起業してから軌道に乗るまでにはどんな道のりなのか。現実として数年かかっても黒字にならないケースもあったり、起業に挑戦する際にはリアルなところが気になりますよね。
僕自身も2014年から個人でビジネスを始めて数年が経ちましたが、初期の頃にはどんな心持ちでいたらいいのかがすごく気になったことを記憶しています。
この記事ではこれまでの苦労話や軌道に乗るまでの心得など、起業した実体験からリアルな情報をお届けしていきます。ぜひ参考にしてみてください!
起業して軌道に乗るまでの期間

「軌道に乗る」の定義
まず起業して軌道に乗るまでにはどのくらいの期間を要するのか?という話です。
そもそも「軌道に乗った・乗らない」の線引が曖昧ではあるため、一旦この記事においては「仕事に追われなくなった=軌道に乗った」と定義させてください。
というのも僕のケースでは1年目から月50万円前後の利益は出ていたものの、当時はがむしゃらに仕事をこなす毎日で「そろそろ軌道に乗ってきたな」なんて想いは皆無だったんですよね。
頑張っただけ利益になるのが楽しくて仕方なかった一方で、あれは軌道に乗ったとは言わないと思います…!
リアルな話をすると軌道に乗ったのは3年目くらいかと思っているので、詳しくは後述します。
軌道に乗るまでの期間は目安でしかない
またこの事例からもう1つ大切なことをお伝えすると、軌道に乗るまでの期間は人それぞれで大幅に異なります。
だから目安でしかないと思っていて、たとえば一般的に言われている起業と僕の事例を比較するとこんな感じ。
●一般的な起業
→黒字になるまでに7年かかる
●僕が選んだネット起業
→初年度から黒字にできる
これは僕が優れていたからとかではなく(そうだといいのですが!)単純にビジネスモデルの違いになります。
実店舗を持ったり融資を引いたりといった一般的な起業とはまったく違って、創業時に資金面でのマイナスがほぼないので当然といえば当然ですね。
参考までに、今では複数の福祉施設を経営している先輩起業家の方も、「初年度は年収が70万円だった」と話していました。月収ではなく年収で70万円です。
ひと言に起業といってもビジネスモデルで大きく異なるので、別業種と比較して落ち込んだりしないことも大事なことかと思います。
【実体験】起業して軌道に乗るまでの苦労話

利益はあるけど時間がなかった
おそらくこの記事を読んでいる方にもありえる話だと思うので、起業してから軌道に乗るまでの苦労話も共有させてください。
まず起業してから何がしんどかったかと言うと、利益があるけど時間がなかったことです。
起業1年目・2年目あたりの状況をざっくり言うと
- 仕事を頑張った分がお金になり
- 休めば利益は0円
みたいな、極めてわかりやすい構図だったんですよね。
やればやっただけ収入が増えるし、起業してすぐの勢いもあって「ダメだ続けられない…」みたいな闇に落ちたことはなかったですが(笑)時間に追われている実感は常にありました。
どんなビジネスモデルにしても、軌道に乗るまでの初期の頃は少なからずこういう時期があるはずです。
変化の速さに振り回された
個人で起業したのがもちろん人生初だったため、何をするにも勝手がわからなかったことも苦労しました。
特に今って時代の変化が速くて、半年前・1年前の当たり前がすぐに通用しなくなるじゃないですか。いつまでガラケーなの?みたいな変化は頻繁に起きますよね。
起業してもそれは一緒で、変化に置いていかれるかもしれない不安から
「もっと収入源を増やしたい」
「新しいことやらないとヤバイ」
といった気持ちがすごく強かったことを覚えています。
野球よりサッカーだ!いや、サッカーよりラグビーじゃね?みたいなそれぞれの主張をいちいち真に受けて、無駄なことを色々やってしまった過去を白状します…
新規事業は失敗した
そして色々と手を出した結果、新規事業としての取り組みはたくさん失敗しました。
そもそもの状態として「時間に追われている=仕組みが出来てない」にも関わらず、新しいことにチャレンジしようとしたわけだから当然ですよね…リソースが圧倒的に足りません。
軌道に乗るまで(軌道に乗っても)隣の芝生は青く見えるものですが、なにか始めたからといって自分の作業効率がいきなり2倍になるはずもないので。
僕が起業3年目くらいから軌道に乗ったと感じるのも
- 1、2年目はがむしゃらに仕事した
- 3年目くらいから仕組みをつくった
この差が非常に大きかったというのは間違いありません…!
特に起業してからすぐの頃には、あれこれやりすぎて失敗するのが「あるある」なんじゃないかと思います。
起業して軌道に乗るまでの心得3つ

軌道に乗らないような仕事はスルー
では起業初期の苦労話をふまえた上で、軌道に乗るまでの心得を3つお伝えします。
まず「仕事をしっかり選ぼう」ということ。
- 軌道に乗せるまで時間がかかる
- 今の自分ではちょっと難しい
- 魅力はあるけどリスクが高い
などなど、スタートから選択を間違えて失敗してしまうケースも少なくありません。
たとえば不動産投資とかって夢があるじゃないですか。起業仲間や親戚が家賃収入を得ているのを見ると「やっぱいいな!」と思います。
一方で起業初期にやることでもないと感じていて、資金がない段階ではスルーしておくのが賢明だよなと。
軌道に乗るまではハードルの低いことで一点集中が起業の成功には不可欠です。
参考:ネット起業でおすすめの始め方|成功しやすい4種類のジャンルとは?
我流やオリジナルはもうちょい後
また、軌道に乗るまではうまくいっている人を真似するのがおすすめです。
よくモデリングとも言われますが、最初から我流やオリジナルって必要ないんですよね。
実際に起業してから成功も失敗もたくさん見てきて、
「俺はこう思うんで」
「私はこれがやりたい」
みたいな気持ちが最初から強すぎる人って大体うまくいかずに挫折します。
初心者がカレー作る時、目の前に美味しいレシピがあるのに、わざわざ我流でスパイスから作り始めたらそりゃあミスるよねっていう。
自分の感覚や個性はもうすこし後で存分に活かせるときが来るので、まず軌道に乗るまでは成功している起業家を真似てショートカットしてしまいましょう。
長い目で見て判断する
そして最後3つ目は、長期的な視点を持っておくことです。
短期的な視点だけで判断してしまうと、感情の起伏が激しくなってエネルギーのロスが大きいんですよね。
たとえば今月は先月に比べてちょっと売上が落ちたとか、起業したらそんな話はよくあることです。言わば「微差」のようなものを過度に気にするとロクなことがない。
先ほどの苦労話でも僕の失敗談をお伝えしたように、今考えなくていい不安から無駄なアクションをとってしまうのは何も実らないのでぜひ避けてください…!
またビジネスを始めてから数ヶ月で「モチベーションが落ちてしまって…」みたいな話もたまに聞きますが、先日会った先輩起業家がすごくいいことを言っていました。
「軌道に乗るまで早いものはだいたい脆い」と。
もちろんスピード感は大事にしたいところではありつつ、「数週間」「数ヶ月」みたいな夢を見すぎるのは自分の未来を破壊する元凶になるので気を付けていきたいですね!
参考:雇われない生き方が会社より楽しいガチな理由【起業6年目が語る】
起業して軌道に乗るまでのリアルな感想
最後に起業してからの感想として、僕の場合は「意外と早かった」のが正直なところです。
また起業してから様々な業種の社長との付き合いも増えて色んな話を聞きますが、なにで起業するのか?最初の選択が本当に大事になることを痛感しています。
僕はネット起業という時代に合ったビジネスモデルで挑戦したので良かったものの、別のジャンル・別の業種だったらもっと辛い未来が待っていただろうなと。
それこそ僕も軌道に乗るまでのあいだ無駄に色々やって失敗しましたけど(笑)どれも致命傷にならなかったし、「利益ゼロ(あるいはマイナス)で数年」を頑張るのは本当にしんどいですよね…!
そんな話を聞くたびに社長たちを尊敬する一方で「俺には無理だ」と普通に思ってしまいます。
起業する際には何をやりたいか?を考えがちですが、同時に「軌道に乗るまでどのくらいかかるのか」も考えた上でスタートを切れるといいんじゃないでしょうか!
個人で起業したひとつのケーススタディとして、ヒントになるものがあれば嬉しいです。