学生から社会人になって数年が経ち、20代でこの先の人生を考えるタイミングってありますよね。20代後半あたりでは特に、これからの仕事や働き方で真剣に悩む時間も増えるように思います。
かくいう僕も20代後半で起業しました。そして27歳で会社を辞めたときを振り返ってみると、かなりリアルな感情が渦巻いていたなと…!
そこでこの記事では、20代後半で起業したきっかけを4つお伝えしていきます。
いざ起業を考えたり個人で稼ぎたいと思ったときのヒントとして、なにか受け取っていただけるものがあれば嬉しいです。
目次
20代後半で起業したきっかけ①会社で将来が見えた
20代前半よりずっとリアルな現実
20代後半で起業しようと思ったときには様々な想いがあったのですが、まず大きかったのは会社での将来が見えたことです。
なんとなく今の会社・今の仕事で頑張っていれば大丈夫!みたいな感覚があった20代前半から一転して、20代後半に差し掛かってくるとリアルに会社での将来が見えてきませんか?
・出世できるポストは多くない
・上司に評価されなきゃいけない
・ずっと誰かの顔色を伺って働くの?
といった感じで、今の延長線上では理想の生き方みたいなものは実現できそうにないと感じたんですよね。
出世できるかは上司の評価次第のような環境で、実際の昇給は月に5000円ほど。起業したい意志が初めからあったわけではないものの、とりあえずこのままじゃヤバくね?と強く感じたことを記憶しています。
仮に出世したとしてどうなのよ?
また希望的観測ではありつつ、「思いっきり出世した未来」も想像してみました。これは20代後半にもなると、おそらく妄想したことがある人も多いんじゃないでしょうか…!
今の会社で昇進したらどうなる?給料は?休みは?やりがいは??みたいな感じで未来を想像しつつ、先輩や上司をみて現実と答え合わせをするイメージ。
結果として「このままじゃ理想は掴めない」との想いが助長されたのは、20代後半で起業の世界に踏み込んだきっかけとして欠かせなかったように思います。
20代後半で起業したきっかけ②転職も限界を感じた
根本的な解決になるの?
また会社で将来が見えたのと同時に、当時の僕は転職にも限界を感じていました。
給料をはじめとした待遇が劇的に変わる案件なんてほぼ皆無だし、仮にあったとしても上司に評価されなきゃいけないプロセスは変わらない。
別の会社でスタートしたところで根本的な解決になるのか?という気持ちが拭えなかったんですよね。
目先の変化はあったとしても、人生にインパクトを与えるだけのものがあるのかには疑問を覚えたのが正直な心境です。
20代後半でゼロから始めるなら
あるいは、転職してゼロからのスタートになることに気乗りしない人も多いんじゃないでしょうか。
いま振り返ってみると「どんなプライドだよ」って話ではあるものの、恥ずかしながら当時の僕は確かにそんな気持ちがありました。
- 今の職種で転職する
- 別の職種を選んで心機一転
いずれにしても目指すGOALにはたどり着けないことだけわかっていて、その2つの選択肢では自分を奮い立たせることができなかったんですよね。
だったら、どうせ20代後半でゼロからスタートなら起業に挑戦してみたい。これもひとつのきっかけだったのですが、もしかしたら似たような感覚を持っていたりしませんか…?
参考:ネット起業の種類を全まとめ!初心者が知っておきべき鉄則は?
20代後半で起業したきっかけ③30歳前がいいと思った
20代後半じゃなきゃ無理、ではない
続いてきっかけの3つ目として、起業するなら20代のうちに!みたいな気持ちもありました。
勘違いしないでほしいのは、30代になってからでも挑戦できないことはまったくないです。現に僕の起業仲間でも30代から起業に踏み切った人はたくさんいますし、20代じゃなきゃ起業なんて無理だ!といった考えではありません。
一方で、当時の僕は20代後半で決断したかった、という話。
理由としてはシンプルに「30代になると背負うものが多そうだった」からです。
20代後半で起業したいと思ったとき、漠然と「30歳になったら難しそうだな…」なんて考えるのは割と自然な流れのように感じます。
身軽さは武器になる
自分の経験談として20代後半で起業してよかったと僕は思っていますが、当時の自分が想像した30代はさほど間違っていませんでした。
実際に周りを見てみると
・30代のほうが仕事に責任がある
・立場&待遇的に挑戦を難しく感じる
・新しい家族が出来ているかもしれない
など、20代のときのほうが身軽なのは間違いなくて。
身軽さは新しいチャレンジにおいて大きな武器になるし、起業したい人のきっかけとしても重要なポイントのひとつなんじゃないかと思うんですね。
だからもし20代後半で起業を考えているとしたら、いま挑戦しとくといいよ!ってことはぜひお伝えさせてください。
参考:20代で起業して良かったと、30代になって周りを見たとき気付いた
20代後半で起業したきっかけ④個人でも稼げた
ここまでお伝えしてきた3つのきっかけは、どちらかというと会社で働いているなかで感じていた不安や不満がベースでした。やるなら今がいいんだろうな…と20代後半の頃の僕は毎日のように思っていたんですよね。
そして実際に起業したきっかけとして一番大きかったのは、個人でも稼げる実感を得られたことです。
ネットを使って小さくビジネス(=ネット物販)を始めてみたところ、
・3ヶ月目:約6万円
・4ヶ月目:約18万円
と収入が増えていく結果に。
このあと月30万円を個人で稼げたときには、うっすら「起業できるかも?」と思っていた気持ちが確信に変わり、結果的には1年足らずで会社を辞めることが出来ました…!
会社以外の収入源をつくることは、起業したいときに十分すぎるきっかけになると思います。
参考:ネット物販で月収10万円を稼いだ方法と起業初期の裏話をまとめてみた
起業したいなら20代後半はいいタイミングだと思う
起業したきっかけについて大きく4つ書いてきましたが、20代後半って人生の転機にするにはちょうどいいタイミングだと思います。
社会のことがわかってきて、リアルに将来を見据える時期でもありますよね。
一方で起業について相談できる人が周りにいなかったり、動き出すきっかけを探したりもするかもしれません。僕自身も当時はネットに救いを求めて検索しまくったので、もし同じような状況だとしたらぜひ一歩踏み出してみてほしいなと…!
20代後半だった会社員時代のガチな心境をお伝えしたため、これから挑戦をスタートするときの参考にしていただけたら嬉しいです。