新卒から一生ひとつの会社に骨を埋めるような一昔前と異なり、今では個人でもビジネスを持ちやすくなりフリーでも働ける時代になりました。
それゆえに個人でも起業を考える人が増えていますが、じゃあ会社と違うメリットはどんなことがあるのか?気になるところですよね。
僕自身、2015年に会社を辞めて個人でビジネスしてきた実体験をベースに、起業するメリットをこの記事でお伝えしたいと思います。
会社では100%無理だったことを大きく5つリアルに語りますので、挑戦を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
個人で起業するメリット①収入に上限がない
まず多くの方が最も気になっているであろう「お金」の面について。
個人で起業すると会社のように「毎月いくら」と決まった給与形態ではなくなります。
そして役職や勤続年数だとかはまったく関係なくなるわけで、
「新卒1年目だから20万円ね」
「契約社員だから上限はここ」
みたいな上限を会社組織から決定される必要もないですし、「20代だから〜」といった年収の平均などもありません。
日々の取り組みや努力がダイレクトに自分の収入に直結するのは、起業するメリットとして計り知れないんじゃないかと…!
「どんだけ頑張ったところで変わらんしな」と会社で頑張れなくなってしまった僕にとってこの上ないメリットでしたし、収入面での限界が取っ払われることでモチベーションがガツン!と上がる方はたくさんいるんじゃないでしょうか。
個人で起業するメリット②好きなときに休める
起業した当初は収入面でのメリットが一番大きく感じていましたが、最近では「休みを自分で決められる」のがかなり気に入っています。
お金を優先したいときには一生懸命に仕事をすればいいし、いわゆる公休的なものがないため、休みがほしいときには好きに休日をつくれるんですよね。
また、いつでも休めるってのは起業家の方がよく言っているかもしれないですけど、個人的にもう1つ(むしろこっちのほうが)重要だと思うのは「休み」という概念に縛られなくなることです。
- いつでも仕事をしていて
- いつでも休んでいる
ような状態というか。オンとオフがない毎日を送れるようになると、不思議なもので「休みほしいなー」とも大して思わなくなります。
そして起業仲間や家族・友人とのスケジュールも基本的に気分で決められるわけで、個人の起業のメリットを語る上で「時間的な自由」の威力は欠かせません…!
個人で起業するメリット③肩書きが自由
これは人それぞれかもしれませんが、僕が会社で仕事をしているときには「肩書き」も欲しいものの1つでした。
アパレル販売員で働いていた頃には店長になりたかったし、マネージャーになりたかった。同じように役職や肩書きを手に入れたかった経験ってないでしょうか?
個人で起業するとザックリいえば「株式会社じぶん」みたいなもんなので、
・個人事業主でも
・マーケターでも
・コピーライターでも
自由に肩書きをつけられるんですよね。法人を設立したらもれなく代表取締役です。
これも何とでもなるようになると「別になんでもいいや」とあまり興味がなくなるから不思議なものですが(笑)、肩書きなんてなくても自分に自信が持てる点も起業のメリットだと僕は思います。
参考:ネット起業のやり方で初心者におすすめの3ステップを解説!
個人で起業するメリット④フットワークの軽さ
続いて4つ目に挙げたいのが「個人の身軽さ」です。
会社組織のように、なにかある度にイチイチ上の人間に稟議を通す必要もない。つまり意思決定や方向転換が超簡単で、とにかくフットワークが軽いんですよね。
- 新しいジャンルに挑戦する
- 可能性を感じた仕事に飛びつく
なんてのは自分の決定だけで可能になりますし、そもそも今の時代は変化がとてつもなく速いじゃないですか。
テレワークが一気に普及したように半年前、1年前の常識が通用しなくなることなんて普通で、下手したら1ヶ月前の当たり前だって簡単に崩れてなくなります。
そんな時代に「決断に時間がかかる」のは自ら時代遅れにハマってしまう原因だし、逆に会社組織ができないスピード感で動けるのは個人の大きな強みです。
キングコング西野さんなんかも「スピードが遅いヤツとは仕事しない」と言っていますが、あらかじめ身軽さが備わっているのも個人で起業するメリットの1つですね!
参考:ネット起業でおすすめの始め方|成功しやすい4種類のジャンルとは?
個人で起業するメリット⑤ぜんぶ自分次第
最後はトータル的な意味合いにもなりますが「ぜんぶ自分で決められる」ということ。
会社に勤めていると自分でコントロールできない範囲が広いため、すべてが自分次第になるのも個人で起業するメリットだと思います。
たとえば会社ではこんなことがあったりしないでしょうか。
- 自分の成績は上がっているのに
- 会社の業績が芳しくない
- よって待遇が何も変わらない
あるいは大部分が上司の評価に左右されたり、他人主導の側面が強かったことを記憶しています。
「頑張っても頑張らなくても一緒」ってのは、人によってはメリットなのかもしれません。がむしゃらにやらなくても一定の給料はもらえるので。
ただ、仕事で本気になりたい人にしたら普通に退屈だと思うんですよね。
だからこそ他人に決められること(コントロールできない範囲)がないのは、個人で起業する大きなメリットの1つだと思います。
個人には個人のメリットがある
個人で起業してよかったと思う点を5つに分けてお伝えしてきましたが、実際のところ、会社には会社のメリットもあると思います。
億単位のお金が動くような大規模なビジネスを個人で最初からやるのは難しいし、組織だからできることもたくさんありますよね。
その上で「個人には個人のメリットがある」のもまた事実なわけで、何が言いたいかというと、自分の理想に近い要素を大切にしていけたらいいんじゃないかと!
僕は個人で起業して心から良かったと思っているため、本音としては「メリットしかないよ!」的なテンションになりそうではあるのですが。
かなり客観的な視点を重視してお伝えしてきましたので、実体験からなにか伝わるものがあれば嬉しいです!