個人で起業したいと思っても、何から始めればいいのかわからないタイミングがありますよね。どんなやり方をするかは自由ですし、起業の仕方って学校でも学ばないので悩んでしまうのは普通だと思います。
この記事では、個人で起業したい人に向けて始め方を4つのステップでシンプルに解説していきます。
最初に何をやるべきなのか、まったくのビジネス初心者から起業した実体験をぜひ参考にしてみてください。
起業のステップ①始めるきっかけを可視化する
なぜ起業したいの?
まず起業のステップとしておすすめしたいのが、始めるきっかけを明確にすることです。
・会社では毎日がつまらない
・一度きりの人生で何か挑戦したい
・雇われずに自由な生き方をしてみたい
など、起業したいと考えたきっかけは何かしらあると思うんですね。
頭でぼんやりとしたものを「可視化する」のがポイントで、原点となる感情はこれから起業にチャレンジする上でも自分を奮い立たせてくれるものです。
具体的なアクションとしては2ステップ目からでも始められますが、起業したい気持ちを書き出すことはぜひやってみてください。
きっかけはかっこいいモノじゃなくていい
ちなみに起業のきっかけといっても、かっこいいものである必要はまったくありません。
むしろ今の生活の不満や不安から起業に踏み込んでいる人のほうが多いと思いますし、
- 見せかけの綺麗事よりも
- むき出しの本音
を自分で受け止めておくことで、生まれてくるエネルギーは全然違ってくるので。
実際に「家族のために頑張りたい」と言っていたひとが「ぶっちゃけ会社辞めたい」という本音に気付いた瞬間から、爆発的なスピードで起業に至った事例も多々ありますよ!
まず自分の原動力となるものを明確にすることが、起業の大切なファーストステップです。
起業のステップ②個人起業の種類を把握する
起業の方法は様々
そして2ステップ目としては、起業の種類を把握していきましょう。
ひと言に起業といっても方法は様々で、当然、どんなやり方を選ぶか?によって難易度や成功率も大きく異なります。
- 対面や実店舗型のビジネス
- オンラインで完結するビジネス
ざっくりと考えても上記の2つでは起業の方法がまったく別物になってきますし、準備するものや必要になるスキルも変わりますよね…!
参考:ネット起業の種類を全まとめ!初心者が知っておきべき鉄則は?
今の時代はネットを絡める
また2ステップ目の軽い補足として、今の時代はネットを絡めた方法をおすすめします。
個人で起業するには成功率が高い方法に取り組むのが鉄則だと思っていて、そのうえでコロナの影響もある今、対面型のビジネスを軸に据えていくのはかなりハードルが高いなと。
たとえば飲食店などもテイクアウトやネット販売の拡大をはかっていますし、起業の種類を把握する上では「ネットでの起業」を軸に考えるのも効率が良いやり方だと思います。
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起業のステップ③稼ぐ方法を決める
起業で成功するための鍵
続いて3ステップ目は、個人でどんな方法で稼ぐのかを決めることです。
ここでどんなビジネスモデルを選択するかが起業の成功には大きく関わるため、4ステップの中でも特に重要なポイントだと思っていただけたら!
たとえば以下の2つでは、どちらの成功率が高いでしょう?
<CASE1>
自分のスキルを活かして起業
前例がない対面型のサービスを開発
<CASE2>
利益が上げやすい方法でスタート
再現性が高いジャンルに参入
起業というと「すべてにおいて革新的なこと」みたいなイメージで、前者を選ぼうとする人が多い一方で、前例がないことをやろうとして失敗するケースも少なくありません。
特に個人で起業したい場合には、「いきなり難しいジャンルで始めない」のも成功条件として大きなポイントです。
やりたいことはステップアップしてから
ちなみに起業の失敗例で多いのが「やりたいこと」「好きなこと」を優先して考えるパターンなんですね。
強みや個性はもちろん武器になるものですが、最初から好きなことだけをやって成功するのはかなりレアなケース。これは起業に限らずどんなジャンルでも一緒でしょう。
たとえばバスケ漫画の『スラムダンク』でも、主人公の桜木花道は最初からダンクシュートをやりたがるものの、まずはドリブルやパスといった「やるべきこと」から叩き込まれます。
結果として試合でも活躍できるようになるわけで、好きなことだけやっていたら確実にポンコツでしたよね…!
起業初期から無理にやりたいことをねじ込まなくても、ステップアップした先で普通に出来るようになるので。稼ぐ方法を考える上ではそんな考え方も大切にしていきましょう。
参考:とにかく起業したい人のロードマップ|初心者は何からやればいい?
起業のステップ④一点集中で利益を出す
他のビジネスモデルとか関係ない
ラストのステップとしては、個人ビジネスで利益を出していくことです。
どのビジネスモデルに挑戦するかを決めたら、まずは自分の手で利益を出すところまで頑張ってみる。そして「ああ、個人でも稼げるんだ!」と実感できてしまえば、起業の成功に片足を突っ込んだも同然です。
このチャレンジにおけるポイントとしては
・周りの人や別のビジネスは気にせず
・とにかく一点集中の気持ちで走ること
この2点は意識してみるといいですね!
初めて自転車に乗ったとき「これは自分でもできるんだろうか」「本当に乗れるの?」と子どもながらに心配になったように、なにか挑戦し始めると(特にファーストステップでは)ほぼ100%でいきなり得体の知れない不安が襲ってくるものです。
そんなときに周りまで見ちゃうと迷走の元凶になってしまうため他のビジネスモデルとか関係なく、自分だけをみて一点集中の気持ちは大切にしていきましょう。
起業のファーストステップとは
僕は「会社以外の収入を得る=成功体験をつくる」ことまでが起業のファーストステップだと思っています。
ここまでお伝えしてきた4つのステップは全部ひっくるめて1つというか。
- 個人のビジネスで稼ぐ
- 会社の給料以外で収入を得る
という体験によって、起業で成功できる根拠や自信が得られるんですよね!
会社の給料とは別に自分で1万円を稼ぐことができたり、それが10万円、30万円とスケールアップしていく過程で、起業に対する感覚やハードルも確実に変わってくるはずです。
参考:雇われない生き方が会社より楽しいガチな理由【起業6年目が語る】
個人の起業は小さなステップから始めよう
起業までのステップについて、「個人でゼロから」をテーマにお伝えしてきました。
もちろん「事業計画書をつくる」といったアクションもあったほうがいいのでしょうが、個人の起業においてはまず会社以外で稼ぐ体験を優先したほうが早いし現実的な気がします。
難しく考えすぎずに、正しいことよりも今すぐできそうなアクションを軸に行動していったほうが未来は掴みやすいと思うんですよね。
小さなステップから挑戦をはじめていけば大それたリスクなんて背負わなくていいですし、失敗を過度に怖がって自分の可能性を潰すこともありません。
僕自身も初心者の頃には「起業」が勝手に大きなイメージになりすぎていたので、実際に起業してみた雑感としては、この辺は世間一般の常識とかなりギャップがあるなと。
個人で起業する際のステップとしてリアルな経験談になるため、始め方に迷ったときの参考になれば嬉しいです!