メルカリを利用しているユーザーが大勢いることは周知の事実ですが、最近では「どうすれば高く売れるのでしょうか?」という質問をいただくことも多くなりました。
実際に同一商品を出品していても売値が倍近く違うことは頻繁にありますし、もったいない売り方をしている人が少なくないのも事実です。
そこでこの記事では売れるコツの徹底解説と、戦略的な差別化についてお伝えしていきます。
3ヶ月で50万円稼いだ際の経験も交えた、出品する際の具体的な方法になりますので、参考にしつつ利益を増やす売り方に繋げて頂けたらと思います。
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メルカリは本当によく売れる
初心者でも簡単に利用できることからも相変わらず人気のメルカリですが、僕も販路の1つとして出品していて思うのは「本当によく売れるな」と。
いちアカウントの数字だけでも3ヶ月で50万円ほどの収益が上がりました。
Amazon、ヤフオクなど他の販路も利用しているため決して大きな数字ではありませんが、こんなペースで毎週入金申請を行っている感じで。
○仕入⇒取引先からの定期入荷
○出品⇒スタッフが1時間くらい
割いている時間や手間を考えると上出来だったかと思っています。
僕が副業を始めた頃はまだメルカリがなかったので、今始めるのが少し羨ましいと思ったり。お小遣い稼ぎにもおすすめと言われているけれど、まったく異議なしです。本当によく売れる。
参考:メルカリ出品方法と流れ|初心者が簡単にわかるアプリの使い方を解説
【最新】メルカリで売れる出品のコツ11選
では早速、メルカリで売れる出品のコツについてポイントを押さえていきましょう。
※気になるところだけ読みたい場合には冒頭の目次からお好みの見出しを選んでいただけると、その項目に直接飛びます。
・・こんな注釈をいれるほど項目がやや多くなっているのですが、可能な限り簡潔にまとめていきます…!
魅力的な写真撮影
ユーザーが検索をする際、まず目に留まるのが商品の写真です。
「人は見た目が9割」じゃないですがビジュアルによる第一印象はやはり重要なので、まず視覚に訴えかける部分は意識的に行っていきましょう。写真がわかりにくかったり汚かったりすると、商品ページを見てもらうことすらできません。
具体的に写真を撮るときのポイントとしては
・明るさ
・背景
・配置
などか重要になってくるわけですが、何も本格的にカメラを用いてプロのような写真を撮る必要はなくて。(スマホで十分です)
この点は大事なので後述しますが端的に言うと、他の出品者よりも魅力的であることが第一と考えていただけたら。
以下の記事で解説している方法も参考にしてみてください。
適切かつ推しが強いタイトル
検索する側の立場になって適正なキーワードをタイトルに組み込むことで、自分の商品ページが表示される可能性が高まります。言い方を変えると、テキトーなタイトルだとユーザーの検索結果に商品がヒットせずに購入率が下がるとも言えますね。
実際にユーザーが自分の商品にたどり着くときには、どのような検索ワードを使うのか?を考慮しながらタイトルを決めていきましょう。
出品している商品が人気商品の場合は、予測変換に出てくるキーワードを入れ込むのも有効です。
上記画像では「ヴィトン 財布」と検索窓に打ち込んだところ、赤枠の予測ワードが出てきました。実際に検索されていないワードはここに出てこないですから、検索されやすいキーワードを把握する方法としては非常に有効になりますね。
また、タイトルには事実の羅列だけでなく【】などの記号を使ったりしながら「限定」や「即日発送」など引きの強いコピーを意識的に入れていくことも訴求の1つです。ページを開いた際のアプローチも考えていきましょう。
心が通ったキーワード
タイトルはもちろんのこと、商品説明文にもキーワードを多く入れ込む意識は大切にしていきたいところ。キーワードの選び方はタイトル同様に、ユーザーはどんなフレーズで検索するのか?そのワードをイメージしながら決めます。
タイトルに入りきらなかったキーワードも入れていくのも良いですね。
ただ、あまり関連性のないキーワードを入れたり、単に大量の言葉を打ち込むとペナルティーが課されるケースもありますので、その辺りは注意して入力していただけたら。
欲しい商品を探すユーザーの立場で考えると、明らかに違う検索結果が表示されたときに購買意欲が低下するのは明白なはずです。
思いやりのある商品説明
商品説明文を書くとき特に意識するべきことは、ユーザーが欲しい情報を書くことです。
たとえば出品するジャンルによって、以下のようなことが考えられます。
・食品⇒賞味期限
・洋服⇒ほつれなどがある箇所
・バック⇒経年劣化や使用状態 etc…
列挙したのはほんの一例ですが、出品する商品によってユーザーが欲しい情報は変わってきますし、具体的に明記することで「丁寧な出品者」というポジティブな印象を与えることもできますよね。
想像力を働かせることが大切になりますので、「自分がユーザーだったらどういう情報が欲しいか」などをしっかりイメージして書いていきましょう。
ちなみに「質問ばかりきて対応が面倒」と嘆いている人が結構いますが、それは相手がどうこうというより完全に説明不足です。あとで疲れるなら最初に修正した方が合理的。
参考:メルカリに出品説明テンプレート登場|効率化のコツはこれだ!
相場を把握しての適正価格
売れる出品のコツというにはあまりに当たり前ではありますが、商品の適正価格を把握していない人って意外と多いです。
たまたま見た「売り切れ」だけで判断したり。出品価格を見誤ったが故に「売れなくて当然」という悪循環にハマっている人も散見されるので、このプロセスは要チェックでいきましょう。
念のため、メルカリでの相場を確認する方法を簡単に紹介したいと思います。
手順は下記の通りです。
1、 画面右上の「絞り込み」をタップします
2、 画面下部の「販売状況」をタップします
3、 「売り切れ」を選択し、ページ下部の「決定」をタップします
4、 画面右下の「完了」をタップします
5、 「売り切れ」の商品だけが表示されます
このプロセスで「売り切れ」の商品、つまり販売済の商品だけを抽出することが出来ますので、頻繁に売れている価格帯から相場を見極めていきましょう。
ちなみに、より正確に把握したい場合には以下の記事でまとめたリサーチ方法が非常におすすめです。僕が主に行っている手法を公開しました。
参考:ヤフオクアプリ応用篇|稼げる仕入れリサーチをメルカリにも適用
送料無料はマスト
メルカリでは送料を出品者負担(送料無料での出品)がメインとして浸透しているため、送料無料を設定した方が断然売れます。
一時期テストとして着払いも設定してみたものの、パタッと売れなくなりましたね…。価格は一緒になるように設定したのに、売れ行きが明らかに鈍りました。
今後もジャンルや価格帯などを変えて試験的な出品は続けていきますが、現時点では売れる出品方法として送料無料はマストだと考えます。
出品の時間帯
メルカリアプリを開くとおすすめの新着商品が表示されますし、検索をした場合も新たに出品された商品が上位表示されます。そのため同一商品を取り扱っていたとしても、出品する時間帯によって売れ行きが大きく変わることも。
実際に的外れな時間に出品すると新規出品に埋もれてアクセスが伸びないので
・ターゲットはどういう人なのか?
・その人の生活リズムは?
・メルカリをチェックできる時間帯は?
という仮説を立てた上で適切な時間に出品することを心掛けていきましょう。
たとえばベビー用品の場合にはターゲットが主婦になるため、日中の出品の方が売れやすくなります。
仕事終わりであったりこちらの都合で夜に出品すると、新着表示されている時間帯にママ達は寝ている=売れない、というケースは本当に多いので。出品する商品によって当然買い手も変わってくるため、この意識があるか否かでは雲泥の差です。
値下げ交渉への対応
メルカリでは値下げ交渉が日常茶飯事で、この面は、ほとんどが拒否されるヤフオクとの大きな違いでもあると思います。
出品している立場からすると値下げはできるだけ避けたいところですが、結論から言うと僕は頑なに拒むのではなく、可能な範囲で承ることを基本としています。ちなみにヤフオクでは一切受け付けていません(笑)
頑なに値下げを拒否するのはメルカリでは得策じゃないと思うんですよね……出品価格を安くしなければ売れなかったり、かえって利益を圧迫するような印象を受けます。
単に利益が薄くなっては本末転倒なので、あらかじめ値下げ交渉を見込んだ高めの価格設定にしておくなど柔軟に対応していくのが良いのではないかと。
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同一ジャンルの攻略
メルカリで売れるアカウントを作るには、同一ジャンルを攻めることも非常に効果的です。
たとえば、美味しいラーメンを食べようと思ったら「フードコート」より「ラーメン屋」に足を運ぶじゃないですか?
それと同じように、扱っている商品がバラバラの出品者よりも特定のジャンルを専門的に扱っている出品者の方が安心感を与えますし、出品リストの見ごたえもあります。
さらに言うと同一ジャンルを多数出品している方が
・リピーターがつきやすい
・売上が安定しやすい
・客単価が自然と高くなる
などといったメリットもありますね。
完全にすべての出品を同じジャンルで括れなかったとしても、割合を意識的に膨らませていくだけで反応は全然違ってきますので、こういった観点もぜひ取り入れてみてください。
参考までに、僕が今回新しくしたアカウントもすべて同じジャンルで出品しています。
こまめな再出品
先ほども軽く触れた通り、メルカリでは新たに出品された商品が上位表示されるため、売れない商品をいつまでも放置していても売れる可能性は下がるばかりです。
いいね!が多く付いているからといって長期間待ち続ける人も少なくないのですが、これまでの経験上、圧倒的に再出品した商品の方が売れていますし、こまめな再出品で上位表示させていくことはすごく重要だなと。
だからと言って1日の中で何度もおこなってしまうとペナルティを受ける可能性がありますので、その点には注意しながら出品するようにしていきましょう。これまでに、毎日再出品していて警告を受けたという事例は何度か耳にしました。
ちなみに僕は、3回値下げをおこなっても売れなかった場合に再出品するようなシステムにしています。
一度の出品ですべてが売り切れる、なんてのは幻想なんじゃないかと感じている次第です。
コメントでのコミュニケーション
コメント欄を上手に利用することも、ユーザーへ最適なアプローチをするために効果的な一手です。
・魅力的な情報を追記する
・質問に丁寧に対応する
など良い印象を与えるためにも有効ですし、そういったコミュニケーションを好むユーザーが多いのもメルカリの特徴ですよね。
出品者がしっかりとした対応ができる人なのか?といった部分は購入を検討するユーザーの懸念材料ではあるので、コメントには誠実に対応することをおすすめします。
また、プロフィールや商品説明などから「コメントしやすい空気感」を出しておくことも大事。妙にツンケンしていたり、やたらと縛りが多い人は明らかにコメントが少ないですから…。
コメント=購入ではないにせよ、実際にアクションをとってもらえるような施策をすることで購入率はアップしていきます。
メルカリで売れるための差別化のコツとして
ライバルチェックは当たり前
売れるためのコツを長々と書いてきましたが、すべては「差別化」のためといっても過言ではありません。
多くの出品者は他の出品者を参考にすることなく自分の中での正解だけで考えがちですが、ライバルはどう出品しているのかを知ることはかなり重要です。
たとえば写真の背景ひとつにしても、地面に置いている画像が多いなら自分は壁に立て掛けて取ってみるとか、色紙を敷いてみるといった戦略をとっていくこともできるじゃないですか。事実、背景色によって出品は目立ちます。
ただ、単純にド派手な色を採用すれば良いかというとそうでもなく。他のセラーが赤を使う中にこちらがビビットなピンクを差し込んでも、さほど目立ちません。
むしろこういう場合は黒の方が良かったりといったケースも想定できますよね?
他の出品者を見たうえで自分はどこに変化をつけられるか。
この視点は念頭に置いて進めていきましょう。
検索ユーザーになりきる
一番近い顧客は自分だというようなことが言われることも多いですが、実際に検索をするユーザーになりきって考えるのはかなりおすすめです。
「なぜこれが欲しいのか?」
「どういう出品が安心なのか?」
「どんな情報に惹かれるのか?」
「どういった要素が喜ばれるのか?」
といった顧客心理を考え、それを出品に反映させていくことができれば自ずと差別化はなされますし、上記で解説した出品のコツもこの根底があってこそ意味をなすこと。
表面的なノウハウだけを取り入れても売上は伸びるかもしれませんが、やっぱり地力を高めていくことが収益アップを目指す上で一番有効なのは間違いありません。
50万円の収益にしても、言ってみればユーザー目線に立って少しの工夫を施しただけです。
メルカリで売れる差別化は超簡単
こうやって「差別化」というと難しく考える人も多いですし、ニュアンス的にそう感じてしまうのは無理もないという気もします。
ただ、ことメルカリに関していうと全然そんなことはなくて、むしろ超簡単です。僕も特に難しいことは何もしていません(笑)
そう言える理由を結論からいうと、基本的にそこまで考えて出品している人が少ないからです。そもそも論なのですけど。
簡単に出品できる点がメルカリの売りでもあるため「とりあえず出してあとは価格勝負」という出品が大半だということ。販売戦略や競合分析などの視点を持っている人はごく少数なので、売れる出品をつくることはまったく難しくありません。
需要がある商品を扱っていることはもちろん前提としてあるものの、この記事で紹介している点をしっかり取り入れていくことで「売れない」という悩みは解消されるのではないかと。
メルカリの強みを最大限に活かしながら、堅実に収入を増やしていきましょう。
メルカリは高く売れるコツをつかもう
売れる出品を考えると、どうしても視点が「価格」に偏りがちです。もちろん「物」には価格が設定されていて「安いもの」を求める方がいるのも事実ではあります。
ただ、メルカリにおいては最安値で売る必要はまったくないなと僕は思っていて、事実としてこれまでに最安値で販売したことは一度もありません。
Amazonのように価格順でページ上に並んでしまうと別ですが、メルカリはそれ以外にもアプローチできるポイントがたくさんあるんですよね。とにかく値下げしか策がないのは本当にもったいないです…。
そういった傾向にあるのは自分が購入者のときに助かるのでそれはそれで良いのですけど(笑)出品する立場で言うと、安売りする前に改善できるポイントはいくらでもあるように思います。
どのみち「出品する」というアクションにかかる時間自体はさほど変わらないので、同じ時間をかけるのであれば最大限に利益を得る。
わかりやすく「時給」がアップするポイントですから、出品の参考にしていただけたら幸いです。