起業したいと思ったとき、挑戦したい気持ちはあっても一抹の不安が拭えなかったりしますよね。起業の仕方なんて学校では教わらないし、多くの場合は初めての経験なので当然だと思います。
だからなにか後押しが欲しかったりするものですが、個人的に1つだけ必要不可欠だと感じるものがあります。
単刀直入に言うと、起業したいとき強烈に後押ししてくれたのは先輩起業家の存在でした。逆にひとりで全部決断しなければいけないとしたら、踏ん切りがつかなくて諦めていたかもしれません。
じゃあ、すでに成功している人とのつながりを持つとどんなメリットがあるのか?
2014年に起業した実体験からマストだと考える理由を3つお伝えしますので、ぜひこれから挑戦する際の参考にしてみてください。
目次
起業を後押ししてくれたのは起業家だった
起業したいと思って情報収集をしたり、実際にビジネスを始めたりしても、いざ一歩踏み出すとなれば躊躇してしまうものです。
自分のなかで気持ちは固まっていても、会社を辞めるとなると大なり小なり不安があったりもしますよね。
そんなタイミングで起業を後押ししてくれるものは何か。
融資など地域の支援制度も多少はあるのかもしれませんが、個人的にはそんなことよりも「いかに起業する選択が当たり前だと思えるか」「それを伝えてくれる人が身近にいるか」が最強の後押しだと思います。
ぶっちゃけ起業なんて初体験なのに、一人で全部決めるのって結構難しくないですか?
よく「環境」とか「メンター」という言葉で一括りにされているものの、絶妙に言葉足らずな感じもするため、より細分化してメリットをお伝えさせてください。
先輩起業家の存在が後押しになる理由は大きく3つです。
先輩の存在が起業を後押しする理由①失敗しない自信
起業初期は不安があるほうが自然
起業したいときには起業している人と繋がるべき理由として、まずは失敗しない自信がつくことです。
特にビジネスモデルに対しての確信は大きくて、まだ初心者の頃って
「この方法で本当に大丈夫かな」
「すぐダメになったらどうしよう」
みたいな不安がどうしても出てくるじゃないですか。
仮に起業してすぐのタイミングではうまくいっていたとしても、この先もちゃんと続けられるのか?と考えてしまうのは自然な話でしょう。
ビジネスモデルの後押し
一方で、自分がこれから挑戦しようと考えているビジネスで成功している人が身近にいれば「頑張れば大丈夫だな」と普通に思えるんですよね。
- 確信を持った上で打ち込むのか
- 半信半疑のまま取り組むのか
では雲泥の差になるのは言うまでもなく、ビジネスモデルに対する後押しがある心強さは計り知れないものがあります。
人が道半ばで挫折する理由として「先が見えない不安」は上位に来るそうでうが、それを先回りして回避できるイメージでしょうか。
身近な人がうまくいっている事実は起業初期の大きな後押しになりますし、失敗しない根拠があれば精神的にも無駄なプレッシャーを感じなくて済むものです。
参考:ネット起業でおすすめの始め方|成功しやすい4種類のジャンルとは?
先輩の存在が起業を後押しする理由②リアルな経験談
みんな初心者の時は批判されてた
続いて、今成功している起業家たちのリアルな経験談も自分を後押ししてくれます。
たとえば「起業したいんだよね」と周りの人に話したとき、否定的な言葉を受けたことはないですか?
実際のところ、僕は会社に勤めていた当時ほとんどの人に否定されました。
「そんな上手くいくわけない」
「夢見るのは自由だけどさ…」
など他にも色々ありましたが、起業することは決めていただけに結構ショックだったんですよね(笑)
ただ、今成功している先輩の起業家も同じような状況だったことを聞いて、心がめちゃくちゃ軽くなったことを記憶しています。
同時に「自分の可能性を潰したくない」と、いかに小さな世界で悩んでいたかを目の当たりにした瞬間でもありました。
起業してからも迷うときはある
もし同じような否定意見があったとしたら「結果を出せば簡単に手のひらを返す」のでご安心を。逆に「個人で起業するには何からやったらいい?」なんて話もバンバン来るのでゲンキンなものです。
でもこんな感じで起業前に葛藤があるように、起業してからも悩んだり迷ったりする瞬間って当然あるんですよね。
たとえば「思いのほか大きな案件が来たけどどうしよう」みたいなことも珍しくありません。
そのときに、先輩起業家のリアルな経験談をすぐに聞ける安心感はまさにプライスレスなんじゃないかと!
- チャンスを逃さないだけでなく
- 無駄なリスクにも引っかからない
わけで、後押しがあることで起業してからもビジネスを軌道に乗せやすくなります。
起業ってもしかしたら「一人で戦う」的なイメージかも知れないですが、それは大きな勘違いで。優れた起業家ほどつながりの中に生きていることは間違いありません。
参考:起業して軌道に乗るまでのリアル|苦労話と心得を赤裸々に語ります
先輩の存在が起業を後押しする理由③常識の塗り替え
後押ししてくれる理由のラスト3つ目は、常識を塗り替えてくれることです。
起業して成功している人の近くにいると、そもそもの価値観や考え方が違うことに気づけたりするものなんですよね。
たとえば僕はネットで起業しましたが、個人でビジネスをする前には「労働時間=収入」という常識の中で生きていました。
●収入を増やしたい
→残業をする、掛け持ちをする
●休みがたくさんほしい
→もちろん収入も減る
こんな感じで、きっと同じような感覚を持っている方も多いんじゃないでしょうか。
一方で年収3000万円の人が、年収300万円の人の10倍働いているかと言ったらそうでもない(というか物理的に無理)です。
これはざっくり言うと「仕組みを持っているか、仕組みの中で働いているか」の違いなんですけど、会社で勤めていた頃の僕はそんなこと知らなかったんですよね。
つまり「常識が変われば行動も変わる」わけで、当然ながらたどり着くゴールも違ってきます。
持っている情報や知識、あるいは価値観の違いによって人生は180度変わるものなので、起業したい人の後押しはその道で成功している人に尽きるなと思う次第です。
参考:雇われない生き方が会社より楽しいガチな理由【起業6年目が語る】
起業したいと思ったら環境から整えよう
先輩起業家の存在が大きかった話をお伝えしてきて改めて、起業したいと思ったときマストでやるべきなのは「環境を整えること」だと強く思います。
誰の意見を聞くか、誰に相談するかによって人生は180度変わるからです。
先日もある起業仲間と話していて、彼は初めて海外旅行に行ったのが30代に入ってからだったんだとか。
そのときハワイに行ったそうですが、もっと早く行きたいと思ったことなかったの?と聞いてみたところ「海外は危ないから辞めろって昔言われてなんとなく…」みたいな理由で軽く衝撃を受けました。
行ったことがないのに危ないと叫んだり、食べたことがないものをマズイと決めつけたり、「知らないジャンル=悪」な風潮って起業だけでなく世の中あらゆるところで蔓延しているんですよね。
もちろんそれらが100%間違いではないのかもしれないけど一度しかない人生、いろんな経験をしたほうが確実に潤うじゃないですか…!無知のまま挑戦心を潰すってのは貧しい人生のはじまりだと僕は思います。
起業したいときにも環境が成功と失敗を決めるといっても過言ではないので、後押ししてくれる場所に身を置くことを心からおすすめします。