、そのあとは自身の歩みをWeb上で発信していきましょう。
先ほども軽く触れましたが、人生のどん底にいた人間の逆転STORYって、興味を惹くしそれだけで勇気を与えます。同じように這い上がりたいと思う人が確実にいます。
つまり、需要があるということは何かしらの形でビジネスになります。
全部捨ててやり直したいとまで思っていた人間が、今度は誰かの希望になることができる。
ここまで来たらもう「自信」に満ち溢れると思いますし、僕が「過去のリセットなんて1ミリも必要ない」という理由も身を持っておわかりいただけると思います。
参考:初心者の起業はコンテンツ販売がおすすめ|知っておくべきメリットとは
人生やり直したくなったところがスタート
僕もまだ32年しか生きていないのでそんなに偉そうなことは言えませんが、生きていれば身の回りでいろんなことが起こるのは事実です。それが必ずしも喜ばしいことであるとは限りません。
時に耐えられないくらい辛いことだってあるし、闇落ちすることだってありますよね。
だから「やり直したい」と思うタイミングがあって良いとも思っています。
ただ忘れないでほしいのは、その辛さや情けなさ・恥じらいも含めて「全部プラスだった」とこれまでの人生に感謝できるタイミングは、前を向いて頑張っている人間には必ず来ます。
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陰がある人生を楽しみながら、より良いこれからを創っていきましょう。