電脳せどりの仕入れ先としてネットショップを利用している方は多いのですが、一方で「値下げ競争に巻き込まれた」「利益が残らなかった」などの悩みを最近頻繁に耳にします。
過去に僕も同じような経験があるのですが、解決法を結論から言うと、ヤフオク・メルカリ仕入れがおすすめ。仕入れ先を変えたことによってそのような事例とは無縁になりました。
この記事ではコミュニティーメンバーも月収100万円を超えるなど、現在も結果が出ている裏付けをもとに「ヤフオク・メルカリ仕入れをおすすめする理由」と「せどりで仕入れ先を選ぶときに重要なポイント」をお伝えしていきます。
利益をしっかり確保できる体制を整えるためのアクションとして、ぜひ参考にしていただけたら!
せどりの仕入れ先でネットショップが人気な理由
セールが多い
仕入れ先として重宝されている多くのネットショップでは頻繁にセールが開催されており、ショップのメルマガに登録していると定期的にセールの案内が届きます。
・決算セール
・処分セール
・タイムセール
など種類も豊富で、場合によっては50%以上の割引がされることも珍しくありません。さらには随時アウトレット商品が安価で出品されているサイトもありますよね。
せどりをする上で安く仕入れが出来ることはメリットでしかないため、値引きに多く出会えるというのはネットショップが仕入れ先として人気である理由の1つだと言えます。
ショップの安心感がある
やはりネットショップから仕入れることには安心感があり、フリマのような個人間取引よりも利用しやすいというのもネットショップが選ばれる理由でしょう。
楽天市場やヤフーショッピングなど大手モールをはじめ、ネットショップはビジネスとして運営されているのはもちろんのこと、注文管理や発送連絡などがシステマチックに進められることもユーザーとして信頼できるポイントのように感じます。
最近では少なくなりましたが「決済したのに商品が届かない…」といった事例が過去に頻発していたことは確かですし、少なからずネットでの取引に抵抗がある人たちも当然いるわけで。
仕入れにおいても、安心感を持って利用できるという点が大きく影響しているのは間違いないかと思います。
商品数も豊富
ネットショップでは商品点数が多く、売り切れとなる商品・新たに出品される商品と、次々と出品されている商品が変化しています。
リサーチをする上で商品が豊富であることは追い風ですから、仕入れ先としてネットショップを数多く持ちたいと考える人が多いのも、まあ自然な流れなのかなと。
また1商品あたりの在庫数で考えても「各1点」というよりは多数持っているケースが多く、大量仕入れが可能なのも特徴の1つですね!
せどりの仕入れ先はヤフオク・メルカリがおすすめ
仕入れ先としてネットショップを好む人が多い理由について触れたところで、それを踏まえた上で「ヤフオク」「メルカリ」といった個人間取引がオススメな理由をお伝えさせてください。
早速まいります!
価格差が生まれやすい
ビジネスとして出品されているネットショップと異なり、ヤフオクやメルカリ・ラクマといった場所では基本的に個人が出品しているため、出品者によってそれぞれ事情が異なります。
・とにかく早く売ってしまいたい人
・不用品を売って自宅を整理したい人
・アイドルのファンを卒業した人
・人からもらった物が絶妙に好みじゃなかった人
など他にも背景を考えるとたくさんあるわけですが、とにかく様々な理由で出品している人がいるために、せどりで稼ぐうえで欠かせない「価格差」が生まれやすいんですね。
たとえば、早く処分したいために販売価格が多少安くなっても売ってしまいたいというケースは多々ありますし、このあたりは事業として取り組んでいる業者と比較すると確実に一般個人の方が「緩い」です。
そういった背景から、ネットショップよりも仕入れが成功しやすいという点は大きなメリットだと感じています。
参考:せどりは高額なジャンルを仕入れた方が良い理由とリスク回避の方法
価格競争になりにくい
同一商品の在庫を多数所持しているネットショップとは対照的に、一般ユーザーが大半のヤフオク・メルカリでは1点で出品されている商品が多いのも特徴の一つといえます。
そのため自分が仕入れた商品を「同じタイミング」「同じ仕入れ価格」で手に入れられる可能性が低く、出品後に価格競争に巻き込まれることを回避しやすいんですね。
自分が仕入れた時点では利益が出る価格だとしても、まだ在庫が残っていたり他のユーザーも購入可能な状態ではライバルが増加する可能性が高まりますし、事実としてネットショップのセールで仕入れた商品に相場崩壊が多いのはこのためです。
コミュニティーのメンバーや仲間と組んでセール商品を一気に買い占めるといった方法をとるセラーもいますけど、個数制限が設けられているサイトでは通用しないですしね…。
僕もネットショップでの仕入れを試みた際には、このパターンが多くて本当に嫌になりました。見込み利益が「ただの見込み」で終わってしまうのはマジで意味が無い。
そもそもライバルが少ない
そもそも論になってしまうのですけど、仕入れ先としてネットショップを利用する人が多いからか、基本的にヤフオク・メルカリでの仕入れはライバルがあまりいません。
もちろん完全にゼロではないものの、大規模な転売塾でもネットショップを推奨していたりするためか、圧倒的に競合が少ない印象を受けます。
統計を取ったわけではないので正確な数字はわかりませんが、少なくとも仕入れた商品が一気に価格競争に巻き込まれるような悲劇とは無縁になりました。
実際のところ、経験談として某大手モールのセールは毎回悲惨でしたからね…。損切り前提での仕入れであれば問題ないのでしょうが、僕はもう二度と参入しません(笑)
またこれまでの歴史を振り返ると、メルカリでツールを利用してビジネスを行っているアカウントが軒並み削除された経緯もありますし、そういった背景も「メルカリではライバルが少ない」という事実に繋がっている気がします。
取引先を構築しやすい
ヤフオク・メルカリでは気軽にメッセージでやりとりができるため、取引先をつくりやすいということも大きなメリットの1つです。
僕もここから始まって新たな仕入れ先をGETしたことは何度もありますが、やはり文字のやりとりだけで仕入れが完了するのは非常に効率的で有難く、利益率を高く維持する上でも有効な一手であることは実感として間違いありません。
せどりは再現性が高いため、正しく実践していけば当たり前のように稼げることになるものの、売上を大きくしたり手離れを目指すためには単純な横流しだけでは厳しいですからね…。
将来の自分をラクにするためにも、取引先の構築には取り組んでいきましょう。
参考:転売で月50万円稼いだとき辛かったこと3つ|対処法も全部話します
メルカリは値引き交渉が有効
ヤフオクでは不発に終わることが大半ですが、メルカリ仕入れにおいては「値引き交渉」によって利益拡大がはかれるのもメリットとして覚えておいてください。
それこそ「メルカリの値引き交渉は挨拶だ」という人もいるくらい(笑)
現時点では利益が出ないような商品でも交渉次第でプラスに転じることは十分にありえますし、ぜひ積極的い値引交渉にチャレンジしてみましょう。
余談ですが、交渉に関してはせどりで稼ぐうえでとても効果的だと思っていて、以前僕が店舗仕入をしていた際にも価格交渉する前提でリサーチを進めていました。
交渉が有効だ、と言っても意外とやらない人も多いのですが(日本人はシャイ)、他の人が買えない価格で自分だけ仕入れ可能だということは当然、利益の確保が容易になるうえに値下げ競争にもなりませんので良いコトずくめですよ…!
参考:メルカリメッセージのテンプレート|値下げ交渉の実例も公開
せどりの仕入れ先選びで重要なこと
群がる場所は避ける
最後に仕入れ先を選ぶ上で重要な視点についてですが、まず人が群がる場所は避けた方が賢明です。
ショップのセールなどはお決まりのように値下げ合戦が始まりますし、仮に仕入れられたとしても利益が圧迫される危険性が極めて高いんですよね。
・大々的に告知されている
・せどり系の発信者が取り上げた
などといった形で人が群がる商品に関してはほぼほぼ値下がりします(しました)し、まあ冷静に考えると供給が需要を上回った際に価格が下がるのは当然のこと。
「なるべくして競争になる」ような場所で勝負するよりも別のところで勝負をした方が利益も出ますし、別に自ら大衆に紛れていかなくても他にいくらでも仕入れ対象となる商品は存在しています。
以前はなんとなく情報をスルーするのがもったいないような想いで参戦してしまっていたのですけど(笑)仕入れできた安堵感は一瞬だけなので、相対的に考えるとエネルギーの無駄でした。
参考:せどりの失敗例を分析|初心者が一番危険なパターンを回避する方法
誰でも買えるところには注意
商品によって「仕入れの難易度」ってあると思うのですが、これは絶対に意識した方が良くて。
誰でも買える商品は出品者急増を引き起こす可能性が高いですし、実際のところネットショップでの仕入れは店舗と違って現地に行く必要もないため、インターネットに接続さえできれば基本的には誰で購入することができますよね?
つまり「購入するためのハードルが低い」とも言い換えられるので、そういった場所は大量仕入れには向いていません。
参考:せどりで大量仕入れは必須|売上倍増の方法と注意点を徹底解説
ちょっと自分でも笑えるのですが、過去にセールへ参戦したときは「スピード勝負」を心得ていたので開始と共にたくさんカートに突っ込んだものの、そうやって手に入れた商品は当たり前にライバルセラーも手にしていたという(笑)
そういった手法で稼いでいる人もいるのは事実である一方で、博打的な要素が強くて僕には向いていませんでした…。
せどりの仕入れ先にネットショップを使わないメリット
ネットショップよりもヤフオク・メルカリ、ラクマなどを仕入れ先とすることをオススメしてきたわけですが、僕としてはもう1つメリットがあると思っていて。
それは単刀直入に「キーワードが残る」ということです。これが最大の理由と言っても過言ではありません。
実際のところ、リサーチを円滑に進める上では確実に「キーワード」が武器になりますし、型番やバーコードをコピペしているだけでは一度のリサーチが「資産」として残っていかないんですね。
一度販売して終わり、というのはあまりにロスが大きい。
効率的に稼ぐことを目指している割に極めて効率が悪い動きをしていたり、値下げ合戦を避けたいにも関わらず、なるべくして巻き込まれる仕入れ先で戦っていたり。
無意識のうちに自分で首を絞めている事例は少なくないので、利益をしっかり確保するための参考になれば幸いです。