「会社に雇われたまま人生終わりたくない」と、社会人になってから考えたことがある人は少なくないと思います。あと何十年も今のままかと、つまらない気持ちになったりもしますよね。
だから自分で何かやってみたいと考えたりする一方で、雇われたくないだけで起業するのはどうなんだろう?といった疑問に直面することもあるんじゃないでしょうか。
この記事では、起業のきっかけなんて「雇われたくない」気持ちだけで十分じゃない?という話をお伝えしていきます。
その理由も含めて、起業にチャレンジする際の参考にしていただけたら!
雇われたくないから起業ってのは甘いの?
一度きりの人生なのに、会社に雇われたままでいいのか?と考えたことはないでしょうか。
みんなそのような気持ちは抱えつつも、現実には口に出せずにいるケースが多いように思います。「そんな考えで起業なんて甘い!」みたいな批判が飛んできそうな気もしますよね…!
実際に僕もアパレル販売員として働いていた頃、起業しようとするとビビるほどに周りから反対されたりもしました。身内が心配してくれるのはただただありがたい一方で、まったく関係ない人物まで首を突っ込んできたりするものです。
ただ、実際に起業してみて思うのは「きっかけなんてその程度で十分だった」ということ。
一生雇われたくない人が起業にチャレンジするのは、ごく自然な話だと強く思います。
起業するきっかけは雇われたくないからでいい理由
雇われたくない気持ちが原動力になる
起業のきっかけは「雇われたくない気持ち」だけで十分だと思う理由について。
まず1つ目は、その気持ちが大きなエネルギーになるからです。
起業するからには自分でビジネスを持つことになるわけで、雇われているときとは違ったエネルギーを必要とします。やったことがないジャンルに挑戦するのだから当然といえば当然ですよね。
その点、雇われたくない人は最初から強い動機があるため頑張りやすい。これは起業する際のメリットというか、原動力として背中を強く押してくれることになります。
もちろん反骨心だけでこの先ずっと頑張れるわけではないとは思いますが、初期のエネルギーとして大きな武器になるのは間違いありません。
やりたいことがない方が成功しやすい
また現実問題、起業は「やりたいことがない人の方が成功しやすい」ことも理由のひとつです。
やりたいこともないのに起業なんて!みたいな考え方が一般的ではあるものの、これは勘違いというか。雇われたくないから起業する、くらいのテンションでまったく問題ないと思うんですよね。
●やりたいことがある人
→特定のジャンルで起業する
●やりたいことがない人
→成功しやすいジャンルを選べる
上記どちらが成功しやすいかといったら、圧倒的に後者の方が可能性が高いと思いませんか?
起業するには特殊なスキルが必要だと思われがちではあるものの、雇われたくないから!というシンプルな動機のほうが手段を選ばずに近道をいきやすいと思います。
参考:特技なしで起業する方法とは?好きなことがない人こそ挑戦しよう!
起業家の動機も案外そんなもん
そしてぶっちゃけた話、起業家が雇われない生き方にチャレンジする動機なんて案外そんなものなんですよね。
最初から大きな志を持っていた!世のために!なんて考えの人はむしろ少数ですし、実際に僕の周りの起業仲間を見ても
- 会社であと何十年もいるのは嫌だ
- 何年も給料が上がらなくてしんどい
- 週1の休みじゃ人生つまんない
みたいな、会社に勤めていたら普通に感じるような気持ちから起業している人がほとんどです。
雇われたくないって素直でかつ自然な願望だと思いますし、「あんな仕事がしたい!」よりも「こんな人生が嫌だ!」でスタートしている人が大半であることは事実としてぜひ頭に置いておいてください。
志がなくても起業できる時代
つづいて最後の理由として、時代性の話も少し。
ひと昔前の「起業」はハードルが高くて、言わば一世一代の大勝負のようなイメージでした。巨額の融資を受けて背水の陣で挑むぜ!みたいな。
一方でインターネットが普及している今の時代では、起業はそんな大げさな選択ではありません。
たとえば商売をするにしても
●ひと昔前のハードル
→高い家賃を払って実店舗を構える
●現代のハードル
→ネット上で無料でも可能
これだけを見ても年間で数百万円の規模で支出が押さえられますよね?
その他にも挙げればたくさんメリットがありますが、ネットを利用できる今の時代では起業のハードルが格段に下がっています。だから「雇われたくないから」程度の気持ちでも挑戦しやすいんですよね。
崇高な動機なんて求めて自らチャンスを逃がすのは、むしろ今の時代にフィットしないんじゃないかと感じます。
参考:雇われない生き方が会社より楽しいガチな理由【起業6年目が語る】
雇われたくないから起業する人の注意点2つ
簡単な方法を選ぼう
雇われたくない人の起業についてお伝えしてきましたが、いざチャレンジする際には注意点が2つだけあります。
まずはできるだけ簡単な方法を選択すること。
初心者が成功しやすいジャンルを選ぶだけで成功率はグッと跳ね上がりますし、もちろん逆も然りです。
雇われたくない上に起業の方法まで選り好みしだすのは単なるわがままなので(笑)、ここはマストで気をつけるようにしていきましょう。
ものすごくシンプルな話として
- 成功する人は成功しやすいことを
- 失敗する人は自分のやりたいことを
優先する傾向があります。
せっかく雇われない生き方を掴みにいくのに、わざわざ自分から茨の道をえらぶ必要はありませんからね…!
参考:ネット起業でおすすめの始め方|成功しやすい4種類のジャンルとは?
雇われたくないなら本気で逃げよう
そしてもう1つお伝えしたいのが、やるなら本気で逃げようということです。
雇われたくないと言うと逃げっぽいイメージを持たれがちですが、僕はそれでいいと思っています。自分が合わない、あるいは報われない場所なんて逃げた方がいいので。
だからこそ「本気で」やるのがおすすめ。
雇われたくないのに中途半端にビジネスして、簡単に諦めてしまうのはあまりにもったいない話です。
余談ですが、僕も起業する前に「そんなの逃げじゃん?」的なことを言ってきた人がいました。当時は結構ムカついたことを覚えています(笑)
でもいざ雇われない生き方をスタートしてみると「どうやってやるの?」と見事なまでの手のひら返し。仮にいま批判してくる人がいてもそんなもんなので、ぜひ本気で頑張ってみることをおすすめします。
参考:とにかく起業したい人のロードマップ|初心者は何からやればいい?
「雇われたくない」は起業のきっかけに十分
雇われたくないから起業するって、意思が弱い感じで受け取られがちです。20代だったり、年齢によってはゆとり的な見方をされるかもしれません。
でもここまでお伝えしてきたように「もう雇われたくない!」ってのは起業のきっかけとして十分だと思いますし、実際のところ極めて自然な願望だと思いませんか?
雇われたくない本音をしっかり形にしてあげることで人生はマジで楽しくなりますし、逆に一生我慢したままハードモードな道を選ぶこともないんじゃないかと!
そもそも古い常識で押さえつけるべき気持ちでもないので、会社での将来を考えてモヤモヤしている場合には参考にしていただけたら嬉しいです。